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長野

冬、駆け足 コハクチョウ飛来、美ケ原で初の降雪 

安曇野市内の田んぼで羽を休めるコハクチョウ=同市豊科南穂高で

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 十九日の県内は日中も気温が上がらず、最高気温が十一月上旬~十二月上旬並みの肌寒い一日となった。安曇野市豊科田沢の犀川白鳥湖には、コハクチョウの成鳥七羽が今季初めて飛来し、松本、上田両市などにまたがる標高約二千メートルの美ケ原高原はうっすらと雪が積もり、雪景色が広がった。

 「アルプス白鳥の会」によると、犀川白鳥湖へのコハクチョウの飛来は昨年より一日早く、例年並み。同会メンバーが十九日午前六時前、水面で羽を休めているコハクチョウを確認。近くの田んぼに移動して落ち穂をついばむなどしたという。

 同日は雨降りで、会田仁(まさし)会長は「天気が悪い日に飛来するとは思わなかった。初飛来が七羽というのも珍しい」と話した。

 コハクチョウの飛来は来年一月下旬がピークになり、昨年は、同白鳥湖と近くの御宝田遊水池付近に最盛期は約七百羽が飛来した。

美ケ原高原の王ケ頭ホテル前にはうっすら雪が積もった=松本市入山辺で

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 一方、うっすらと雪が積もった美ケ原高原。王ケ頭ホテルなどによると、今季初の降雪で、十八日夜から降り始め、三センチほど積もったところもあった。

 同ホテル主催の写真教室に夫婦で参加していた埼玉県幸手(さって)市の金子松美(まつみ)さん(72)は「地面が白一色になり、所々に生えている高山植物が際立って美しかった」と語った。

 (川添智史、野村和宏)

 

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