日本ではプロ野球・Jリーグともに誤審を認めることがほとんどない。
明らかな誤審でも押し通してしまう審判が多いのだ。
しかし、メジャーリーグでは違うようで、誤審を認めた。
やはり真剣勝負である以上、もし誤審があったのなら素直に認めてほしいものだ。
スポンサーリンク
・問題の誤審
誤審があったのは、現地10月18日のナ・リーグ優勝決定戦シリーズ第4戦。
カブスVSドジャースの一戦で、打者のスイングを巡って誤審があったのである。
カブスが1点リードの8回1死1塁の状況で誤審が起こった。
ドジャースのグランダーソンがワンバウンドのボールをスイングした。
ここで空振り三振と判定されたのだが、ドジャースのロバーツ監督とグランダーソンが猛抗議。
ウルフ球審や他の審判と協議すると、判定を覆してファウルと改めたのだ。
・場内映像では触れていない
三振からファウルに覆ったわけだが、場内のスクリーンでは再生映像が流れた。
その再生映像を見る限り、バットはボールに触れていないのだ。
これにはカブスのファンは大ブーイング。
カブスのマドン監督もベンチから飛び出し猛抗議。
しかし、球審は映像を確認することもなく訴えを却下。
それでも食い下がるマドン監督に退場を命じたのだ。
・球審は誤審を認める
試合はカブスが1点リードを守り、シリーズ初勝利を獲得。
試合後、球審は「完全な間違いだった」と認めている。
これには「あっぱれ」ではないだろうか。
しっかりと自身の誤審を認めることは潔く素晴らしいことだと思う。
誤審をしたのだから悪いと考える人もいるだろう。
しかし、誰でも失敗はあるもので、プロでも失敗することはある。
だが、しっかりとミスを認めたのだから偉いだろう。
日本のプロ野球・Jリーグの審判にも見習ってほしいものだ。
・映像を見なかったのは致し方ない
誤審についてビデオを見ればよかったという声もあるようだ。
しかし、現状のメジャーのルールではストライク・ボールの判定にビデオ判定は不適用なのだ。
そのため、監督の猛抗議に対してビデオを見なかったのはルール上致し方ないのである。
逆に、ルールに沿った行動をしたのだから問題はない。
誤審になってしまったのは残念だが、しっかりと誤審を認めたことを考えれば責めることはできないだろう。
日本のプロ野球・Jリーグでも誤審があった場合には、しっかりと誤審を認めてほしい。
それがプロの審判なのではないだろうか。
スポンサーリンク