菅直人内閣が史上最高と思う人は立憲民主党へ

2017年10月19日 17:00

本日も朝食会で選挙情勢の分析を議論したが、希望の党を抜いて立憲民主党が第二党になる可能性が強まっているようだ。

それぞれの政党に長短はいろいろあるが、それにしても、希望の党は、保守派と左翼が挟み撃ちにして攻撃した結果、政党として崩壊寸前だ。私は、朝日新聞なんぞに持ち上げられても、必ず梯子をはずされると思っていたが、その通りになった。

立憲民主については、筋が通っているとかいう人もいるが、とんでもない。ツイッターで「民進党では当選できん」→「全員 希望の党へ (満場一致)」→「小池さんは日本のメルケル シンパシ-を感じる」→「ゴミはいらんと廃除される…」→「小池はクズだ」→「無所属出馬だ!」→「やっぱ無所属しんどい」→「立憲民主党旗揚げ」と書いている人がいたがもっともだ。

しかし、立憲民主についての「筋を通した」「可愛そう」というイメージは崩れるまでに何ヶ月かかかりそうだ。

枝野氏を官房長官に配した菅第2次改造内閣。このメンバーで3.11を迎えた(首相官邸サイト:編集部)

そこで、一般人に理解してもらう特効薬がないかといえば、ある人が、「菅内閣残党だ」と言ったらいいのではないかといったので、なるほどそうかと思った。

私は鳩山内閣や野田内閣に比べれば、まだしもまっとうだった気もしなくもないのだが、震災や福島原発事故への対応が上等だったとはいえないし、その後の自己弁護のための迷走はひどいものだった。

あのときの布陣である「菅直人首相・枝野幸男官房長官・福山哲郎官房副長官・辻元清美総理補佐官・長妻昭厚労大臣」が「菅直人最高顧問・枝野幸男代表・福山哲郎幹事長・辻元清美政調会長・長妻昭代表代行」と勢揃いだ。

このなかの一人と福島原発への対応について話したときも、ヘリコプターで福島へ飛んで現場で問題に取り組んだことを正しかったと胸を張っていた。私は、その学習能力のなさが心配である。

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八幡 和郎
評論家、歴史作家、徳島文理大学教授
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