3 Lines Summary
- ・塾のホームページで、『子どもたちのやる気を引き出すプロフェッショナル』とアピール
- ・「脚をジロジロ見て、ナイスバディだね」「一番胸が大きいのは誰々だよね」
- ・「わいせつがひどかったので、一気に5人くらいが退塾」
「男は怖いものだと教えるためにやった」
教え子の女子中学生に、わいせつな行為をした疑いで、塾講師の山本賢治容疑者(40)が逮捕された。
事件が起きたのは山本容疑者が勤める埼玉県ふじみ野市の学習塾の教室。
山本容疑者は今年2月、教え子の女子中学生の顔を平手で殴るなど暴行を加えたうえ、後ろから体を触るなどした疑いがもたれている。
警察の調べに山本容疑者は、「体を触ったのは間違いないが、わいせつ目的ではなく、男は怖いものだと教えるためにやった」と容疑を一部否認している。
『子どもたちのやる気を引き出すプロフェッショナル』
20年ほど前から塾の講師を勤め、国語などを教えていた山本容疑者。
塾のホームページには、『子どもたちのやる気を引き出すプロフェッショナル。たとえ難しい内容でもお腹が痛くなるほど「大笑い」できて、気がついたら頭に入る、不思議な魅力たっぷりの授業を行っています。切れ味の鋭い授業、「わかりやすすぎる!」と評判の授業をぜひ一度体感してください!』と、笑顔の写真付きでアピールしている。
しかし、教え子の話からは、山本容疑者の異様な行動の数々が明らかになっている。
「ナイスバディだね、と」
元教え子たちは、「ショートパンツを履いていった時は脚をジロジロ見て、ナイスバディだね、と」「頭をポンポンされたり、腕をつかんできたり、本当に女の子と関わりたい、女の子としゃべりたい、話したいといった感じだった」と証言。
また、別の元教え子は、「授業中に避妊用具の生産量をいちいち出したり、このクラスで一番胸が大きいのは誰々だよねと言ったり」「触られた子はすごくいっぱいいる。答えを間違えた時に後ろからコチョコチョされたり、席に座ろうとした女子を後ろからギュッと抱きしめて、下半身を触りながら自分の膝の上に乗せる感じでした。止めてという感じになると、顎の下を猫をなでる感じでなでてきて、ひどい、本当にひどい。わいせつがあまりにもひどかったので、一気に5人くらいが退塾した」と、話した。
「わいせつがひどかったので、一気に5人くらいが退塾」
犯行時、塾の教室内は、2人きりだったということだが、以前から、山本容疑者は特定の女子生徒を呼び出し、2人きりになっていたという。
元生徒は、「授業後に相談聞くみたいな設定で、大教室に女の子1人と山本先生1人で話しているみたいな感じ」と話した。
警察はすでにこれらの内容を把握していて、くわしく調べを進めている。