ペットが死んだらどうする?犬や猫の遺体の安置、葬儀方法などすべて解説します。
犬や猫などペットを長年飼っている方にとって、その存在は「家族」と言える大切な存在です。
ですが悲しいことに、多くのペットの寿命は長くても10~15年です。大切な存在の最期を看取ることは、ペットを飼った時に覚悟しなければならないことです。
近年ではペットの死を受け入れ、そして何より、大切なペットが安心して眠れるように、葬儀を行いしっかりと供養してあげるペット葬儀が主流となってきています。こうしたペット葬儀は送る側の気持ちも整理させ、ペットロスに陥ることを防ぐ意味もあります。
この記事では、遺体の安置や葬儀方法など、ペット葬儀の疑問を全て解説します。いつかは来るペットとの別れに備えて、ペットも飼い主自身も安心できるように、葬儀方法について考えておきましょう。
ペットが死んだときの安置方法
ペットが亡くなったら、まずはその遺体を葬儀まで安置しておく必要があります。安置の方法は下記を参考にしてください。
死後硬直がある
基本的に犬や猫などはなくなると、死後硬直が起こります。
季節や温度などによって、完全に硬直するまでの時間は変わりますが、亡くなったときからおおよそ2~3時間程度で硬直しはじめます。
もし目が開いたままの状態であれば、ティッシュなどを目の大きさに合わせて折り、まぶたとの間にかぶせるようにして閉じてあげましょう。
口が開いている場合は、布などを巻き口を閉じ、普段ペットが寝ているときの体勢にしてあげましょう。
棺の準備
ペットの遺体は棺に入れます。棺として必要なものは下記です。
遺体安置に必要なもの
・ペットの大きさより一回り大きい木箱や段ボール
・ドライアイスまたは保冷剤
・新聞紙やビニルシート
・バスタオル
まずは棺となる、ペットの遺体が入る大きさの木箱や段ボールを用意します。
遺体からは体液が出てくることもあるので、棺の底に新聞紙やタオルなどを敷きます。
次に、ドライアイスや保冷剤を棺に敷き詰めます。
長い期間自宅に安置する場合は、遺体の腹部にも保冷剤を当てておきましょう。
最近ではインターネットで火葬用の真空バッグが購入できます。
火葬業者によってはそのまま火葬することができます。
葬儀までにやるべきこと
ペットの遺体は夏場で1~2日、冬場で3~4日ほどなら自宅で安置することができます。ドライアイスを交換したり、真空バッグを利用した場合は1週間ほど安置することが可能です。
火葬を考えている場合は、この期間に一緒に火葬するものを決めておきましょう。ただし
金属製品やプラスチック製のものは一緒に火葬することができません。
また好物だった食べ物を入れる場合は、ビニールの袋に入れないようにします。
最近では、ペットの「お通夜」を行う人も増えています。お通夜は人間とほぼ同じように、線香を焚いたり、好物のお供えなどを行います。
ペットの葬儀方法3つ
ペットが死んだ後は、葬儀の方法を決めます。
葬儀方法には「火葬」「土葬」の2つがあります。また自治体へ依頼する方法もありますので、後述します。
土葬
最近は土葬をする場合でも、一度火葬してから埋葬するということが多いです。
火葬をしない場合は、深く穴を掘り、なるべく遺体が早く土に還れるようにしてあげましょう。また公園や河川敷にペットの遺体を土葬することは法律で禁じられていますので、自身が所有する敷地内に埋葬してください。
火葬
火葬には、「個別火葬」と「合同火葬」の2つがあります。
合同火葬の場合、他の遺体と一緒に火葬されるため、返骨ができません。
また個別火葬には「立ち会い個別火葬」「訪問火葬」「一任個別火葬」の3種類があります。
「立ち会い火葬」は、人間の火葬とほとんど変わらない流れで行われます。火葬後はお骨上げをして、骨壺に納骨します。
「訪問火葬」は移動火葬車で火葬することができます。24時間対応してくれる業者も多いで、夜遅くに亡くなっても相談することができます。
最後に「一任個別火葬」は、火葬を業者に任せてしまうもので、火葬の立会いができません。立ち会い個別火葬より安価で、参列者の拘束時間も短くなります。
またこれらの個別火葬は1体ずつ火葬するので、お骨上げや返骨可能です。お骨は即時返骨の場合と、2日ほど経ってから返骨のふたつのケースがあります。
ちなみにペット火葬の所要時間の目安は下記です。
・ハムスターや鳥などの小動物 火葬30分
・猫や小型犬 火葬50分
・中型犬 火葬90分程度
・大型犬 火葬120分程度
これらの火葬時間の他に供養などにかかる時間が1~2時間ほどかかります。また
火葬が終わると、ペットとの思い出を残すため、遺骨を収納できるメモリアル品を購入することもできます。
自治体に依頼する
自治体に依頼する場合、遺体は一般廃棄物としてゴミと一緒に処理されます。
火葬をペット火葬業者に依頼する場合、自治体に依頼するよりも料金は高くなります。
料金は業者によって違うため、どのくらいの費用がかかるのか確認しておきましょう。
火葬料金は体重によって変動する業者も多いので、ペットの体重を把握しておくことも大切です。
また、訪問火葬などの新しい方法の火葬を行う業者の中には悪徳な業者も存在します。誠実さを欠いた対応・不当な請求によるトラブルや、ペットの遺骨を不法投棄される恐れがあります。業者選びは慎重に行い、信頼できる会社へ依頼することをオススメします。いい業者選びのポイントとして、
1. 利用者の好意的な声がHPやインターネット上に掲載されていること
2. 電話応対がしっかりしていること
などが挙げられますので、依頼前にチェックしてみてください。
保健所での手続きについて
ペットが亡くなった後は死亡届を提出します。死亡届は、ペットが死んだ後、30日以内に提出しなければいけません。
届人は飼い主または家族で、提出先は登録してある市区町村の役場です。
死亡届にはペットの生年月日や性別、種類、登録年度、死亡した日にちなどを書きます。
ペットが死んだら仕事は休める?
飼い猫、飼い犬が死んだとき、遺体の安置や葬儀など、やらなくてはいけないことがたくさんあります。
しかし人間が亡くなったときは慶弔休暇を使い、仕事を休んで葬儀に参加しますが、ペットが亡くなった場合は、慶弔休暇は使えません。
どうしても休みたい場合は有給休暇を取るなどしましょう。
まとめ
愛犬や愛猫、大切なペットが亡くなることは、飼い主にとってはとても辛いことです。
ですが葬儀の準備を行い、しっかりと供養をすることでペットとの別れを受け入れ、見送ってあげることが大切です。こうすることで気持ちの整理もつき、ペットロスによるショックも軽減できるでしょう。
またペットが安心して眠るためにも、悔いなくお別れするためにも、葬儀の方法や、ペット葬儀の業者選びは慎重に行いましょう。
依頼できる業者や料金
依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「ペット葬儀」をご覧ください。