五輪金の米元体操選手、医師からの性的被害訴え 13歳から

2017.10.19 Thu posted at 15:36 JST

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(CNN) 米国の元体操選手で五輪でも活躍したマケイラ・マロニーさんは18日、米国体操連盟の元医師により13歳のときから再三性的ないたずらを受けていたことを明らかにした。この元医師は未成年の女性への性的暴行容疑で訴追されている。

マロニーさんがツイッターの公式アカウントで証言したところによれば、元医師のラリー・ナサール被告は、「医学的に必要な治療」を施すと称して性的ないたずらを行ってきた。「治療」はマロニーさんが13歳のときに始まり、2012年のロンドン五輪で活躍していた間も続き、16年の引退を機に終わったという。

マロニーさんは「この男はチャンスとみると、いつでも私に『治療』を施していたようだ」と指摘。ロンドン五輪団体で金メダルを取る前、個人で銀メダルを獲得する前にもこうした出来事があったと明かした。

ナサール被告は米体操連盟の元チーム医師で、米ミシガン大の元准教授。昨年11月に逮捕され、そのキャリアを通じて未成年の女性に性的暴行を加えていた疑いで訴追された。裁判では無罪を主張している。ナサール被告の弁護士はマロニーさんの訴えに関して現時点でCNNの取材に応じていない。

ツイッターなどではここ数日、「MeToo(私も)」と銘打った運動のもと、セクハラや性的暴行の被害を訴える女性が相次いでいる。この運動は、米ハリウッドの大物プロデューサー、ハーベイ・ワインスタイン氏からセクハラや性的暴行の被害を受けたとの訴えが広がっていることに触発されたものだ。

ワインスタイン氏の代理人は、同意のない性行為があったとの主張に関して全面的に否定する声明を出している。

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