新燃岳「今後、規模大きな噴火の可能性も」

新燃岳「今後、規模大きな噴火の可能性も」
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霧島連山の新燃岳について火山噴火予知連絡会は19日、臨時の会合を開き、今回の噴火は火口直下まで上がってきたマグマが関与しているとしたうえで「今後、多量のマグマが新燃岳の直下に供給されれば規模の大きな噴火が発生する可能性もある」という見解をまとめました。
今月11日、平成23年以来となる噴火が起きた鹿児島と宮崎の県境にある霧島連山の新燃岳について、火山噴火予知連絡会は19日午後、鹿児島市内で臨時の会合を開き、活動状況や今後の見通しを分析しました。

その結果、地殻変動のデータによると、新燃岳北西の地下深くにあるマグマだまりから、新燃岳にマグマが移動したと解釈できることや、マグマに由来する火山ガスの1日当たりの放出量が一時的に1万トンを超えたことなどから、今回の噴火は「マグマが関与した噴火だと考えられる」としています。

そのうえで、地下深くのマグマだまりには現在もマグマが蓄積されていて、「今後、多量のマグマが新燃岳直下に供給されれば、規模の大きな噴火が発生する可能性もある」という見解をまとめました。

新燃岳について気象庁は噴火警戒レベル3の火口周辺警報を継続し、火口からおおむね3キロの範囲で大きな噴石や火砕流に警戒を呼びかけています。
火山噴火予知連絡会の会長で京都大学の石原和弘名誉教授は、「直ちに規模の大きな噴火につながるかはわからないが、多量のマグマが新燃岳の直下に供給され大きな噴火が起きると、火砕流や大きな噴石が飛ぶおそれがあるので警戒してほしい」と述べました。

新燃岳「今後、規模大きな噴火の可能性も」

霧島連山の新燃岳について火山噴火予知連絡会は19日、臨時の会合を開き、今回の噴火は火口直下まで上がってきたマグマが関与しているとしたうえで「今後、多量のマグマが新燃岳の直下に供給されれば規模の大きな噴火が発生する可能性もある」という見解をまとめました。

今月11日、平成23年以来となる噴火が起きた鹿児島と宮崎の県境にある霧島連山の新燃岳について、火山噴火予知連絡会は19日午後、鹿児島市内で臨時の会合を開き、活動状況や今後の見通しを分析しました。

その結果、地殻変動のデータによると、新燃岳北西の地下深くにあるマグマだまりから、新燃岳にマグマが移動したと解釈できることや、マグマに由来する火山ガスの1日当たりの放出量が一時的に1万トンを超えたことなどから、今回の噴火は「マグマが関与した噴火だと考えられる」としています。

そのうえで、地下深くのマグマだまりには現在もマグマが蓄積されていて、「今後、多量のマグマが新燃岳直下に供給されれば、規模の大きな噴火が発生する可能性もある」という見解をまとめました。

新燃岳について気象庁は噴火警戒レベル3の火口周辺警報を継続し、火口からおおむね3キロの範囲で大きな噴石や火砕流に警戒を呼びかけています。

火山噴火予知連絡会の会長で京都大学の石原和弘名誉教授は、「直ちに規模の大きな噴火につながるかはわからないが、多量のマグマが新燃岳の直下に供給され大きな噴火が起きると、火砕流や大きな噴石が飛ぶおそれがあるので警戒してほしい」と述べました。