- トップ
- 中小・ベンチャーニュース
- 記事詳細
[ 中小・ベンチャー ]
(2017/10/18 05:00)
エメラス(大阪市北区、小久保芳典社長、06・6809・3930)は、5年間保存できるおにぎり「5年保存おにぎり(醤油味)=写真」を、備蓄用の非常食として地方自治体や企業の保存食などの業務用市場向けに本格販売する。炊いた状態の米飯を無菌状態に保つ技術を開発したことで長期保存を実現した。今後量産体制を整え、大口需要に対応できるようにする。
コメを一定の条件で炊飯し、特定の酵素を混ぜておにぎりの形に成形する。4層の酸素を透過しないアルミニウムパウチ袋で包装し、再度高温焼成した後に脱酸素剤を用いて袋内を窒素ガスで満たし、長期保存できるようにした。
おにぎりの状態で保存するため、袋を開けてすぐに食べることができる。従来のアルファ米による長期保存おにぎりは、水やお湯でもどす必要があった。
同社はこれまでに、パンを、アルミパウチ袋で長期保存する技術を開発し、全国の自治体や企業向けに販売している。自治体などからおにぎりを備蓄したいという要望が強く、3年かけて開発した。
(2017/10/18 05:00)