福島県のJR常磐線 竜田~富岡が6年7か月ぶり運転再開

福島県のJR常磐線 竜田~富岡が6年7か月ぶり運転再開
k10011184891_201710211216_201710211217.mp4
震災と原発事故の影響で福島県内で不通になっているJR常磐線は、21日、楢葉町から富岡町にかけての一部の区間で、6年7か月ぶりに運転を再開しました。
運転を再開したのは、福島県内のJR常磐線のうち、楢葉町の竜田駅と富岡町の富岡駅の間の6.9キロの区間です。

JR富岡駅では午前6時台から一番列車が発着し、早速、地元の住民や避難先から訪れた人たちが乗り降りしていました。
避難先のいわき市から富岡駅前の災害公営住宅に移り住んだ75歳の女性は、「運転再開の記念に友人らと竜田駅に行ってきました。駅も新しくなって、町の復興が進めばいいですね」と話していました。
富岡町出身で避難先のいわき市からボランティア活動のため訪れた高校3年生の男子生徒は、「まだ広い範囲で避難が長引いていることを考えると複雑な気持ちもありますが、町にはショッピングモールができ、電車も走るようになって、少しずつ前に進んでいくと感じます。将来は町の復興を担う人材になりたい」と話していました。

午前10時からは、津波の被害を受けて移築された富岡駅で運転再開を祝う式典が開かれました。
ホームでは到着した電車を大勢の人たちが旗を振って迎え、乗務員に花束が手渡されたあと、電車が竜田方面に折り返して行くのを見届けました。
このあと富岡町の宮本皓一町長があいさつし、「町へのアクセスが向上し、復興の後押しになることを期待しています」と述べました。

富岡町は原発事故に伴う避難指示がことし4月に町の大部分で解除されましたが、町内に住む人は先月末時点で住民票がある人の2.2%に当たる304人にとどまっています。

竜田駅と富岡駅の間では普通列車が1日11往復運転され、残る不通区間は富岡駅と浪江町の浪江駅の間のおよそ20キロとなります。
JRは平成31年度末までの運転再開を目指して除染や復旧工事を進めています。

福島県のJR常磐線 竜田~富岡が6年7か月ぶり運転再開

震災と原発事故の影響で福島県内で不通になっているJR常磐線は、21日、楢葉町から富岡町にかけての一部の区間で、6年7か月ぶりに運転を再開しました。

運転を再開したのは、福島県内のJR常磐線のうち、楢葉町の竜田駅と富岡町の富岡駅の間の6.9キロの区間です。

JR富岡駅では午前6時台から一番列車が発着し、早速、地元の住民や避難先から訪れた人たちが乗り降りしていました。
避難先のいわき市から富岡駅前の災害公営住宅に移り住んだ75歳の女性は、「運転再開の記念に友人らと竜田駅に行ってきました。駅も新しくなって、町の復興が進めばいいですね」と話していました。
富岡町出身で避難先のいわき市からボランティア活動のため訪れた高校3年生の男子生徒は、「まだ広い範囲で避難が長引いていることを考えると複雑な気持ちもありますが、町にはショッピングモールができ、電車も走るようになって、少しずつ前に進んでいくと感じます。将来は町の復興を担う人材になりたい」と話していました。

午前10時からは、津波の被害を受けて移築された富岡駅で運転再開を祝う式典が開かれました。
ホームでは到着した電車を大勢の人たちが旗を振って迎え、乗務員に花束が手渡されたあと、電車が竜田方面に折り返して行くのを見届けました。
このあと富岡町の宮本皓一町長があいさつし、「町へのアクセスが向上し、復興の後押しになることを期待しています」と述べました。

富岡町は原発事故に伴う避難指示がことし4月に町の大部分で解除されましたが、町内に住む人は先月末時点で住民票がある人の2.2%に当たる304人にとどまっています。

竜田駅と富岡駅の間では普通列車が1日11往復運転され、残る不通区間は富岡駅と浪江町の浪江駅の間のおよそ20キロとなります。
JRは平成31年度末までの運転再開を目指して除染や復旧工事を進めています。