【艦これ】'17夏イベ反省・後編~駆り立てるのは野心と欲望、横たわるのは沼とガバ
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【艦これ】'17夏イベ反省・後編~駆り立てるのは野心と欲望、横たわるのは沼とガバ

2017-10-19 17:00
  • 4
更新履歴
  • 2017/10/19 初版投稿

はじめに

本記事は前後編記事の「後編」です。中編はこちら↓
http://ch.nicovideo.jp/usi_930/blomaga/ar1339679
ご注意
概要
・後編は「E7甲」を中心としたイベントのおさらいです
・この記事は 「攻略目的の記事」ではなく「イベントを振り返る読み物」です。
 
そのため「とても長い」です。

本記事の主旨
・ランカー装備を持たない
・ケッコン艦が1桁
・増設穴や女神/ダメコン等の課金に消極的
・資源やバケツをカンストしてない
・やり残した出撃任務が結構ある
辺りの中級・中堅提督が「甲難度のイベント海域を沼らずにクリアする」為に、
必要な準備とアプローチ、今後に役立ちそうな知識、
やってはいけない「べからず集」等のまとめです。

本記事の主なターゲット
・上記のような「中級・中堅提督」
「これから甲難度を目指そう」とする人
「甲難度でクリア出来たけどギリギリ」だった人
・惜しくも「甲種勲章を取り逃した」
辺りには刺さる事が多いかも。逆に、
ランカー常連様
戦果稼ぎこそが全てという考えの方
自分が必要と思わない物は他の提督にも必要無いとお考えの方
長い文章を読むとイライラする方
という方は読んでも得るものが少ないと思われます。

これらの前提をよく読んで頂き、合わないと感じたらブラウザバック推奨です。
※どうしてもやや効率重視な記事になりますが縛りやこだわりは全てに勝ります
※基本的に「レア艦掘りでの沼」は考慮してません


INDEX
※ブロマガではページ内リンクが使えない点ご了承ください

Prologue -E4甲における沼-
Chapter 1 -僕に女神を使えというのか-
Chapter 2 -すくいきれないもの-
Chapter 3 -駆り立てるのは野心と欲望、横たわるのは沼とガバ-
Chapter 4 -Case Study~誰も僕を責めることはできない-
Chapter 5 -欺き欺かれて-
Chapter 6 -手を取り合って-


Chapter 3-駆り立てるのは野心と欲望、横たわるのは沼とガバ-


ガバ実例と沼実例
ここからは実際にE7甲で観測された、ガバ実例や沼実例を紹介したい。
上で出ていた話を関連したガバ実例もあるがご了承頂きたい。
毎回恒例、定番のネタもあるが、そういうのは後半に回したい。
※この項目に当てはまる=クリア不可ではない
あくまで「運ゲーに振り回され易くなってしまう」という話


女神の無駄打ち
今回最大の沼要因だったのがこれ。
「女神カウンター」は確かに派手だし、鮮やかだし、記憶に鮮明に残る。
だがそうそう世の中上手く運ぶものではない。
・女神を積んでいても狙われず(または回避してしまい)発動しなかった
・女神は発動したが、既に攻撃順が終了していた
・女神は発動したが、攻撃する前に再度殴られて大破した
・女神は発動したが、結局ボスを倒せなかった
・うっかり女神を積み忘れて…(以下略
…などのケースは、今回数え切れないほど目撃した。
当然1個500円なので、無駄打ちをすればそれだけ出費が嵩む。
「無茶な女神カウンターに期待して、ボロボロの状態でボスマスに進撃する」
という沼ケースが今回は非常に多かった。
自分でも今回初めて女神を運用してみて思ったのだが
「大破進撃しても意外と女神は発動しない」


女神の考え方
これはあくまで一例だが、私は今回のE7甲ラスダンは、
「Tマス(ボス前)戦闘終了後に手札が配り終わるポーカー」と考えていて、
「手札を全て確認する回数を増やす為の女神」だと考えるようにした。
つまりTマス戦闘終了後に艦隊の状態(手札)が悪ければ勝負を降り(撤退)、
潜水マスや空母マスで大破が出た場合も、手札を確認する為に進撃する。
その結果Tマスで女神発動してもそれはそれでカードチェンジと考えOK。
そして十分な体制(手札)が整ったと判断した時のみボスマスへ進撃。

果たしてこれが正解かは分からないが、実際にこう考えた事で
ボスマスへの無茶な進撃が減り、女神の無駄打ちが無くなり、
洋上補給も節約でき、基地航空隊の損害も減り、バケツや資源消費も減らせた。

艦攻の熟練度がハゲたまま連続出撃
前述の通り、今回はキャップ後1.3倍補正が乗るので熟練度は超重要
E7甲ボス戦での主なダメージソースにも関わらず、
艦攻の熟練度ハゲたまま出撃ループしてるようでは沼って当然かもしれない

射程のケアを怠ってボス昼戦で欧州棲姫に先手を取られる
これは戦艦がIowa、装甲空母に噴式艦載機、空母に艦載機整備員等、
射程が【長】で揃った場合に起きやすい

昼砲撃戦の攻撃順について
同一射程の場合、味方の攻撃順はランダムになる。
昼戦で行動不能の空母が味方攻撃順1位になった場合、
昼戦1巡目初手の攻撃がスキップされて攻撃権が敵(欧州棲姫)に渡る

女神に期待して長射程艦が大破状態で進撃した場合などに起きやすかった
この回避方法としては色々あるが、空母の装備を弄りたく無い場合は
「Iowaに1本パスタ砲を載せて射程を【超長】に伸ばす」のが良いと思う。

基地航空の熟練が制空のみに影響するのを知らない
基地航空隊の熟練度は攻撃力には影響しない。
これを知らずにせっせと基地航空隊の熟練度を張り直すのは時間が勿体無い。
ただし基地航空隊の熟練が制空状態に影響する編成を組んでる場合は別。

女神をケチってダメコン
別にこれ自体は悪くないのだが、積む艦が悪いケースが何度かあった。
例えばルート固定要員の由良改二や対潜艦はまだしも、
ボス戦での火力を期待している艦には極力女神を積むべき。

女神発動を期待して道中夜戦
1~2マス目で大破艦が出てもボス前まで女神積んで押してくのは私もやったが、
「女神発動に期待して道中夜戦まで持ち込む」のは流石にやり過ぎ。

バフ隈
「探照灯+照明弾+甲標的」の阿武隈改二のこと。
先制魚雷の火力も下がるし、道中安定度にも殆ど貢献できない上、
ボス夜戦では全く火力が出ない。非常に中途半端。
他で夜戦火力をカバー出来て居れば良いけど、
往々にしてこういう積み方をしている提督は以下略。

道中突破重視に寄せすぎ
「対潜艦を2隻以上入れる」「第2に高速戦艦を2隻入れる」
「艦隊司令部を積む」「第2に対空CI艦を入れる」「PT対策装備の艦を入れる」
…等々、これらは道中突破に寄せすぎ&夜戦火力が足りなさすぎである。
もちろん昼戦で終われば関係ないのだが、
往々にしてこういう編成している提督は以下略

第1旗艦に装甲空母
「第1艦隊の旗艦を空母にするか戦艦にするか」は今回意見が割れた。
通常であれば「弾着観測射撃の発生率ボーナス」目当てに戦艦を置くのが王道だが、
今回は敵の攻撃が苛烈なので、中破で行動不能な正規空母の弱点カバーのため
「Saratogaや加賀など艦攻ガン積みの正規空母を旗艦に置いて守る」
という手も有効だった。このように旗艦に正規空母か戦艦かで
意見は分かれたが、流石に装甲空母を置く手は無い

由良に載せる水戦が足りない→そうだ瑞雲を以下略
由良改二は「水戦を載せて制空支援」が主な仕事なのだが、
載せるための水戦が足りない提督の間でこの手の迷走が続出。
対空CIは別として、搭載数1とか2の由良のスロットに
撃墜される瑞雲系を載せるのは流石に無茶である。
他にも「主砲を1本だけ載せる」「穴開けず通常スロに女神」等もあったが
瑞雲よりはまだマシだったと言える。
テンプレ編成や人の編成を真似る時は「コンセプトや役割を理解する」のが大事

やたらと「九七式艦攻(友永隊)」を多用する
簡単に言えば「開幕航空戦では雷装値が最重要」なので
九七式艦攻(友永隊)より流星改を積んだ方が開幕の威力は上がるみたいな話。
その他、使い分けが望ましいケースなども紹介されている参考資料を是非。
参考資料:流星改と九七式艦攻(友永隊)との比較
意外と知らない事があったりするかもなので一読をオススメ

【艦これ】流星改 VS 九七艦攻友永
http://ch.nicovideo.jp/mimishibo/blomaga/ar1329869

【艦これ】流星改と97友永の比較(開幕火力の期待値)
http://ch.nicovideo.jp/mk48adcap_kancolle/blomaga/ar1285751

第2に大和型
第2艦隊に低速戦艦を採用する場合は「高速+以上」にする必要がある。
その場合は増設穴を開けてもなお「弾着観測射撃は不可」になる。
大和型の場合は消費資源も重いので、
そこまでして第2に大和型を採用する価値があるかと言われると…
BismarckやIowaが居ないとかならまだ分かる。

(先制対潜できない)主+主+ソナー
可能性としては
・前述の「ソナー1本挿し先制対潜」を真似た?
・過去イベの特効と勘違いしている?
・改修ソナー等での魚雷回避上昇に期待した?
辺りかと推測するが、夜戦連撃の駆逐にはどのみちあまり期待できないので…

トドメ役の魚雷が四連装x3
これはいわゆる「牧場」が絡むので「一艦一隻主義」の方は読み飛ばし推奨
今回のような難関海域で
「トドメ役のカットイン発動!→四連→四連→四連」は正直厳しい。
五連装★MAXで固めろとは言わないが五連装★6ぐらいは揃えたい。
仮に牧場抜きだとしても五連装や任務で取った六連装ぐらいは
★をある程度付けてトドメ役に持たせられるはず。

速吸を連れて行ったのに洋上補給積み忘れ
女神積み忘れよりマシだが、下手な縛り編成よりよっぽどキツい縛りである。

第1の霧島に46cm砲x2
ここからは毎イベント定番のガバ実例。
機動部隊なので水上第1よりはマイナス補正が少ないとは言え、
さすがに金剛型に46cm砲x2は重い。

初霜に照明弾
これも割と毎回お馴染み。
駆逐艦は極力魚雷3で行きたいが、今回のテンプレ編成のように
夜戦装備を積む余裕が無い場合は、やむを得ず駆逐に積むこともあるが
その場合でも雪風や綾波や夕立など夜戦火力が高めの艦に積みたい。

運未改修CI
こちらも毎度恒例。今回多かったのは北上改二と阿武隈改二の運未改修CI。
第2旗艦で速吸を起用した場合、阿武隈改二は自然と随伴に置くことになるので
ある程度やむを得ない部分はあるが、北上改二の運未改修CIは欲張りすぎ。

魚雷CI発動率について(17/05/12時点)
引用元:http://d.hatena.ne.jp/aonoharumi/20170511/p1
前編に引き続いて掲載。
甲提督なら基本は分かってると思うので説明や推奨艦などは省略

2番艦に探照灯
ここからは打順(並び順)絡みのガバを紹介。
毎回「探照灯持ちをどこに置くか」も意見の分かれる所で、
なるべく先に動かしたいという理由で1~2番艦に置くのは分かる。
ただし今回に限っては、「旗艦に補給艦+2番艦に探照灯持ちを置いた場合」
夜戦で敵に2連続で攻撃権を渡すリスクが高くなるという
大きなデメリットがある。特に「Bismarck+大型探照灯」の場合、
大型探照灯は攻撃誘引判定が2回行われるので更にその可能性が高まる。
旗艦に補給艦を置いた場合に限っては、2番艦探照灯は少々危険だと言える。

「楽天ペゲーロ」システム
2番艦に堅実かつ高火力の夜戦連撃雷巡を置く方法。
2番打者に『高打率&長打力』のペゲーロを置いて
今期序盤に首位を快走したプロ野球の楽天イーグルスみたいな感じ。
(その後失速したけど)
当然、後ろを任せられる高火力艦が他に必要になるが、
・2番艦なら多少火力が下がっても良いので秋月砲を載せてもOK
・狙われると脆い雷巡を早く動かせる
・昼戦でボスのみになった場合も、早めに雷巡の火力を叩き込める
等のメリットもある。今回のE7甲は2番艦の火力が特に重要だった。

第2艦隊最後尾に低火力艦を置く
前編でも書いたが再掲。無茶女神と並ぶ今回最大のガバポイント。
第2艦隊の最後尾に
秋月型駆逐艦(通称「ケツ月」)
対潜装備の駆逐艦(通称「ケツ対潜」「ケツ潮(朝潮)」)
甲標的+探照灯+照明弾の阿武隈改二など(通称「バフ隈」)
を置いて沼るケースが続出した。詳細は前編記事の同項目参照だが、
「割合ダメージを笑う者は割合ダメージに泣く」というのは良くある。
「これ順番が逆なら倒せてたんじゃ…」というのを見かけた回数は
今回2度や3度ではないので要注意項目だと思う。
打順に関しては以下も参考に。
連合第2艦隊の打順の考え方 まとめ
旗艦 準トドメ役 旗艦ボーナスを活かせる魚雷CI。探照灯持ちも
2番 削り、的減らし役 夜戦連撃の重巡、航巡、雷巡等
3番 削り、的減らし役 CIまたは夜戦連撃の重巡、航巡、雷巡等
4番 低火力枠 対空CI、夜戦連撃の軽巡や駆逐等。探照灯持ちも
5番 トドメ役 魚雷CI艦や雷巡、特効持ちの艦
6番 トドメ役 魚雷CI艦や雷巡、特効持ちの艦

自分の次に動く敵を殴った時、大破~撃沈できる艦を。
上3隻で随伴艦を蹴散らしフィニッシャーに繋ぐのが基本。
上3隻で随伴を倒し、下3隻でボスを倒し切る打順を組めるように。

鈴熊を軽空母にしたら案の定航巡が足りなくなった
これはE7甲とは関係無いが、思わず笑ってしまった話。
航巡と高速軽空母は良く足りなくなるので要注意。

不運部門
ここからは実際にE7甲で観測された「超不運なケース」を紹介
これらは「対策のしようが無い結果論」なのだが、
なぜか編成を弄ってドツボにハマるケースもあったので取り上げたい。

大破艦が余計な回避で女神不発
女神カウンター不発だったけど、徴収されなかったとプラスに考えよう。
ケツダイソン耐久1残しでダイソンされまくる
瀕死の敵に攻撃吸われまくるのは良くある。狙ってもmissとか。
装備改修で一応対策取れなくも無いが…

耐久1のボスのみ→6番艦のカットイン発動→miss
そんな事ある???…ってあるんだなこれが。

撃ち漏らしたナ級に次々と大破艦が沈められて女神発動2000円也
不運ではあるけど、これは女神カウンター期待の無茶な進軍のツケ。

「夜戦突入時に大破ボスのみ&耐久180」からでも負ける時は負ける。
編成が悪くて沼るのと、単に運が悪いだけは違う。
これは他の提督の受け売りになるが、
『1度や2度の極端な事例で「沼ってる…」という思考がすでに沼。
それだけで沼だと感じるなら、そこ以外に思い当たる節(ガバ)があるはず』
「純粋な不運」は割り切ろう。「単純なガバ」は無くそう。

Chapter 4-Case Study~誰も僕を責めることはできない-

実際にE4丙で沼った提督や苦労した編成、ネットに転がってる編成から
問題点や改善点を探ろうという企画ですが、
長くなってしまったため別ページに分割。
【補完資料】17年夏E7甲におけるCase Study
【補完資料】17年夏E7甲におけるCase Study
http://ch.nicovideo.jp/usi_930/blomaga/ar1349297


Chapter 5-欺き欺かれて-


艦これは「情報戦」である

ガセ情報に惑わされないこと
イベント中はどうしても「出処不明の怪情報」の類が飛び交う。
「見張員に追加ダメージあり!」なんて情報も見かけた。
「信用できる発言元か」「ソースはどこか」「検証データ等は出ているか」
しっかりと確認すべき。損するのは自分だ。

今回飛び交ったガセ情報や迷語録
今回は高難易度だった影響もあり、多くの怪情報や迷言の数々が飛び交った。
その一部を紹介したい。これらはネタではなく実際に飛び交ってた情報である。

・駆逐艦の魚雷CIはダメージ出ないぞ →多分魚雷2本積みか乱数負け
・女神カウンター崇拝
・熟練度禿げても放置で良い →このハゲー!
・交戦形態エスパー
・バフ隈信仰
・ボス前で第2警戒序列
・謎の特効信仰(OTO、ソードフィッシュ等)
・陸攻の行動半径を知らない
・「反航戦で勝てるわけないだろ」 →辛いけど別に勝てなくはない
・道中支援に彩雲載せると支援来やすい
・「俺は駆逐艦運50+探照灯以外は第2艦隊に入れない事にしてる」
・「甲クリア?してるよ。俺は水戦7装備してクリアした」
・「E7甲?自分の編成要りますか?自分丙ですけど」

ちなみに例の「雷装デコイ」関連で被弾率を検証した方がおられ、
結果は以下の通りと明確に否定されている。
戦闘序列に対する被弾率
(陣形とか探照灯で微妙に変わってくるが)、手元のログ全1382件で見た限り、
旗艦9.19%、2隻目18.45% 3隻目18.02% 4隻目18.09% 5隻目18.16% 6隻目18.74%

最大火力の配置先は
旗艦37.47% 2隻目10.89% 3隻目15.25% 4隻目3.59% 5隻目11.22% 6隻目21.57%(標本戦闘数918)
とかなり違う状況で、総被弾数1391回に対して9%と18%で揃うってことはね……
引用元:https://twitter.com/HisamaTomoki/status/903279069030105088


役に立つかもしれない知識
今回のイベント中や前後で見聞きした中で役に立つかもしれない話。
阿賀野型の可能性
阿賀野型+15.2cm砲のフィット補正は+10%近く伸びている。
また増設穴が前提になるものの「8cm高角砲改+増設機銃」を活用しての
先制対潜と夜戦連撃の両立などの活用法がある。

撃墜され0機になったスロには熟練ボーナス加算されない
道中ツ級などに撃墜され、枯れてしまったスロットに搭載された
艦攻などの熟練ボーナスは加算されないが、雷装分の火力は残る。

対潜三段シナジー
実際そこまで高い対潜値が要求される事は今の所ほぼ無いものの
3式ソナー+三式爆雷投射機+二式爆雷などでの「三段シナジー」は覚えておこう
また、爆雷は火力+ではなく「敵の装甲を下げてる」のだとか。

第1艦隊の重巡、航巡に「主主主偵」
夜戦しない第1艦隊の重巡や航巡系に主主主偵は強い
削りなら旗艦で司令部積んでも良いけど。

ソンビ防空
たとえば「基地航空隊が敵のツ級を沈めた」場合、
その後に本隊の航空戦が起きるが、沈めたツ級も普通に防空担当艦に選ばれる。
なので基地航空隊でツ級を落として喜んでる人が結構見かけるが、
実は艦載機の損耗的には全く意味が無い。これを通称「ゾンビ防空」と呼ぶ。

連合vs連合時の雷撃は強い
砲撃戦には命中補正があるが、連合艦隊同士の場合、
雷撃に関してはこの影響を何故か受けないため
開幕&閉幕雷撃は敵味方共に非常に強力なものになり得る。

連合艦隊第2の彩雲は通常時にも有効
連合艦隊第2艦隊に積んだ彩雲は、連合VS連合の時は
第2の空母も航空戦に参加するので当然T字不利回避などの効果があるが
連合VS通常などの第2空母が航空戦に参加しない場合でも効果があるらしい

燃料ペナは50%から発生するわけではない
私もそう思ってました(;゚Д゚)

大鷹改二の対潜関連
大鷹改二に艦攻を載せずに三式指揮連絡機とカ号だけ載せておけば
先制対潜爆雷攻撃はするけど通常砲撃戦の対潜はしない。
出典:https://twitter.com/zekamashinet/status/916539965672087553

秋月対空CIと汎用対空CIの併用が有効な場合

「秋月1人に秋月CI単体より、
秋月と一般駆逐の2人に汎用+秋月専用の方がいい場合」の図
艦隊内の2人が異なる種類のCIを出せる時は種別番号が大きい順に優先度が高く、
発動可否を決める乱数は各艦ごとに独立して生成される…と考えられてるはず。
出典:https://twitter.com/nicolai_2501/status/910141539757600768



その他雑学
その他イベント中に判明した「今後も残ると思われる」いろんな検証
※一部古い情報もあるかも

出典:https://twitter.com/fukamilky_san/status/902905354408804352


Chapter 6-手をとりあって-


夏イベ最優秀提督
ニコ生で見かけた、夏イベ最優秀提督を紹介したい。
着任4ヶ月半でのE7甲クリア
ご存知の方も多いかもしれないがニコ生で見かけた提督。
今回文句なしのMVPはこの方ではないだろうか。動画化もされているので紹介。


クリア編成と基地航空隊



編成画像引用元

素晴らしい所
この編成の素晴らしい所は何と言っても
・着任4ヶ月半で五航戦改二甲がきっちり揃っている
・使うと決めた装備にしっかりと★を付けている
・カタリナ1に一式陸攻1、ニニ型1、三四型1、残り九六式…と
 この時点で入手出来そうな基地航空隊要員を殆ど手に入れている
これらを始めとして勝ち筋を考えた第2艦隊の並びや装備開発、
入手できる任務報酬装備など、「やるべき事を着実にやっている」点。
動画を見れば分かるが、夜戦で
「上3隻で随伴を倒し、下3隻でボスを討つ」を地で行く完璧な流れは、
決して運ゲーだけで片付くものではない。
「天秤が自分に傾いた時、それを逃さず勝ち切るための準備」
が出来ていればこその結果。
これを「ただ運が良いだけだろ」で片付けてるようでは進歩は無い。

索敵逸れについて
このぐらいの準備をしてる方でも、初めての甲挑戦の今回で
E5とE7で護衛撤退なしの索敵逸れを経験している。
初甲挑戦の提督は資源がギリギリの場合も多いので索敵逸れはやはり怖い。

備考
これは後で聞いた話なのだが、
「二式大艇」をいつ入手したかを直接本人に聞いた人が居て、
途中で運良く秋津洲を複数入手した事でE7甲挑戦を決意したらしい。
「二式大艇無しなら甲難易度は断念してただろう」とは本人談。
…自分ならそんな判断絶対無理である。
普通「二式大抵拾ったから難易度上げよ」とか考える?
助言した人が居たのかもしれないが、
私だったら「どんな判断だよ。金をドブに捨てる気か!」と一喝しそう。

ちなみにこの方、前回春イベ反省会記事で着任1ヶ月でイベ完走して
「最優秀新人提督」を進呈させて頂いた御本人なので、
2回連続の当記事MVPという全くありがたみのない記録達成でもあります。

絶叫系で面白かった提督
エンジョイ部門賞。こちらもニコ生で見かけた提督。
とにかく楽しそうなのが何より。同じく動画化もされているので紹介。


自分的回顧録
今回沼らずに完走出来た理由は、
「E1攻略開始前にE7甲で女神や洋上補給を投入する決断が出来た」
事に尽きる。(女神と洋上補給は今回が初利用)
イベ開始時点でPCが故障していて、暫くは見ているだけだったのだが、
「いつもは鼻歌混じりで速攻クリアするガチ勢提督達」が
続々とE7甲で苦戦していて、早い段階で「今回はヤバイぞ…」と。
あとは「E7甲ラスダンは我慢比べだから資源10万残せば多分…」
と想定して資源管理出来たのも地味に大きかった

派手な女神カウンターもドラマも無いクッソ地味な突破だったけど
自分が今までやってきた「不正解をなるべく踏まない戦い方」
今回はとても上手くハマったんだと思う。
…とは言え、水戦の熟練や8cm砲+増設機銃を持ってなかったり
強風改や水戦に全く★が付いて無かったりと完璧な準備には程遠く、
仮にテンプレ編成でそこら辺が要求されていたら危なかった。
その点含めて「上手くハマっただけ」ではある。

E7出撃回数
ギミック中に撤退2回(出撃回数は忘れ)
削り9回(うちボス撃破1回)、ラスダン出撃7回(うちボス到達4回)で終了
撤退3回中2回はボス前の状況が悪く進撃可能だったが自重

消費資源
E1開始前 油23.0万 弾19.5万 鋼26.0万 ボ20.3万 バケツ2171
E7攻略後 油11.0万 弾9.4万 鋼17.9万 ボ15.5万 バケツ1639
E7全体の消費量は
燃料3.4万、弾薬3.7万、鋼材4.1万、ボーキ2.6万、バケツ146
女神2個、洋上補給8個、補強増設14個

E7甲ラスダンクリア編成と音声無しのクリア時の動画
クリア編成(本隊のみの画像は記事上にあり)
https://twitter.com/usi_930/status/904591181396361218
動画
https://twitter.com/usi_930/status/905294222206652416



まとめ

今回のイベントの特徴
過去の反省会記事では
「だいたい『60点』ぐらいの艦隊が組めればあとは試行回数で…」
と書いていたが、今回それが70点や75点ぐらいまで要求された感じだった。
いつものイベントと比べて今回は
「確率の低い当たりを何度も引き続けなければならない」場面が多かった。
例えば「サイコロを4回振って全部3以上出せばクリア」だったのが
今回は「サイコロを7回振って全部5~6を出せ」とかそんな要求になった。

これをルート固定や先制攻撃を使う事で「7回連続→4回連続」で済んだり
女神を積むことでサイコロが「3~6で良い」等になり、
ようやくいつもと同じぐらいの難易度まで引き下げる事ができた。
ただ、いつもであれば入念な準備と知識や経験の積み重ねで
「サイコロを4回振って一度も1が出なければクリア」
ぐらいまで持って行くことが出来た熟練提督達ですら、
「この辺りで勝負するしかない」という状況に追い込まれた。

テンプレ編成自体はほぼ固定化されていたものの、
前述の「ガバ事例」で紹介した編成でもクリアした提督は結構居たように、
恐らく多くの提督が考えていたよりもE7甲のアプローチは多かったはず。
(あまりの難易度の高さに、殆ど試行錯誤されなかった気はするが)
「運ゲーに振り回される」部分をどうやって削ぎ落として行くか。
手持ちの戦力状況を鑑みて「どの辺りで勝負に出るか」
その見極めがE7甲の面白さでもあり、難しさでもあったと思う。

「帰ろう、帰ればまた来られるから…」の真髄
上に書いた「女神無駄打ちのリスク」とも絡むが、
今回のE7甲攻略を考える上で最重要なものの一つと考えたのがこれ。

「帰ろう、帰ればまた来られるから…」のフレーズは
主に「提督心得」として語られる事が多い。これは概ね
「大破艦が出た場合、轟沈回避の為に帰ろう」という意味なのだが、
「轟沈(=ロスト)」というペナルティが余りにも重すぎるので
「そんなん100人居たら98人ぐらいは帰りますよね?」という話で
そこには苦悶も葛藤も迷いも殆ど無い。

一方E7甲ラスダンにおける「帰ろう、帰ればまた来られるから…」
の意味は全く異なる。Tマス(ボス前)戦闘終了後に
・連合艦隊及び支援艦隊で合計24隻のキラ付け
・艦攻の熟練度付け直し
・もしかしたら「女神カウンター」でミラクル撃破あるかも?
場合によってはこれらを全て捨てて撤退という決断ができるかどうか。
間宮/伊良湖を使わない場合、キラ付けや艦攻熟練度貼り直しには
概ね1時間かそれ以上の時間を要する。
(私はニコ生でE7甲ラスダンで6時間配信して出撃回数わずか5回だった)
もし道中で女神やダメコンを使っていたら無駄打ちになるし、
何より「ボスに行けば倒せるかもしれない」という悪魔の囁きは強力である。

女神や基地航空隊などが温存できるメリットはあったものの、
これらの準備が水泡に帰す苦悶や葛藤や迷いを断ち切って、
ボス前で「撤退」という決断が下せた人は、
恐らく今回E7甲であまり沼らなかったのではないだろうか。

艦これは「不正解がある」ゲーム
今回、特にE7甲は「テンプレ編成をどの程度コピーできるか」で
クリアの難しさが変わった。他の艦や装備で代用できるものもあるが
例えば「中破で動ける装甲空母の代わりに正規空母」とか「由良改二が無い」や
「由良改二に載せる水戦が足りない」等は替えが効かないので苦労した。
「ガチ勢の編成やテンプレ編成をコピーする為にも、
装備や育成と言った普段の準備が大事」だと改めて思わされたイベントだった。

これは他の提督の受け売りになるが
「艦これの正解は1つではないけど不正解はあるゲーム」
だと思うので「不正解を踏まないようにする工夫」は
回顧録でも書いたように今回とても重要だったと思う。

あとがき
記事の更新に手間取りまして、大変長らくお待たせしてしまいました。

この反省会記事ですが、
元々はイベント中にデスミラー枠で見聞きした攻略情報やら
Twitterやらブログやらで見かけた情報やらを忘れないように
自分用やコミュニティメンバー向けに残しておこう
という目的から出来たものですので、あまり他人に見せたり、
読み手の事を考えて云々という性格のものではありません。

当ブロマガを多くの方に読んで頂く事が増えるにつれ、
様々な、本当に様々なご意見やご感想なども頂戴するようになりました。
今回はなるべく頂いたものに沿えるよう可能な限り努力はしてみましたが、
私もブロマガの更新等で収入を得たりしているわけではありませんので
これ以上を求められるようですと正直難しいです。

私の記事は万民受けするものではありませんし、
書いてある事もあくまで私個人の考えです。
「ケッコン艦1桁でも、一度も戦果ランカーになった事なくても、
資源やバケツカンストした事なくても、任務のやり残しが結構あっても、
準備とアプローチ次第で難易度甲でも沼らずイベント完走できるよ」
という事を伝えたいだけです。
「100人読んで2人ぐらいに刺さったら嬉しいな」とは思いますが
刺さらない方にはとことん刺さらない記事だと思います。

秋イベ以降ですが、作業量的にやや自分のキャパを越えてる気がするので
規模縮小なり、次回以降の記事をどうするかはまた改めて考えます。
ブロマガをコミュ限公開とか出来れば良いんですが。

記事の更新が遅れる間に秋刀魚イベントも終わり、
秋イベのカウントダウンも始まっているようです。
今回、見事目標を達成した方も、惜しくも目標に届かなかった方も
秋イベに向けての準備や備蓄その他、頑張りましょう。

それでは。

長い長い記事に最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。

17年夏イベ反省会記事リンク
【艦これ】'17夏イベ反省・前編~思い通りにならないのが艦これなんて割り切りたくないから
http://ch.nicovideo.jp/usi_930/blomaga/ar1334284

【艦これ】'17夏イベ反省・中編~すくいきれないもの
http://ch.nicovideo.jp/usi_930/blomaga/ar1339679

【艦これ】'17夏イベ反省・後編~駆り立てるのは野心と欲望、横たわるのは沼とガバ
http://ch.nicovideo.jp/usi_930/blomaga/ar1351696

【補完資料】17年夏E7甲におけるCase Study
http://ch.nicovideo.jp/usi_930/blomaga/ar1349297

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本記事は下記のサイトを大いに参考にしております
艦これWiki (http://wikiwiki.jp/kancolle/)
艦これ検証Wiki (http://ja.kancolle.wikia.com/wiki/%E8%89%A6%E3%81%93%E3%82%8C%E6%A4%9C%E8%A8%BCWiki)


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初めてブロマガを読ませていただきました。
沼る原因や沼らないための対策等が分かりやすく、色々と参考になる点がありました。
自分はまだ甲でのクリアはしたことはないのですが、今回のイベでの反省点を次のイベまでに少しでも改善できればいいなと思いました。
次のイベもお互いに頑張りましょう
また、その時の反省ブロマガも楽しみにしています。
2時間前
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>ソンビ防空
>たとえば「基地航空隊が敵のツ級を沈めた」場合、
>その後に本隊の航空戦が起きるが、沈めたツ級も普通に防空担当艦に選ばれる。

まじっすか!!!!?????・・・初耳です。
防空担当艦に選ばれた等の検証データって存在するんですか?
1時間前
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沈めた艦も防空担当艦に選ばれるのではなく沈めた艦の艦隊防空値(?)も加算されるって話じゃ…

あと『基地航空隊で「陸攻」の熟練度は制空にしか関係しない』じゃなかったでしたっけ?艦攻の熟練度補正はちゃんとつくような

ちょいとうろ覚えな知識なのでガバってたらスイマセン
55分前
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ケーススタディの装備も見てないあたりも頭どうかしてんじゃねぇかと思ったが
撃破された艦が防空担当するといいだすとかほんとどうかしてると思った
検証部みたくデマでも流したいのだろうか
54分前
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