今春、息子が筑波大学附属駒場、灘、開成中学の受験に挑みました。いまの受験は机上の学びだけだと太刀打ちできない、と痛感させられました。息子の受験を通じて親として感じたこと、知ったことを紹介します。
筑波大附属駒場中学校(東京都世田谷区)のことし2月の入学者選考の学力検査(入試)には、扉のついた200個のロッカーを、100回開閉する問題が算数で出題された。「『開閉する』とは、ロッカーが閉まっていれば開け、開いていれば閉めることです」とあり、問題は次のように続く。
《1回目 すべてのロッカーを開ける
2回目 番号が2の倍数であるすべてのロッカーを閉める
3回目 番号が3の倍数であるすべてのロッカーを開閉する……
100回目 番号が100の倍数であるすべてのロッカーを開閉する》
ずらり並んだロッカーを思い浮かべる。まず、すべての扉を開ける。次に2、4、6……と偶数番号の扉を閉める。次は、3の倍数の扉の開閉。つまり、開いている3は閉め、閉まっている6は開け……。頭がこんがらがってきたが、肝心の問いはここからだ。
《100回目の操作が終わったとして、次の問いに答えなさい。
(1)番号1~10までの10個のロッカーのうち、開いているロッカーの番号をすべて書きなさい。
(2)99、100、101のロッカーは、それぞれ何回開閉されましたか。開けた回数と閉めた回数の合計を答えなさい。
(3)200個のロッカーのうち、開いているロッカーは何個ありますか。》
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