こんにちは!神田です。
最近ふたりしてだれています。
大好きなオーストリア。でもさすがに長い。
去年から合わせるとすでにこの小さな国に5ヶ月。
見る場所は見たし、自然も満喫。
贅沢なことを言ってるのは重々わかってるんですが、この先の移動が楽しみで仕方ないです!!!!
11月13日、インドに飛びます!
ひさびさのインド!!
おわり
2017年10月2日(月曜日)
【オーストリア】 バーデン
この人、髪の毛が落ちないようにするネットのキャップいらないと思う。
この人も。
俺から何も落ちなくない!?って思ってるやろうな…………
規則は規則ってことですね。
そういうとこ嫌いじゃないです。
インドの屋台とか行ったら、お金とか壁とか触りまくってる人がその汚れた手で食べ物を素手でよそって渡してきます。
そして代金を払うと、液体のついた手でお釣りを返してくれます。
絶対トイレで手とか洗ってない。
鍋とか5年くらい洗ってない。
でもカレー美味しい。
ていうかヨーロッパでも、スーパーのお肉の量り売りコーナーで気になることがあります。
これくださいって言うと、スタッフさんがゴム手袋してお肉をつかんで切り分けてくれます。
素手じゃないのはさすが先進国。
でも、そのお肉をつかんだベトついたゴム手袋のままでビニール袋を広げてお肉を入れて渡してくるんです。
惜しい。
そのビニール袋、肉汁ついてるやんってなる。
かと思うと、この前トイレ行ったらお兄さんが洗面台で手を洗ってて、ソープもつけて入念に手を洗ってました。
ヨーロッパの人ってちゃんとソープつけて手を洗います。
その後、ペーパータオルで手を拭いた兄さん。
しかし兄さんはそれを捨てず、ペーパータオルを持ったままドアの手すりを掴んで押し、外のゴミ箱にペーパータオルを捨てていた。
潔癖ですね。
でもその気持ちめっちゃわかる。
トイレのドアの手すりって汚れてますからね。
僕もなるべく触れないように、肘とかで押してドアを開けます。
引くドアの時は、めっちゃ上のほうとかを指1本で引きます。
結構潔癖です。
そしてもうすぐインド。
インドで屋台ご飯。
もはやウンコついてるレベルです。
でもカレー美味しい。
さてさて、2週間シャワー浴びてない原人が車内から登場でございますよ。
「フミ君ー!!そろそろキノコはえる!!」
「キノコふおおおおおうう!!!そうやね!!いくら寒くて汗かかなくてもさすがにそろそろシャワー浴びよう!!どっかでキャンプ場探さないとなー。」
気温は10℃以下。
もうペットボトルシャワーは無理。
でもこのレオーベンの近郊にはキャンプ場ないんだよなぁ。
これから山の中に入っていくので、そっちのほうで探すかな。
ここはウィーンの南にある町、バーデン。
お気に入りの大好きな町。
いつもの工場団地の中で目を覚まし、ゆっくり準備してご飯を食べ、マクドナルドでコーヒーを飲んだらバーデンの町にやってきた。
無料の駐車スペースに車を止めて、ギターを担いで中心部向かうと、広場の真ん中で今日も美しい白亜の塔が青空にそびえていた。
いいなぁ、やっぱり路上は美しい町でやりたいもの。
それだけでいい歌が歌えそうな気がするよ。
いつもの定位置であるスパー前に行ってみると、黒人の新聞売りさんがいた。
あ、今日は仕事の日なんだ。
ハーイ、調子はどう?今日はどれくらい立ってる?って聞いたら、あと1時間くらいかなーと言う兄さん。
相変わらずフレンドリーで明るい笑顔をして、すごく感じのいい兄さんだ。
それじゃあ他の場所でやってるねー、と違う場所を探して歩き、ちょっと人は少ないけど裏のほうの教会通りでやることにした。
向こうのベンチにジプシーらしき兄さんが座っていて、横にアコーディオンらしきサイズの箱を置いているのが少し気になるけど、今のところ休憩中っぽいので大丈夫だろう。
よーし、それじゃあ今週も張り切って頑張るぞー。
「あら、あなたたち、今はまだシエスタの時間よ。お昼は演奏はダメなの。15時からならいいからね。」
ギターのチューニングをしようとしているところに、上品なおばさまが話しかけてきた。
あっ!そうなんだ!!
この町もお昼の演奏禁止時間があるんだ!!
うおー、この前その時間帯にやってて何も言われなかったから知らなかったわ。
なるほど、向こうのジプシーの兄さんも15時まで待ってるところなんだな。
そういうことならばと俺もそこらへんのベンチに座って野良ワイファイでランキングのブログ読んだりして時間を待つことに。
そして15時とともに即スタート。
したんだけど、
なんだか気分がブルー。
歌いながら色々考えてしまう。
落ち込んでる、というほどではないんだけど、なんか心が塞いでいる。
声は出てる。
いい声出てる。
でも心がついていかない。
でもチップは入る。
あれ、なんでだろうって思いながらも、チップを入れてくれる人の笑顔と嬉しい言葉でなんとか奮い起こす。
そんな時はあんまりチューニングがうまくいかない。
チューニングの乱れは心の乱れだ。
どうしてもチューニングが合わなくて、いつもの半分の曲数で1時間が経ってしまう。
新曲もずっとできてない。
テーマはあるけど、固まらない。
なんとかしなきゃって思うけど、そんなに追い詰められてるのも嫌だ。曲は勝手に出てくるのを待ちたい。
曲を作る人間は、作るのをやめたら、なんだか自分の中に吐き出したいものが溜まっていくような、悪いことをしているような鬱憤が積もっていく。
それが、曲が出来るとフワーっと解消される。
ずっとそれを繰り返してる。
もうだいぶ溜まり溜まってるなぁ………………
いかんなぁ。
路上を終えて寝床に移動した。
荷物を整理して、車の中でギターを弾く。
狭っ苦しくなるけど、俺が練習したりすることにカンちゃんは文句は言わないでいてくれる。
あー、良い曲作りてーなぁ…………
潔癖がヨーロッパで思うこと
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