Arcade Cabinet

自作したゲームコントローラを紹介します

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 メガドライブ版「ダライアス 26体戦えますか?」 の動作確認・難易度調整は自分の独自判断ですが無事終了しました。

 

 でも、最近何か物足りない…。

 

 

 ブログタイトルは「Arcade Cabinet」。

最近プログラミングに夢中になっていて、「レトロゲームを専用筐体で遊ぶ!」という自分の信条をすっかり忘れていました。

専用筐体を作らないと!!早速行動開始です。

 

<筐体の主な仕様>

1、14インチブラウン管

2、RGB21ピン入力(スーパーファミコンやプレステも接続可能)

3、スピーカー内蔵、可能なら振動ユニットも内臓

4、本体上部に、メガドライブを設置(ACアダプターも2個設置可能。メガCDや32X接続も接続したいため)

5、コントロールパネル(ジョイスティック+4ボタン)

6、可能な限りコンパクトに

以上の仕様を基に設計しました。

 

 まず設計です。筐体作成は設計が全てです。筐体制作にに必要な時間の8-9割を設計に費やしています。筐体のデザインは、ブラウン管の形に影響されますが、今回もやはりダライアス筐体をモチーフに設計しました。

 

コントロールパネルです。3ボタン+スタートボタン構成です。

 

 以外と難しいのが、エスカッション(モニタの枠)です。ブラウン管の曲面に合わせる必要があります。

 

 こんな感じで、まず全体像を設計、その後細部を設計します。細部設計時に、パーツが入らないなどの不具合が発生したら、設計の全体を再度見直します。

 

<材料の調達>

 近所のホームセンターに行って  MDF5.5mm厚を購入

 

 レーザー加工機で加工可能なサイズ  600x400mmのサイズにカットしてもらいます。

 

 ジョイスティックとボタンはセイミツ製のものを購入。

 

 8cmフルレンジスピーカー2個、25mmツイーター2個、バスシェーカー1個(振動用)の5スピーカー構成で設計。

  スピーカー作りは詳しくないのですが、ダライアスの重厚な音楽を再生するには高音域用のツイーターと低音再生ユニットが必須です。

 

 もう新品は購入できないと思っていた  RGB入力可能な14インチブラウン管ですが、ネットで調べてみると、mobilt-accessory-netで購入可能でした。業務用ゲーム基板専用で、家庭用ゲーム機のRGB21ピン入力の信号は直接表示できず、ビデオアンプが必要でした。完売後の再入荷はないとの事なので、必要な方は今のうちに購入しておいたほうが良いのではないかと思いました。新品なので当然ですが、画面の焼けはありません。

 

<木材・アクリルのカット>

 レーザー加工機がプリンター感覚で5.5mmの木材をカットしてくれます。アクリル板もカット。

 

 PC上で、きちんと設計したつもりでも、組み立てるとパーツが別のパーツと干渉して入らないなどの、設計ミスをよくします。部品を組み立てる前に問題ないか確認しています。

 

<組み立て>

 まず、側板を組み立てメインであるブラウン管を装着します。ブラウン管に付属している金属のフレームは全て外して、ブラウン管と基板のみを組み込んでいます。

 側板は5.5mmのMDFを3枚を木工ボンドで接着します。側板の製作で特に気を使いたいところは、板の端面の処理です。

 

 側板の端面の中心部に専用のトリマーで、Tモールをはめ込むための溝を彫り込みます。Tモールは製作の最後段階で装着します。

 

 エスカッションの製作です。まず木材をカット。

 

 木工ボンドで接着。

 

 装着してサイズに問題ないか確認します。バッチリです。

 

 黒に塗装したら、結構それっぽくなります。

 

 

 一通り仮組みをしたところです。

 なんかカッコ悪い…。スピーカーの位置が…。

 

気を取り直して、再設計。

 

 フロント面には小さなツイータのみを設置

 

 黒で塗装し、Marqueeを設置すると、良い感じになってきました。

 

 後ろ側です。ブラウン管がギリギリ入る設計です。

 ブラウン管の後ろ側の隙間を利用して、8cm大のフルレンジスピーカーを設置。密閉式である程度の容量を確保できました。

 前面のツイーターとスピーカーの向きが反対なので、逆位相に接続した方が良いのでしょうか。

 

 防磁型のスピーカーユニットですが、ここまでブラウン管に接近していて画像に影響はないのか?まあ個人の趣味なので、何かあっても自己責任とします。

 スピーカーボックは空気の漏れがないようにし、筐体の側板にネジでしっかり固定しています。吸音材も入れました。

 

 ギリギリのサイズの設計です。2mm小さければブラウン管を装着できませんでした。

 ブラウン管の調整用パネルを後面に設置し、後から微調整できるようにしています。

 

 スモークガラスとエスカッションを固定するパーツなど全てレーザー加工機で作ります。

 木材の固定はスピーカーボックス以外はすべてネジどめです。後から分解できるようになっています。側板の凹みに、凸にしたパーツをはめ込んで固定しているので、しっかり固定できます。

 

 筐体の上面前側にアンプを設置します。

 

 上から見た所です。配線はこれから整理します。ブラウン管の横にスピーカーボックス。

 

 プレイ中に音量を調整できるようにパネル面を筐体前面上部に出しています。

 

 電源やRGB21ピン入力端子を設置。ビデオアンプ回路を通しています。ブラウン管には高圧の電流が流れているので感電に注意!

 

 コントロールパネルは、PROCO用とTIAT用の2個製作。ネジ固定で交換可能です。白はビニールシートですが、赤と青のパーツは塗装です。

 

 

 振動用に今回初めてバスシェーカーを使ってみました。本体底面に、小型のバスシェーカーを装着。

 底板全体が振動する設計ですが、ブラウン管や基板は振動すると良くないのでは?と思いますが、これも趣味なので自己責任とします。重低音が聞こえるというよりは、かなりビリビリきます。

 

 筐体上面にメガドライブを乗せ接続したところです。

 モニタ・スピーカー・メガドライブ本体通常なら電源タップが必要ですが、本体上部に電源を持ってきているので、配線スッキリです。32Xで遊ぶ時も大丈夫なように、電源は2個用意しました。

 

 遊べる状態まで、完成したところです。

バスシェーカー装着で振動+重低音、更にツイーターのおかげで FM音源の高音域の金属音が良い感じに聞こえています。

 

 1週間前にプリントスタジオさんに注文していた、SideArt(筐体側面のイラスト)が届きました。短期間で完成できるよう、外注する必要がある塩ビシートや、スモークガラスは最初に注文しました。

 

 少し大きめにカットして、慎重に貼ります。

 

 塩ビシートはドライヤーの熱で伸びるので、板の端面に折り込みます。あまり強く引っ張ると破れます。

 

 余分な部分をカッターでカットします。

 

 最初にトリマーで作った溝に、Tモールをはめ込みます。ゴムのトンカチで軽く叩きながらはめ込みます。

 

完成!!!

 

<完成像>

タイトル

 

側面

 

コントロールパネル

 

正面

 

後ろ側(メガドライブ設置)

 

全体

 

<まとめ>

・製作期間:設計から完成まで約2週間

・サイズ:495x373x496mm(高さx幅x奥行き)

・重さ:22kg

・製作費用:

 大まかに材料費を計算してみました。送料・税込の価格で10円の桁は繰り上げて100円単位で計算しています。結構かかってますね。受注生産するとして、設計料や組み立て作業などの人件費、さらに動作保障などの検証など考えたらおそらく20万円ぐらいにしないと、商売になりそうにないです。(すいません商売については全くの素人なので適当なことを言ってます。最近海外の方から購入のご相談があったので気になって計算してみました。個人の趣味での活動なので当然販売はしないです。)

 

<ゲームレジェンド27に向けて>

 今回はPROCOとTIAT用2台同時に製作しました。

2017年11月12日の埼玉県川口市で開催される「ゲームレジェンド27」でプレイアブルな状態で展示予定です。興味のある方とたくさんお話ができればと思っております。

 

 当日、ゆずもデザイン様より新刊、初代『ダライアス』30周年記念ファンブック D3O【デー・スリー・オー】が発売されます。とても楽しみですね。

 宜しくお願いします。

 

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