こんなご意見をいただきました。
私は今回投票に行きませんでした。政治に興味が無いからです。その事について知人に叱られてしまいました。
ただ私としても言いたい事はあるのです。その知人は政治に興味は無いと言っていましたし、ニュースも観ないし、新聞も読みません。確かに若者の投票率が低いとよく言われています。だからといって、政治に興味がないのならどうやって知人は党を、候補者を選んでいるのでしょう。投票率の低さの根底には、政治に対する興味の薄さがあります。政治に興味がないのに投票には行く、というのに私は違和感を感じました。
その時は少々感情的になっていたのもあり、上記のようなことを知人に言ってしまいましたが、頭を冷やして考えると自分自身の意見にも疑問が出てきました。
とりあえず投票率という数字を上げることで、マスコミの方々や政治家の方々に対する一種のプレッシャーとなり、政治が変わってくる面もあるのかも知れないな、とも思ったのです。
何はともあれとりあえず投票に行った方がいいのか、勉強もせずに行くくらいなら行かない方がマシなのか、よろしければご意見をお聞かせ頂けると幸甚です。(聡さん)
いえいえいえ!
聡さん、あなたは間違っていませんよ!むしろ、お友達の方が少しメディアの言葉に流されてしまっていますね。今回は確かに最低の投票率でしたね。で、選挙も終わったので、はっきりさせておきますが…
選挙なんて、行こうと思わなかったら行かなくていいからね?
ホントですよ?メディアがああいっているのは別に間違っていないし、行った方がいいような気もするし、それも間違ってはいません。でも、その傾向が強すぎると、
選挙に行かないなんて情けない!
国民の大切な権利をないがしろにして…!
なんて言う人も少なくなくて…。聡さんはそういうお友達に怒られてしまったんですね。そのお友達が「間違っている」とは言わないですが、少し「メディアに流されて」しまってる気はします。
中には
「選挙に行くことは国民の義務ですから!」
なんてアホなことを口走るテレビのコメンテーターまでいる始末で…。僕、今回の選挙の最中、どことは言わないけれど、確認しただけで2人いました。「選挙が義務だ」って抜かしてるアホコメンテーターが。
選挙、義務じゃないですからね。安心してください。
いいですか?国民の義務は3つです。
・税金を納めること(納税の義務)
・しっかり働くこと(労働の義務)
・子供が生まれたらちゃんと勉強させること(教育の義務)
選挙はね、「権利」です。放棄するのは全然勝手です。特に今回のケースは2週間以上前から「自公で300議席超!」って報道が出まくっていて、いくらなんでもそこまでワンサイドゲームになったら興味がなくなるのも当然なんです。
僕、聡さんの感覚の方が絶対、普通だと思いますよ?
自民党を応援してる人も、自民党に反対票を投じたい人も、あんな報道出て、選挙に行く気になるわけないじゃんね?ものすごいお金かけた調査で、「300超!」とか出てるんですよ?普通、あ、そうっすか、になります。
もう一つ、これは何度も僕のブログで書きましたが、今回の選挙はあまりにも野党が体たらくでした、体たらくっていうか、みんなの党にいたっては無くなってるしね(涙)。選挙どころじゃないし。投票したいところがないんだもの。聡さんの方が絶対に「普通の感覚」です。全く悪くなんてないですよ?それでもいいんです。もちろん、行った方がいいとは思うけどね?無理に行くことなんてないんです。ましてや、責められる必要なんてないですからね。
日本という国は、みんなで作っています。それを民主主義って言います。
で、民主主義のいいところと悪いところがあって、民主主義ってね…
「民衆の、民衆による、民衆のための政治」
なんですね。なので、みんなでどんどん参加すべきだったりします。でも、民主主義ってね、言葉を変えますとね、
「今生きてる民衆の、今、大多数を占めてる民衆による、これから大人になるガキどもなんざどうでもいいので今生活してる人間たちのみが都合のよくなる政治」
ともいえるんです。リンカーンっていう髭のおっさんがいて、とっても偉い人ではあるんですけど、そのおっさん、そこのところをうまいことごまかしてんですね。「民主主義」ってのはただの「多数決システム」でしかなくて、いい面も悪い面も当然あるんです。
で、その民主主義の悪いところが、日本では出まくってるんです。少子高齢化の影響です。これも僕のブログで何度も指摘しているので、興味があったらさかのぼって読んでみてくださいね。
ここまでジーさんたちが多くなりすぎると、年金政策をはじめとした年寄り政策を重視しないと選挙に当選しないから、若者なんてほっとかれるんです。しょうがないんです。だって国のお金のパイってのは決まってるんだから。若者に投入しようと思うなら、どっかから持ってかないといけないんだし。
今の日本って、65歳以上の人口がすでに3000万人を超えています。この人たち、みんな選挙権持ってるんです。僕は65歳以上の人間、もう投票権をはく奪すべきだと思ってるんだけれど、その票に支えられてる自民党がそんな法案、通すわけないしね。
そんな訳で、じじーとばばーが喜ぶために、今年も50兆円とか、意味の分からない借金がまた加算されています。収入40兆円しかない国がね(笑)。現在、借金、GDPの倍以上の1000兆円、絶賛突破中。
僕らが返すんだって。どうやって返そうね?この借金。うひゃひゃ。
高齢者人口が多すぎて、若者が投票に行こうが行かなかろうが、何も変わらないっていう若者の意見は、実はそこまで間違っていません。自民党の大票田である、道路とか作る人たち、お医者さんや薬売ってる人たち、そして大企業のお金持ちたち…彼らの総人数はあまりにも多い。実際、多少の若者が選挙に行ったところで、確かにほとんど動きません。だって多数決なんだから。それが民主主義です。
こんなことはっきり言う人、聡さんの周りにはいないだろうけれど、きれいごと抜きにして言えば、自民党からお金をもらわないと、食うに食えない人たちがすでにものすごい数いて、その人たちは絶対に自民党に入れるんだから、これからも無駄な道路は出来ますし、お医者さんは必要のない薬を処方してくるでしょう。廃墟と化した保険料で建てられた建物も、減りはしません。しょうがないんです。違法じゃないし。民主主義だから。
なかなか日本の政治なんてものは変わらないんですよね。無気力に、無関心になるのも、気持ちはわかります。そしてそれを間違ってるとも言えません。
日本人ってね、全体的に、自分のこと、大好きなんです。無宗教の関係なのかなぁ…。人のためよりは自分のためって人が全体的には多いんですよね。子供たちのことなんて邪魔者扱いする人までいて、ベビーカー押してるだけで普通に邪魔者扱いされたりするでしょ?こんな先進諸国、世界にないぜ?マジで。
なので、多数派のシーさんバーさんがぬくぬく生きて、僕たちが借金を返すしかないんです。
もう一度言いますね。リンカーンのヒゲ親父はうまいこと言ってごまかしてるだけです。
民主主義とはね、「今生きてる民衆の、今、大多数を占めてる民衆による、これから大人になるガキどもなんざどうでもいいので今生活してる人間たちのみが都合のよくなる政治」なんです。
私は今回投票に行きませんでした。政治に興味が無いからです。その事について知人に叱られてしまいました。
ただ私としても言いたい事はあるのです。その知人は政治に興味は無いと言っていましたし、ニュースも観ないし、新聞も読みません。確かに若者の投票率が低いとよく言われています。だからといって、政治に興味がないのならどうやって知人は党を、候補者を選んでいるのでしょう。投票率の低さの根底には、政治に対する興味の薄さがあります。政治に興味がないのに投票には行く、というのに私は違和感を感じました。
その時は少々感情的になっていたのもあり、上記のようなことを知人に言ってしまいましたが、頭を冷やして考えると自分自身の意見にも疑問が出てきました。
とりあえず投票率という数字を上げることで、マスコミの方々や政治家の方々に対する一種のプレッシャーとなり、政治が変わってくる面もあるのかも知れないな、とも思ったのです。
何はともあれとりあえず投票に行った方がいいのか、勉強もせずに行くくらいなら行かない方がマシなのか、よろしければご意見をお聞かせ頂けると幸甚です。(聡さん)
いえいえいえ!
聡さん、あなたは間違っていませんよ!むしろ、お友達の方が少しメディアの言葉に流されてしまっていますね。今回は確かに最低の投票率でしたね。で、選挙も終わったので、はっきりさせておきますが…
選挙なんて、行こうと思わなかったら行かなくていいからね?
ホントですよ?メディアがああいっているのは別に間違っていないし、行った方がいいような気もするし、それも間違ってはいません。でも、その傾向が強すぎると、
選挙に行かないなんて情けない!
国民の大切な権利をないがしろにして…!
なんて言う人も少なくなくて…。聡さんはそういうお友達に怒られてしまったんですね。そのお友達が「間違っている」とは言わないですが、少し「メディアに流されて」しまってる気はします。
中には
「選挙に行くことは国民の義務ですから!」
なんてアホなことを口走るテレビのコメンテーターまでいる始末で…。僕、今回の選挙の最中、どことは言わないけれど、確認しただけで2人いました。「選挙が義務だ」って抜かしてるアホコメンテーターが。
選挙、義務じゃないですからね。安心してください。
いいですか?国民の義務は3つです。
・税金を納めること(納税の義務)
・しっかり働くこと(労働の義務)
・子供が生まれたらちゃんと勉強させること(教育の義務)
選挙はね、「権利」です。放棄するのは全然勝手です。特に今回のケースは2週間以上前から「自公で300議席超!」って報道が出まくっていて、いくらなんでもそこまでワンサイドゲームになったら興味がなくなるのも当然なんです。
僕、聡さんの感覚の方が絶対、普通だと思いますよ?
自民党を応援してる人も、自民党に反対票を投じたい人も、あんな報道出て、選挙に行く気になるわけないじゃんね?ものすごいお金かけた調査で、「300超!」とか出てるんですよ?普通、あ、そうっすか、になります。
もう一つ、これは何度も僕のブログで書きましたが、今回の選挙はあまりにも野党が体たらくでした、体たらくっていうか、みんなの党にいたっては無くなってるしね(涙)。選挙どころじゃないし。投票したいところがないんだもの。聡さんの方が絶対に「普通の感覚」です。全く悪くなんてないですよ?それでもいいんです。もちろん、行った方がいいとは思うけどね?無理に行くことなんてないんです。ましてや、責められる必要なんてないですからね。
日本という国は、みんなで作っています。それを民主主義って言います。
で、民主主義のいいところと悪いところがあって、民主主義ってね…
「民衆の、民衆による、民衆のための政治」
なんですね。なので、みんなでどんどん参加すべきだったりします。でも、民主主義ってね、言葉を変えますとね、
「今生きてる民衆の、今、大多数を占めてる民衆による、これから大人になるガキどもなんざどうでもいいので今生活してる人間たちのみが都合のよくなる政治」
ともいえるんです。リンカーンっていう髭のおっさんがいて、とっても偉い人ではあるんですけど、そのおっさん、そこのところをうまいことごまかしてんですね。「民主主義」ってのはただの「多数決システム」でしかなくて、いい面も悪い面も当然あるんです。
で、その民主主義の悪いところが、日本では出まくってるんです。少子高齢化の影響です。これも僕のブログで何度も指摘しているので、興味があったらさかのぼって読んでみてくださいね。
ここまでジーさんたちが多くなりすぎると、年金政策をはじめとした年寄り政策を重視しないと選挙に当選しないから、若者なんてほっとかれるんです。しょうがないんです。だって国のお金のパイってのは決まってるんだから。若者に投入しようと思うなら、どっかから持ってかないといけないんだし。
今の日本って、65歳以上の人口がすでに3000万人を超えています。この人たち、みんな選挙権持ってるんです。僕は65歳以上の人間、もう投票権をはく奪すべきだと思ってるんだけれど、その票に支えられてる自民党がそんな法案、通すわけないしね。
そんな訳で、じじーとばばーが喜ぶために、今年も50兆円とか、意味の分からない借金がまた加算されています。収入40兆円しかない国がね(笑)。現在、借金、GDPの倍以上の1000兆円、絶賛突破中。
僕らが返すんだって。どうやって返そうね?この借金。うひゃひゃ。
高齢者人口が多すぎて、若者が投票に行こうが行かなかろうが、何も変わらないっていう若者の意見は、実はそこまで間違っていません。自民党の大票田である、道路とか作る人たち、お医者さんや薬売ってる人たち、そして大企業のお金持ちたち…彼らの総人数はあまりにも多い。実際、多少の若者が選挙に行ったところで、確かにほとんど動きません。だって多数決なんだから。それが民主主義です。
こんなことはっきり言う人、聡さんの周りにはいないだろうけれど、きれいごと抜きにして言えば、自民党からお金をもらわないと、食うに食えない人たちがすでにものすごい数いて、その人たちは絶対に自民党に入れるんだから、これからも無駄な道路は出来ますし、お医者さんは必要のない薬を処方してくるでしょう。廃墟と化した保険料で建てられた建物も、減りはしません。しょうがないんです。違法じゃないし。民主主義だから。
なかなか日本の政治なんてものは変わらないんですよね。無気力に、無関心になるのも、気持ちはわかります。そしてそれを間違ってるとも言えません。
日本人ってね、全体的に、自分のこと、大好きなんです。無宗教の関係なのかなぁ…。人のためよりは自分のためって人が全体的には多いんですよね。子供たちのことなんて邪魔者扱いする人までいて、ベビーカー押してるだけで普通に邪魔者扱いされたりするでしょ?こんな先進諸国、世界にないぜ?マジで。
なので、多数派のシーさんバーさんがぬくぬく生きて、僕たちが借金を返すしかないんです。
もう一度言いますね。リンカーンのヒゲ親父はうまいこと言ってごまかしてるだけです。
民主主義とはね、「今生きてる民衆の、今、大多数を占めてる民衆による、これから大人になるガキどもなんざどうでもいいので今生活してる人間たちのみが都合のよくなる政治」なんです。
コメント
コメント一覧
老人が政治してたら若い人に目が向かないですもん
現実問題として
・公約が果たされない。
(他方皆が望んでいるとは思えない
法律とかは提出されるけど)
・議員への不信任を無視した投票
(入れたい・信用できる議員が
いない候補者群にとりあえず投票
は個人の考えを反映しないばかり
かある種の無責任な投票を
推奨してるようなもの)
・そもそも疑惑が尽きない
(集計で別の人に票が入る、
水増しする果ては票を数えない
で0票として集計等不正の疑惑
は後を絶たない。0票もとい
票を数えないは根本的に投票を
なんだと思ってるんだと思うが…)
等々手前も若者でありこれらの
問題点を踏まえて
・公約の説明と信憑性をはっきり
してほしい。
・無効票や選挙離れ、あげく投票
しないと損しますよと語るのは
いいが若者より絶対数が多い高齢
者も介護や格差を初め大変な状態
であり対応が急がれるのはむしろ
高齢者ではないのかと疑問が残る。
議員が関心を持たれるのは分かる
が若者の票を積極的に取り組ん
で勝てるとは考えにくい…
・近年考えて見た今後の選挙に
行く理由として不正してないか
内密に監査する制度を設ける人
に投票したい所存である。
出来レースだの組織票だのが
蔓延する今の投票状態が
慣例化することこそ大問題
であってこれでは若者が
何故投票に行かないのか?
という煽りはまるで問題を
ないがしろにししかも投票率
が上がれば若者含めて国民の
総意と嵌められてかえって
若者のせいにされる顛末に
なるだけでマッチポンプでは
ないかと思われる。
早い話、自己中主義・個人主義が進んだことによる結果なのかもしれませんね。
諸外国と比べて宗教的ではない(単一宗教信仰主義ではない)ことも遠からず一要因なのかもしれません。
政治や景気の現状に不満を抱いていたとしても、選挙に行って当確以外の弱小政党に投票したところで100%報われるわけでも僅かな見返りがあるわけでもない。
(あらかじめ当確している政党を支持しているならば、自分があえて投票にいかなくても当選するだろうというジレンマも存在するが)
得られるものは、ごくごく小さな可能性のみ。そして開票日まで"もしかしたら"と期待できる気持ちだけ。
それだけを得るために、わざわざ時間(期日前制度があってもたかだか1週間しかない)を作って投票所まで出向き、苦手な人混みの中で煩わしい手続きを踏むという労力を払った割に得られる可能性は、わずかな雀の涙程度。
それらを計りにかけた結果、"行かない"という選択肢を選ぶ人が多いんじゃないでしょうか。
近年リスクを負いたがらない人が増えていると言われてるように、
言い方をかえれば、何らかの見返りや結果が"必ず"あるものにしか興味がわかないし、極力金銭も労力も払いたくないという思考の人が増えたことが理由だと思う。
労働時間に対する給与額、労働内容に対する待遇などに敏感になったのも、この心理メカニズムと共通している。
経済的に困っているので目先の大金が欲しい。宝くじに当たれば大金が当たる。
けれど当たる見込みは低い。かといって買わなければ0.1%の当選可能性すらも得られない。
僅かな可能性のためだけにでも、「宝くじ購入代+購入所へ寄る労力と時間+当選日まで当選を強く望む気持ち」が必要となってしまう。
それだけの労力を払うならば、当たらなければ無駄になってしまう。かけた労力や希望に対する結果の落差に酷く落胆し、損に感じてしまう。
米粒程度の僅かな可能性と、自身の出費&労力とを計りにかけた結果、(依然として大金は欲しいけれど)一切の損も被りたくないので買わなくていいやという判断に落ち着く。
選挙にいかない心のメカニズムって、これとまるっきり同じだと思っている。
ある夏の日、全国紙の一面に、チェック柄のラフなシャツを着たおじさんやブラウスを着たおばさんがた4人ほどが頭を寄せ合うように草原に寝転がり、にこーっと歯を見せて笑っている大きな写真が掲載されていました。だれ?この幸せそうな人たちは、と思ったら、ある政党の政治家の皆さんでした。印象的な写真でした。内容は至ってまじめな政治的な話。でも、政治は難しい顔をして語るものではない、政治家もふつうの人間で、感情もあって、そして、まじめなことを考えていますよ、という印象を与えるような紙面でした。
スウェーデンではほとんどの労働者は数週間の長期の休暇をとります。ちょうど同じ頃、ゴットランドという島で毎年、政治家と一般市民が自由に交流して意見を交換し合うという一週間がやってきます。ほんとうに、鼻と鼻を突き合わせるようにして、話ができるのです。
。。。。。。。。。。。。。。。
リンカーンの言葉にある「民衆」とは、どのみち「想像力をもった」「自ら考える」人民/民衆であって、そうでなければ、代表制民主主義など、あっても役に立たない仕組みです。
工夫のある考えが、このコメント欄を見ただけでもいろいろありますね。それを整理して形にしていけたら。私はこの国に来てから、民主主義を維持するための工夫と努力を目の当たりにしています。変な話ですが、この国に来て、日本でもやり方と工夫次第で少しずつ民主主義を機能させられるだろうという希望をまじめに持つようになりました。
長文ですが、どなたかのヒントになるかもしれないと思い、記してみました。
1. 若者の政治離れを食い止めるための方策の手厚さは半端ではありません。たとえば、政府がサポートする形で始まるイベントが、のちに若者自身で民営で運営されることを念頭に行われたりします。そういう、政府の肝いりで、ボランタリーの団体を増やしていくという手法を見て、ああ、スウェーデン政府は本気なんだなあと感じました。若者が運営する団体、さまざまな主張(民族、宗教、政治、弱者、他国や他地域の人々の援助などを含む)をするための団体がたくさんたくさんあります。若者団体どうしはそれぞれの立場から言いたいことを主張し、ロビー活動もするし、相互に交流し、また運営手法も学び合うことができます。その他にも若者政策はいろいろとあって、総合的に、若者をアクティブな市民へと導いていきます。選挙権、被選挙権は18歳から。日本の新聞でも取り上げられたようですが、18歳の国会議員がいます。つまり、18歳の若者でも、その職責を果たせると周囲の選挙民が認めているということですね。選挙の前には全国的に学校模擬選挙が行われますが、現在はこれも国が全面的にサポート。ネット上でどこの学校がどの党にどれぐらい投票したか等、だれでも細かく知ることができます。
スウェーデンに住んでいます。今年9月に行われた国政選挙の投票率は85.81%で前回選挙より1.24%上昇しました。90%を切ったときには、民主主義の維持にとって由々しき事態、ということで社会問題となったそうです。
さて、この国に来て思うことは、社会に閉塞感がない、ということ。移民の多さ、ネオナチズム、福祉国家としてのかじ取り、その国にはその国なりの課題があるものですが、閉塞感は感じられません。自分たちで政治を社会を変えて行けると信じている人たちの率が高いせいではないかと思っています。4年に一度行われる選挙前の盛り上がりがすごい。政治が面白く感じられるのです。党首討論も選挙の1年前、半年前と何度も行われますが、いよいよ投票前日は、次の日の選挙でおそらくどちらかが総理大臣になるだろうと思われる二人が直接討論をし、国民からの質問にその場で答えて行きます。政治家の話している言葉が形ではなく、すんなりと理解できるのには驚きました。
自民・民主・共産の3候補です。
今回の解散総選挙の理由も意味も判らないし、今回の3候補の政党は事前の党首討論を聞いても納得がいかないので、白票を投じました。
私は投票したいと思う党が無いときは、白票です。当日行けない時は、例え白票でも期日前投票に行きます。
支持できる政党、政治家が居ないけど、意見を言う権利は放棄したくないので。
選挙に行かないのなら、国の決めた政策、方針に対して不平不満は言うべきではないと、私は思います。
投票に行かなかったと言うことは
『どうでもいいですよ、政治家の皆さんで好きにしてください』
と言っているのと同じだと思います。
テレビのインタビューで国に対して色んな意見を言う人がいますが、あーだこーだと言えるのは、キチンと投票に行った人が言うべきだとも思います。
投票率が低いのは、色んな理由がありますが、白票が多いのは理由が明白です。
指示出来る政党が無いのなら、選挙に行かないのではなく、選挙に行って白票を投じるべきだと思います。
日本の総理大臣も選挙になればいいのにと思います。
要件があるのは有効投票数(得票総数)のうちの一定割合ってだけですよ。衆院小選挙区なら6分の1。
つまり
投票総数1000票だとして、7人が立候補(多い方からABC・・・とする)
ケース1
無効票なし
A 166 B 165 C 164 D 162・・・
ケース2
白票700、無効票250
A 10 B 9 C 8 D 7・・・
選挙として当選者が出るのはケース2(得票10/有効50)です。
まぁ、テクニカルな話ですし、もちろん議論にはなるでしょうが、理論的には白票や無効票は棄権と同じ扱いですね。
少子化問題や子育てについては凄く腑に落ちるな~と面白く読ませていただいてましたが、この記事には違和感が…
どうせ組織票が…みたいなくだり、組織票なんて実利を直接得る人間だけに絞るとそんなに大勢いますかね?
かくいう自分も大企業の下請け会社に所属し、父は地方市議会議員の後援会長なぞに任命されとりますが、僕はその政党に票なんて入れてないですよ。それなりに自社の利益とリスクを秤に掛けても、自分が全く納得いきませんからね。
こんなにバレずに意志表示できる(無記名、該当無し含め)のに、投票しにいかないなんて勿体ない。僕はバレてもやりますけどね。
あれだけ少子化や日本男児の至ら無さについて熱く語るなら、無関心の若者へ向け“該当なしで票入れましょう!”と、薦めてみたらどうなのよ?と思いました。
組織票の大部分を成している思考停止中で脳内空っぽの人達がなんとなく自民に票入れてるだけじゃないですか?だとしたら挽回する芽はあるんじゃないですか?
よくよく子育ての記事を見ても、話の大前提が“どーせ無理だけど…”ですもんね。だったらわざわざそれらしくblogなんてやらずにTwitterででも呟いたら良いんじゃないですかね?
同じ一票ならマイナス票としても投じられたらかなり選挙率上がりそうですが。
入れたくない政党や候補者にプラスを入れるくらいなら、誰にも入れたくないから選挙に行かないよりは、選挙に行って自分と合わない政党や候補者にマイナス票を投じるようなシステム(意思表示の方法)が出来れば興味を持つ人も増えそうですけどね&政治家も選挙に対しての考え方が変わると思いますけど。
もちろん入れたい候補者や政党が出てくるのが一番だと思いますが。
投票は、参政権という権利、権利は「行使する」か「行使しないか」なんで、責められるものではまったくないですね。
そう、インフルエンザが流行りそうな時に予防接種を受けるかどうかは本人の希望で決まるのと同じで。
それと、なんだか投票率が低いと「政治による生活が悪くなる」という発想がありますが、有権者全員が投票しても、自らの望む政治が良くなるとは限らないし、ほとんど同じか、さらに悪くなることも可能性としてあるので、所詮は幻想でしょう。
ただ、選挙は老人も参加でいいんじゃないですかね。
握手して1票を投じてくれた人たちの主張が優先されていくという、民主主義の権利の勝ち取り方のお手本ですから。
今回のブログを見て、改めて若者は選挙に行かなければならないと思いました。
ご老人が多いのはわかります。
でも、若者の意見も聞け~と若い世代も言うべきなんです!
僕は34才で若者とは言えませんが、せっかく国に意見を言える場があるなら行かなければならないと思いました。
ちなみに僕は維新推しです。
橋本さんの改革したいという姿勢は見ていて楽しいし、今までの政治家にはないと思うからです。
以前は仕事の関係でバリバリの自民派でした(;´Д`)
意見を言う一票は大切なはずです!!
駄文失礼しました。
その通りですね
人間って「自分自身が困った」体験がないと本気で問題解決に取り組まないものです
2020年の東京オリンピックのころには高齢者人口が29%に達するそうですが
おじいちゃんおばあちゃんはあと10年前後しか残りの人生が無い方が多いです
そういう人にとって2050年、2100年の日本ってどーでもいいんですね
僕たちだって「西暦3000年、西暦4000年の日本のために現在国からもらえるはずのお金を放棄しましょう」っていわれたらピンと来ないですし
また29%に達する予定の高齢者人口のほかに50代の「もうすぐ年金生活突入目前の世代」までふくめるとすでに国民の40%以上が絶対に断固として高齢者の予算を死守したいと考えているかもしれません
多数決システムの民主主義で半数ちかくが国難よりも高齢者予算を優先したいと思ったらその国はダメになりますよね やる気&向上心が全くないですから
選挙に行かないのは、単なる権利の放棄です。
○○党に投票することだけが投票行為ではありません。
他の方もコメントされていましたが、白紙提出や「該当者なし」と書くのも立派な意思表示です。
例えば、投票率90%に対して無効票が半数を越える選挙を想像してください。
確実に再選が行われますし、当然問題視もされるでしょう。
しかし、選挙に行かなければ、それらの意思は黙殺されます。
「人任せ」と仰いますが、貴方の行為も人任せと言わざるを得ません。
私のような素人ならともかく、あなたのような「プロ」がそのような浅はかな判断を公にされるのは、いかがかと思います。
あなたのこのブログも、立派なメディアです。
どうか今後は賢明で冷静な判断で発言されることを望みます。
長文失礼しました。
これ痛烈ですねw
若い世代の人たちのための政治に。
ま、そんなことしたら、いろんなとこから批判が出てきそうですけど。
民主主義って、子供のころから疑問に思ってたのですけど「赤信号、みんなで渡れば怖くない」ってのと同じで、間違ったものでも票さえ集まれば「正しい」ってなっちゃうんですよね。
だから知識がない人が分からないまま「間違った人」に投票するのもいかがなものかと。
そういう意味では興味ない人は選挙行かない方がいいのかもしれませんね。
私自身が都内を車で運転していると、色々な人が車道に飛び出してきます。大抵は急ブレーキを踏む羽目になるのですが、皆さん何も考えてないな~、と思います。
見ず知らずの私が優良ドライバーである保証がどこにあるんでしょうか?
私だって油断している時はあるし、助手席の人に話しかけられて注意力散漫になっているかもしれないし、そもそも飲酒運転しているドライバーだったらどうするんでしょうか。(私はしませんけどね)。
選挙で投票に行かない人って、良くも悪くも他人を信用しているんでしょうね。「政治家がなんとかするだろ」「他の有権者に任せておけば大丈夫だろ」
甘過ぎだと思いますけどね。
私は確かに毎回、選挙に行きますけど、共産党や公明党の組織力をなめちゃイカンですよ。
私も石破さんの本で、自民党の憲法改正案読みましたけど、確かに国民の人権を抑制する方向で改正したいようですね。
投票に行かない人に言いたいのは、そんなに信用されて丸投げされても困りますよ、ということ。
車にひかれてから「こんなはずじゃなかった」となっても遅いですよ、ということ。
早めに意識を変えて下さい。
こっちに丸投げしないで下さい。
似たようなケースだと有給休暇も、そこそこ大きな労働組合がある会社では、権利であるはずが、義務として扱われ、取得率が悪いとプレッシャーがあったりします。
私も若い頃は選挙にはあまり行かなかったですが、TVタックルや朝まで生テレビを見て少し政治に興味を持ち、選挙に行かずに政治を語るのもフェアじゃないと思ったので行くようになりました。行くとより興味が持てるようにもなりましたね。
喰わず嫌いで一度も口にした事がなかったものでも食べてみると意外に美味かったりすることもあるので、まずは一度投票に行って見て、それでも興味が持てなかったら行かないようにすればいいと思います。
人が少ない朝早い時間帯だと投票所に入ってから終わるまでたったの2、3分で終わりますし。
民主党政権、唯一の功績は、無党派層の支持を集めて投票率を上げれば自民党を第1党の座から引きずり降ろせるという事を世間に示せた事だと思います。
その後の3年間が酷かったので、みなさん忘れてるようですが。
ムダとしても、投票は「とてつもない決断」を必要とするものではないし・・・。
何となく自分の中で感じていた違和感の正体を言葉にしていただけたような感じがして、非常にスッキリしました。私の周りでこういう意見は少数派でしたので、かなり自信を失っていたところです。
政治家の皆様も非常に苦労されてるんだろうなあ、と思いました。誠実に、日本のためになる政治をやるには、とりあえずは選挙に通らなくてはならない、ところが選挙に通るためには……
良心を捨てないとやっていけないのかな、真面目な人ほど心が折れてしまいそうです。
民主主義も、産声を上げてしばらくは理想的な制度だったのかも知れませんが、長い歴史を経て歪んできてしまったように感じました。
今我々が手にしている選挙権は、我々の先輩達が血を流し命賭けで戦って勝ち取ってくれたものだ。
中には逮捕拷問を受けて命を落とした人たちもいる。
まして女性に選挙権が与えられたのは、戦後になってからだ。
今回の選挙の戦後最低の投票率は、日本人の幼稚さ愚かさを露呈した。
今回の選挙で投票しなかった馬鹿者は、政治や政治家に文句を言う資格はない!
選挙権を失いたくなければ、税金を支払う(消費税とか酒税などを除く)というシステム。本文中にある義務(納税・勤労・教育)と権利はセットになるべきです。
ま、そんな法案を現在”選挙権をもっている高齢者”が認めるわけないですよね。議員席数を減らすかどうかの議決権をもっているのが当の議員というのと同じで、実現するとは思えませんけど。
で、長谷川さんが以前、憲法を一度みてみてと言ってたのを思いだしちょっと調べてみました。
憲法って国民を縛るものじゃなくて、人権を保障するために国家権力(国会議員、裁判官、官僚)を縛るものなんですねー。知りませんでした。
で、ついでに改憲したがってる自民党の案をみたら。。。
人権を後退させ、国が国民を縛るものにすり変えようとしてるのでびっくりしました。
9条どうのこうのより、これ怖すぎます
改憲したいのは、財界がより儲けるために労働者の人権を削りたいからですかね?
僕もそう思います。
もうちょっと言うと、歴史ではなく喉元から学ぶ民族。
長谷川さん的にはいかがでしょうか?
自民党は「0増5減」でお茶を濁したが、憲法違反状態で当選した議員に政治を司る資格があるのか?
投票意欲をそぐ憲法違反がまかり通る日本は、民主主義国家とは言えない。
長谷川さんの記事は、いつも非常に勉強になり楽しく拝見させていただいております。
話題がホットなうちに、ご質問させてください。
今回の選挙の少し前に、友人同士で政治や社会のことについて意見を交わしたことがあるのですが、そこで上がった話題についてです。
最高裁が、ここ数年の選挙が「違憲状態」であると明言した点についてです。
1票の格差が開きすぎているのにも関わらず、是正措置をしないまま、解散したというのはどういうことか?
今回の選挙は公正なのか?
選挙は成り立つと言えるのか?
今回の選挙こそ、税金や国民の労力の無駄遣いだったと言えるのではないか?
このようなことを考え始めると、頭がモヤモヤして眠れなくなってしまうのです。
僭越ながら、是非、長谷川さんのご意見をと思いましてコメントさせていただきました。
断固たる意志をもってそうします
その意志とは、「今の選挙方法は信任に値しない」
ってことだからです
私は、投票すると無責任に丸投げに感じるのです
外交なんかは代表者が必要です
その人の判断に任せます
が
こまごました法案なんかは
国民の意見が見えやすくする仕組みがあっても
良いと思うのです
例えば、10議席分用意して
インターネットを通じて法案に対する投票し
賛成、反対、無効票、不参加
それぞれの意味合いをパーセントに応じて
先ほどの10議席にあてはめる
って感じです
議員は議員として判断して欲しいんです
あえて国民を無視した決議が下されるのも
それはそれで良いのです
でも今はそうではないですよね
もしリアルタイムに国民の総意がしめせれば
議員たちも、もっと緊張感を持って
決議すると思うのです
まあ、そんな感じで
私は今の選挙方法は納得できないので
今後も投票しないと思います
以前、書き込みさせてもらったように、リーマンショック後に転職活動をしてしまったために、痛い目にあいました。普段は10名程度しか応募して来ない仕事に、200名の応募があって対応に困ったと面接官に言われました。内定もらって1ヵ月後に取り消されたのもその頃です。
今、選挙が終わってインフレがどのような形で落ち着くのか、ってテレ朝の番組でもやってました。私もこれから本読んで勉強するつもりです。これからの政治の動きが私の人生にも影響するかもしれないですしね。
「選挙くらい行け!」は「社会人なら新聞くらい読め」という意味合いもあるんじゃないですか。
ただ私は「選挙くらい興味持って行ってくれ」と思ってますけどね。
極端かもしれませんが、ジョージ・オーウェルの「1984年」を読んだ恐怖が忘れられないです。
イギリスが舞台で完全なる「管理社会」、いわゆるディストピア小説ですが、2014年の私が読んでも、自由が「完全に」失われたイギリスは恐ろしかったです。
つまり、常に自分たちで政治や社会に興味を持っていないと、自分たちが望まない社会に「簡単に」変わるのが民主主義社会だと思います。
政治に興味を持つことが、「お上」に対抗しる唯一の武器だと思います。