ホンダの「スーパーカブ」1億台生産達成で記念式典

ホンダの「スーパーカブ」1億台生産達成で記念式典
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大手自動車メーカー「ホンダ」の創業者、本田宗一郎氏が開発を指揮し、およそ60年にわたって世界中で販売されているオートバイ「スーパーカブ」が今月、生産台数1億台を達成しました。これを記念してスーパーカブを生産している熊本県の工場で式典が行われました。
昭和33年に発売されたホンダのオートバイ、スーパーカブは、160を超える国や地域に普及し今月、オートバイでは初めて世界生産1億台を達成しました。

これを記念して熊本県大津町にあるホンダの工場では、八郷隆弘社長をはじめ関係者およそ1000人が出席して式典を開きました。

会場では国内外に普及するスーパーカブの歴史がまず映像で紹介されました。
そのあと八郷社長が「60年近く前の商品がいまだに若さをたもって世界中から愛されているのは、本当にすごいことです。カブのように愛されるものを作れるよう、志を1つにしてチャレンジしていきたい」とあいさつしました。

スーパーカブは国内の販売が減り、中国の工場に生産が移っていましたが5年ぶりに熊本工場で生産を再開することが19日、合わせて発表され、最新型のモデルと製造ラインも公開されました。

式典後、ホンダの八郷社長は「創業者の思いがこもったモデルがいまも残っていることは本当に感慨深い。次の1億台の達成に向け力を合わせて頑張っていきたい」と述べました。
昭和33年に発売されたホンダのオートバイ、スーパーカブは、160を超える国や地域に普及し今月、オートバイでは初めて世界生産1億台を達成しました。

これを記念して熊本県大津町にあるホンダの工場では、八郷隆弘社長をはじめ関係者およそ1000人が出席して式典を開きました。

会場では国内外に普及するスーパーカブの歴史がまず映像で紹介されました。
そのあと八郷社長が「60年近く前の商品がいまだに若さをたもって世界中から愛されているのは、本当にすごいことです。カブのように愛されるものを作れるよう、志を1つにしてチャレンジしていきたい」とあいさつしました。

スーパーカブは国内の販売が減り、中国の工場に生産が移っていましたが5年ぶりに熊本工場で生産を再開することが19日、合わせて発表され、最新型のモデルと製造ラインも公開されました。

式典後、ホンダの八郷社長は「創業者の思いがこもったモデルがいまも残っていることは本当に感慨深い。次の1億台の達成に向け力を合わせて頑張っていきたい」と述べました。

熱心なファン「バイクと会話している気分に」

スーパーカブには多くの愛好家もいます。
100人以上の愛好家グループ「水戸藩カブ」のリーダー阿久津尚さん(82)は、およそ40年前に通勤用として初めてスーパーカブを購入しました。今は13台を所有する熱心なファンで、「独特のエンジンの振動が心地よく、乗っているとバイクと会話をしている気分になります。デザインも合理的で、美しく、工芸品のようです」と話していました。

また世界生産1億台を達成したことについては「人々の生活をよくしたいという本田宗一郎氏の魂がこもった製品の生産が続いているのは本当にうれしいです」と話していました。

スーパーカブといえば…

スーパーカブといえばそば屋さんの出前や郵便配達などでおなじみのオートバイです。出前の人が左手でそばを持ちながら運転できるようにと、左側にあるのが普通だったウインカーの操作レバーを右に移したほか、手を使わず足だけでギアのシフトチェンジができるシステムも導入しました。

創業90年を超える東京・大田区の老舗そば店「兵隊家」では、発売当初から出前にスーパーカブを使ってきました。
この店では、スーパーカブの発売直後、広告用の写真撮影も行われました。当時は出前に自転車を使う店が多く広告では、出前のスピードがあがり、そばものびないとアピール。広告は見事に当たり、全国のそば屋さんを含めおよそ4000軒の商店から、注文が寄せられたということです。

スーパーカブが1億台の生産を達成したことについて店のおかみの河高利子さん(73)は撮影当時を振り返りながら「ゆかりある乗り物が多くの人に愛されてうれしく思います」と話していました。

ホンダの「スーパーカブ」1億台生産達成で記念式典

大手自動車メーカー「ホンダ」の創業者、本田宗一郎氏が開発を指揮し、およそ60年にわたって世界中で販売されているオートバイ「スーパーカブ」が今月、生産台数1億台を達成しました。これを記念してスーパーカブを生産している熊本県の工場で式典が行われました。

昭和33年に発売されたホンダのオートバイ、スーパーカブは、160を超える国や地域に普及し今月、オートバイでは初めて世界生産1億台を達成しました。

これを記念して熊本県大津町にあるホンダの工場では、八郷隆弘社長をはじめ関係者およそ1000人が出席して式典を開きました。

会場では国内外に普及するスーパーカブの歴史がまず映像で紹介されました。
そのあと八郷社長が「60年近く前の商品がいまだに若さをたもって世界中から愛されているのは、本当にすごいことです。カブのように愛されるものを作れるよう、志を1つにしてチャレンジしていきたい」とあいさつしました。

スーパーカブは国内の販売が減り、中国の工場に生産が移っていましたが5年ぶりに熊本工場で生産を再開することが19日、合わせて発表され、最新型のモデルと製造ラインも公開されました。

式典後、ホンダの八郷社長は「創業者の思いがこもったモデルがいまも残っていることは本当に感慨深い。次の1億台の達成に向け力を合わせて頑張っていきたい」と述べました。

熱心なファン「バイクと会話している気分に」

スーパーカブには多くの愛好家もいます。
100人以上の愛好家グループ「水戸藩カブ」のリーダー阿久津尚さん(82)は、およそ40年前に通勤用として初めてスーパーカブを購入しました。今は13台を所有する熱心なファンで、「独特のエンジンの振動が心地よく、乗っているとバイクと会話をしている気分になります。デザインも合理的で、美しく、工芸品のようです」と話していました。

また世界生産1億台を達成したことについては「人々の生活をよくしたいという本田宗一郎氏の魂がこもった製品の生産が続いているのは本当にうれしいです」と話していました。

スーパーカブといえば…

スーパーカブといえばそば屋さんの出前や郵便配達などでおなじみのオートバイです。出前の人が左手でそばを持ちながら運転できるようにと、左側にあるのが普通だったウインカーの操作レバーを右に移したほか、手を使わず足だけでギアのシフトチェンジができるシステムも導入しました。

創業90年を超える東京・大田区の老舗そば店「兵隊家」では、発売当初から出前にスーパーカブを使ってきました。
この店では、スーパーカブの発売直後、広告用の写真撮影も行われました。当時は出前に自転車を使う店が多く広告では、出前のスピードがあがり、そばものびないとアピール。広告は見事に当たり、全国のそば屋さんを含めおよそ4000軒の商店から、注文が寄せられたということです。

スーパーカブが1億台の生産を達成したことについて店のおかみの河高利子さん(73)は撮影当時を振り返りながら「ゆかりある乗り物が多くの人に愛されてうれしく思います」と話していました。