先日 荒波を見た後に
この↓長谷の海岸の近くにある 神社のお祭りを見て来たので
その模様をどうぞ。
何年か前から ずっと見て見たかったお祭り。
御霊神社。通称、鎌倉権五郎(ごんごろう)神社。
お祭りの9月18日は権五郎影政の命日という。
「面掛行列」
明治1年に面掛行列は御霊神社に移された。
この行列の由来は
①源頼朝の寵愛を受けた村娘が 子をもうけたので
娘の一族は頼朝の側に仕え、外出の際にお面をつけて守護した為 だとか、
②関東一円を束ねる長吏頭(非人のまとめ役)が極楽寺あたりに住んでおり
頼朝がその長吏頭の娘を孕ませてしまった、その詫びの印に
年に一度鎌倉の非人達に無礼講を許し、その時に始まった行列 ともいわれる。
身分が低いため、顔を見せることが出来ずに面をつけたとか・・・
「面掛行列」は「非人面行列」あるいは
「孕みっと行列」「孕みっとまつり」とも言った様だ。
「孕む」”はらむ”という言葉を使ったお祭りなんて 驚くなあ。
かつては血縁者が行列していたらしいけれど、
今は有志の集まりで行われているのだとか。
本殿前の鎌倉神楽(湯立神楽)は 人が多いので見るのは諦めたー・・・
今年は祭日に当たっているので 人が多いのだろう・・・
神社を出発して、有名な力餅屋の角を右へ曲がり、
星の井通りを面掛行列が通るので 見物人がいっぱい。
神輿、神職なども加わり、長い行列は星の井あたりでUターンして戻る。
先頭の猿田彦(天狗)
獅子頭・・・獅子舞の原型
爺(じい)、鬼(おに)、異形(いぎょう)、烏天狗(からすてんぐ)、鼻長(はななが)、翁(おきな)、火吹男(ひょっとこ)、福禄寿(ふくろくじゅ)、阿亀(おかめ)、女(とりあげ女)が並ぶ。
お面の色、表情が独特で、
見ていると頭の中が不思議な世界へ入っていく・・・・
メインのおかめ(孕み女=妊婦)と 取り上げ女(産婆さん)
おかめのお腹に触ると安産になると言われるそうだ。
・・・でも面掛けは全員男性だそうで(笑)
古そうな刀に 私の目は釘付け!
神輿の色も素敵だった~!
神輿の後に マイクで歌を歌うおじさま達・・・
(鎌倉天王唄)
♬ 私しゃ 鎌倉 荒波育ち 波も荒けりゃ 気も荒い
相州 鎌倉 けさ掛松は 幹は 枯れても 名は残る♬
・・鼻長って、なんだろう?はななが・・・・。
芥川龍之介の「鼻」の人、こんな感じ?(笑)
行こう行こうと思いながらすっかり忘れてしまったり、
雨天中止の年があったり。見に来られてよかった~♪
次回は湯立神楽を全部観たいなあ。
伊勢神宮にも奉納された神楽なんだそうだ。
そうそう、力餅屋さんでお土産に
面掛行列の主人公たちがモチーフの
福面饅頭を買った♪
行列全員では多いから、6個だけ。
(種類は選べないとの事で おまかせ。1個170円)
お気に入り面の おかめと鼻長が居な~~い!
あんこ苦手な私が あんこが美味しいと思った!(笑)
柿の葉の 色づき。
小鳥が見えて来る季節♬
昨日は、コゲラが木をつつく音が 乾いた空気にとても心地よかった。
今日は曇天。今夜の雨で秋がグッと深まりそうww