大矢容疑者の事件を、少しずつはてなブログでも取り上げる動きが出てきました。
私は、この事件を知ってしばらく、首もとをギューッと何かにおさえつけられているような、そんな苦しさをずっと感じていました。
大矢容疑者が近くに住んでいなくてよかった。心からそう思いました。
猫が焼かれて、その痛みにじっと耐えている画像や、恐怖や苦しみのあまりに脱糞して発狂している姿の写真を見たときは、つらくて涙が止まりませんでした。
私はとても猫が好きですが、けして世の中にはそういう人ばかりではないのもよくわかっています。
しかし、わざわざエサでおびき寄せて、捕まえて熱湯をかけて皮をはいだり、苦しむ姿を見てそれを笑うというのは、あまりにも残虐性が高すぎます。普通の感覚からは逸脱している。
ただ殺傷するのではなく、ざわざわいたぶって、猫たちが苦しむ姿を見て喜んでいるのです。
このような人はあえてそういった嗜虐性を楽しんでいる。
そして、大矢容疑者の映像で快楽を得ているという人が全国に多数いるという現実に吐き気がしました。
怖いのは、容疑者本人は反省の色がまったくないことです。
法制度が変わって実刑が下ったり、その後も要注意人物としてGPSを埋め込まれたりしなければ、自身の快楽のために何度でも何度でも、再び猫を拷問死させる可能性が限りなく高い。
これは大変危険なことだと思います。
大矢容疑者にとっては猫が飼い猫かどうかなども関係ありません。
画像を見ましたが、大変きれいな毛並みの、家猫のような猫さんもいました。
けして野良だから殺していいわけではありませんがご自身の飼い猫がこんな目にあったら…という点で、全国の猫飼いさんは震え上がったと思います。
大矢容疑者に対しての実刑を求める署名が行われています。
私は、現在の法制度のありかたを変えて行かなければと思っています。
アメリカでは猫を数十匹殺した犯人が禁錮20年という判決を受けています。
日本では猫は器物扱いなので、このような重罪が言い渡されることはまずありません。
しかし、大矢容疑者のしたあまりに残酷な犯罪をみると、はたしてそれで良いのだろうかと思わざるをえない。
犯罪抑止のためにも法制度が変わらないとダメなのではないかと思っています。
最後に、なぜ大矢容疑者が捕まったのかというと、亡くなったかと思われていた猫さんのうちの1匹が、最後に猛反撃をして、大矢の腕に傷を負わせたからだそうです。
その傷が映像に写っていたものと同一だったことから逮捕に至ったそうです。
苦しみぬいて殺されて行った猫さんたちのために、祈りたいと思います。
おわり