基礎化粧品の1つである美容液って、肌にどんな役割を持っているかご存知ですか?
「なんとなく肌にいいことは知っていてみんな使っているから使うけど、肌にどういいかはわからない」
こんな方多いと思います。
今回はそんな今さら聞けない美容液の役割や種類、効果についてご紹介していきます。
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基礎化粧品の役割
化粧水・美容液・乳液の基礎化粧品にはそれぞれ肌にもたらす役割が決まっています。
基礎化粧品は主に【肌の水分補給をし、その水分を保ち逃さない】ようにする役割があります。
これを化粧水・美容液・乳液に当てはめると
- 肌の水分補給=化粧水
- 補給した水分を保つ=美容液
- 肌から水分を逃さない=乳液
ということになります。
つまりどれか1つでも欠けてしまうと、せっかくの肌につけた美容成分も肌へ十分に浸透しなくなるのです。
美容液とは?
化粧水・乳液などの基礎化粧品の種類の1つで、保湿成分や美白成分など有効成分が他の基礎化粧品よりも濃縮して配合されている化粧品のことをいいます。
どのくらいの成分量が含まれているかの定義は特に決まっておらず有効成分の配合量はメーカーによって異なるので、配合されている成分などをよく選んで自分に合ったものを使うことをおすすめします。
美容液は肌悩みに合わせて選ぼう!美容液の種類
美容液はどれを選んでもいいというわけではありません。
美容成分が濃縮して配合されているので自分の肌悩みに合わせて選んだほうが効果抜群なのです。
美容液は種類が多く販売されていますが大きく分けると
- 美白美容液
- 保湿美容液
- エイジングケア美容液
に分けられます。
美白美容液
美白美容液は紫外線によるシミそばかすを防ぐ成分が豊富に含まれる美容液です。
シミそばかすをつくるメラニンの生成を抑えて透明感のある健やかな肌へ導いてくれます。
ビタミンCなども多く含まれているのでニキビ予防にも効果があります。
美白美容液に配合される主な成分
・ビタミンC誘導体
ビタミンCの効果を安定して肌内部に浸透するように改良されたものがビタミンC誘導体です。
肌の老化を防ぐ抗酸化作用効果があり、他にも肌の新陳代謝の促進やハリを作るコラーゲンの生成を促す効果があります。
・アルブチン
シミやそばかすを作るメラニンが黒くなる原因のチロシナーゼの生成を抑えてくれるのがアルブチンの効果です。
紫外線を浴びてしまった後でも早めの対処であればメラニンの黒色化を防ぐことができます。
・トラネキサム酸
トラネキサム酸は必須アミノ酸の一種であるリシンを科学的に合成して作られた成分です。
メラニンの生成を抑えてシミ、そばかすを防ぎます。
・4MSK
4MSKは4‐メトキシサリチル酸カリウム塩といい、資生堂が開発した厚生労働省認可の医薬部外品有効成分です。
メラニン生成を抑え、シミができているところで発生している慢性的な角化プロセスの乱れに作用して溜まったメラニンを排出する効果を持ちます。
・プラセンタエキス
プラセンタはメラニンの生成を抑えシミ予防に効果があります。
また肌の新陳代謝を促進する効果が高いので古い角質を除去しハリのある健やかな肌へと導いてくれます。
保湿美容液
保湿美容液は保湿成分が豊富に含まれる美容液です。
保湿は肌にとってとっても大切なことなので、美白やエイジングケアでお悩みでない方は保湿美容液がおすすめです。
保湿美容液に配合される主な成分
・セラミド
セラミドは保湿成分の中でも特に効果が高い成分です。
肌の水分を保ち蒸発を防ぐ働きをしているのでうるおいを肌へ閉じ込めてくれます。
中でもヒト型セラミドは肌がもともと持っているセラミド成分とほぼ同じ構造でできてるので、肌にもやさしく保湿力・浸透力ともに高いのが特徴です。
・ヒアルロン酸
ヒアルロン酸はコラーゲンやエラスチンなどの真皮を構成する成分の隙間に存在し、肌の水分を保つ働きをします。
角質層のうるおいを保ってくれます。
・コラーゲン
コラーゲンはもとももは肌の真皮に存在し肌の弾力を保つ繊維状の成分です。
コラーゲンの分子は大きいので肌へ取り入れても真皮にまでは行き渡ることはありませんが、肌表面のうるおいを維持し保湿してくれる効果があります。
エイジングケア美容液
肌の加齢(エイジング)を手入れ(ケア)するエイジングケア美容液は肌にハリやツヤを与える成分が豊富に含まれる美容液です。
年齢によるハリの衰えなどが気になる方におすすめです。
エイジングケア美容液に配合される主な成分
・レチノール
レチノールはビタミンAの一種で小じわの改善に効果がある成分です。
肌内部の真皮層にあるコラーゲンを増やしてくれるので肌にハリができ小じわの改善が期待できます。
・コラーゲン
エイジングケアにもコラーゲンは欠かせません。
肌表面のうるおいを維持し保湿してくれる効果があるコラーゲンは紫外線による影響や年齢を重ねるとともに減少し不足しがちになるので、しっかりと取り入れることが重要です。
・コエンザイムQ10
コエンザイムQ10はユビキノンとも呼ばれており、もともとは心臓病の薬として使用されていたビタミンの一種です。
抗酸化作用があり肌の老化の原因である活性酸素を除去してくれ、細胞を活性化させてくれます。
・フラーレン
フラーレンは高い抗酸化力を持っておりその抗酸化力の強さは、ビタミンCの172倍とも言われています。
しわやシミなどの原因となる活性酸素を除去してくれます。
効果は高いのに低刺激なので敏感肌の方にもお使いいただけます。
美容液の使うタイミングは?
美容液成分が豊富に含まれる美容液。
どうせ使うのであれば1番効果が出るタイミングで使用したいですよね。
最初にご説明した通り美容液は肌に補給した水分を保ってくれる役割があります。
ですので1番使っていただきたいタイミングは【化粧水で肌に水分を補給したあと】となります。
化粧水で補給した水分を逃さず、さらに美容液の成分をしっかり浸透させることができます。
美容液を使った後は、その美容液成分が肌から出ていってしまわないように乳液やクリームでしっかり蓋をするようにしてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか ?
保湿や美白、エイジングケアなどの有効成分が濃縮されている美容液は健やかな肌へ導いてくれる必需品です。
自分の肌悩みに合わせて美容液を選んで綺麗な肌を目指してくださいね。
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