【第二報】日産自動車株式会社の車両製作工場の完成検査に係る不適切な取扱い及び株式会社神戸製鋼所の性能データ改ざんに関連する認証について

2017年10月19日
公益財団法人 日本適合性認定協会

 

1.日産自動車株式会社における品質マネジメントシステムの認証について

10月12日までに、本協会に報告のあった本協会認定下の品質マネジメントシステム認証は次のとおりです。いずれも一般財団法人 日本ガス機器検査協会 QAセンターが認証しています。本協会では、当該の認証機関に対して、対応の報告を要請し、当該機関は自らの定める方針と手順に則り対応を行っていることを確認しております。

①日産車体株式会社 生産部門 ISO 9001:2015 (JIS Q 9001:2015)
    (日産車体(株)湘南工場、日産車体(株)九州工場、日産車体(株)京都分室)
②日産自動車株式会社 追浜工場 ISO 9001:2008 (JIS Q 9001:2008)
③日産自動車九州株式会社 ISO 9001:2008 (JIS Q 9001:2008)
④日産自動車株式会社 栃木工場 ISO 9001:2008 (JIS Q 9001:2008)

 

2.株式会社神戸製鋼所における品質マネジメントシステム認証について

同社に関する一連の報道、同社によるプレスリリースをもとに、本協会では、本協会の認定先である全てのマネジメントシステム認証機関に対して、同社及び関連会社について、認証との関連、認証の有効性についての確認を要請いたしました。対応については一部既に報告を受けております。それぞれの認証の状態については、認証機関から報告を受けて、公表いたします。

本協会では各認証機関によって全ての対応が終了した時点で、当該の認証機関の対応及びそのプロセスについて、認定基準に適合し、適切に執り行われたかを確認いたします。

なお、次の認証については、認証機関から報告を受け、当該認証範囲に含まれる製品については、報道事案の対象外であることを確認しております。

・株式会社 コベルコ科研 JIS Q 9001:2008(ISO 9001:2008)
・株式会社 コベルコ科研 LEO事業本部 JIS Q 9001:2008(ISO 9001:2008)

 

3.認証の有効性に関する情報の入手方法

認証の状態(有効、一時停止、取消しなど)については、認証の発行者である認証機関が情報を提供する義務を負っております。情報の提供方法は、ウェブサイトでの公表、要請に応じて個別に提供など、認証機関の方針・手順によって異なります。

なお、認定基準(JIS Q 17021-1:2015及び関連する文書)上、認証機関は、認証の状態については要請に応じて情報を提供することと定められておりますが、その状態に至った理由や、審査内容などについて情報提供を行うことは要求されておりません。

認証の状態については、本ウェブサイトにおいても機関からの報告を受けて情報提供を行う予定ですが、最新の情報を確認されたい場合は、個別に認証の発行者である認証機関のウェブサイトで確認されるか、当該認証機関に直接お問い合わせください。認証機関とその連絡先については次の方法でお調べいただけます。

本協会ウェブサイトのホームページ右の「適合組織検索」バナーをクリックすると、検索ページに移ります。
検索欄に目的の組織名を入力して検索します。
検索された組織の認証情報ページに、認証の発行者である認証機関名が表示されます。
その機関名をクリックすると機関の概要ページに移り、連絡先をご確認いただけます。

 

4.本協会の今後の対応

本協会では、認定基準に従って、両事案に係る各認証機関による対応を通して、当該機関が継続的に認定基準を満たし、認証を行う能力をもつかを適切かつ適時に確認してまいります。 あわせて、株式会社神戸製鋼所の事案に関連する品質マネジメントシステム認証が追加で確認された場合、該当する認証に係る対応状況について、本ウェブサイトで報告いたします。

 

以上

 

本件に関するお問い合わせ先
公益財団法人 日本適合性認定協会
認定センター CB
E-mail. info-cb@jab.or.jp
Tel.03-3442-1214 Fax.03-5475-2780

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