神戸製鋼 工場で不正の隠蔽はかる JIS法違反の疑いも

神戸製鋼 工場で不正の隠蔽はかる JIS法違反の疑いも
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検査データの改ざん問題で、「神戸製鋼所」は20日夜、記者会見し、社内調査に対しアルミと銅製品を生産する工場で不正の隠蔽を図っていたことがわかったと発表しました。また子会社の工場が工業製品の安全性を示すJIS=日本工業規格の認証機関から立ち入り検査を受け、品質管理体制が規格を満たしていない疑いを指摘されたことなどを明らかにしました。
神戸製鋼は20日午後6時半から梅原尚人副社長が記者会見して、これまでの社内調査の内容を明らかにしました。

それによりますと、アルミと銅製品を生産する山口県の工場で、会社が問題を把握したあとの社内調査に対して、管理職など複数の従業員が検査データの改ざんを報告せず、不正の隠蔽を図っていたということです。
この不正の隠蔽は、内部通報で19日なって明らかになったとしています。

また、神奈川県にある子会社の工場が工業製品の安全性を示すJIS=日本工業規格の認証機関から立ち入り検査を受け、品質管理の体制が規格を満たしていない疑いがあると指摘されたことを明らかにしました。

子会社は、製品の強度などが社内の基準を満たしているようにデータを改ざんしていたということで、梅原副社長は、「製品はJISの規格は満たしているが品質管理の体制が不十分で、法令違反になると認識している」と述べ、会社として初めて、法令違反に当たるという考えを示しました。

さらに去年9月以前に出荷した製品で、JISの規格を満たしていないものがあるという指摘を認証機関から受け、確認を進めていることも公表しました。このほか新たに、「厚板」と言われる加工品を製造する子会社でも、検査を行わなかったりデータを改ざんしたりする不正が行われていたことも発表しました。

こうした事態を受けて、神戸製鋼は、外部の有識者などからなる調査委員会を新たに設置し、徹底的な原因究明と再発防止策を検討するとしています。

神戸製鋼の梅原副社長は「当社とグループ会社の不適切な行為について、お客様や取引先、そして株主の皆様に多大なご迷惑をおかけしていることを改めておわび申し上げます」と謝罪しました。

神戸製鋼 工場で不正の隠蔽はかる JIS法違反の疑いも

検査データの改ざん問題で、「神戸製鋼所」は20日夜、記者会見し、社内調査に対しアルミと銅製品を生産する工場で不正の隠蔽を図っていたことがわかったと発表しました。また子会社の工場が工業製品の安全性を示すJIS=日本工業規格の認証機関から立ち入り検査を受け、品質管理体制が規格を満たしていない疑いを指摘されたことなどを明らかにしました。

神戸製鋼は20日午後6時半から梅原尚人副社長が記者会見して、これまでの社内調査の内容を明らかにしました。

それによりますと、アルミと銅製品を生産する山口県の工場で、会社が問題を把握したあとの社内調査に対して、管理職など複数の従業員が検査データの改ざんを報告せず、不正の隠蔽を図っていたということです。
この不正の隠蔽は、内部通報で19日なって明らかになったとしています。

また、神奈川県にある子会社の工場が工業製品の安全性を示すJIS=日本工業規格の認証機関から立ち入り検査を受け、品質管理の体制が規格を満たしていない疑いがあると指摘されたことを明らかにしました。

子会社は、製品の強度などが社内の基準を満たしているようにデータを改ざんしていたということで、梅原副社長は、「製品はJISの規格は満たしているが品質管理の体制が不十分で、法令違反になると認識している」と述べ、会社として初めて、法令違反に当たるという考えを示しました。

さらに去年9月以前に出荷した製品で、JISの規格を満たしていないものがあるという指摘を認証機関から受け、確認を進めていることも公表しました。このほか新たに、「厚板」と言われる加工品を製造する子会社でも、検査を行わなかったりデータを改ざんしたりする不正が行われていたことも発表しました。

こうした事態を受けて、神戸製鋼は、外部の有識者などからなる調査委員会を新たに設置し、徹底的な原因究明と再発防止策を検討するとしています。

神戸製鋼の梅原副社長は「当社とグループ会社の不適切な行為について、お客様や取引先、そして株主の皆様に多大なご迷惑をおかけしていることを改めておわび申し上げます」と謝罪しました。