やっと最高裁がしっかりと言ってくれた。
◆ヘイトスピーチ賠償確定 朝鮮学校「日本の良心に感謝」
本当によかった。
きっと、朝鮮学校に通う多くの子供たちも、その親御さん達もつらい思いをし続けたことだろう。この最高裁の判決を、数は少なくとも、いまだ日本にいる差別主義者たちはしっかりと守ってほしい、と切に願う。
筆者は2010年に3人の子供を連れて、NYへ赴任した。
筆者の子供たちは英語の勉強にもなると現地校(現地のアメリカ人たちが通う小学校や幼稚園)に通わせたが、言葉の壁を考え、日本人学校に子供を通わせているご家族も少なくなかった。
NYは人種のるつぼだ。
そこにいるのは「人間」であり、「どこの国の人か?」なんて、正直、誰も気にしていない。「背が高いですね」レベルの話のネタにはなるが、それと人間の優劣や偏見なんてものはほとんど存在しなかった。我が子たちがすんなり受け入れてもらえて、現地の子供たちが逆に「日本語を教えてくれ!」と言って子供たちに話しかけている姿を見て、心から嬉しく思ったものだった。
しかし、アメリカでもテキサスやオクラホマなど、中南部と呼ばれる場所に行ったとき、筆者も心無い言葉を投げかけられたことがある。起きた事件の取材に行ったのだが、
「アジアのモンキーが!消えろ!」
と怒鳴られたこともあった。ま、日本でも「このマスゴミが!」と言われることもよくあったので全然気にもならなかったが、どこの国にも差別をする連中はいる。
大人に対してそういう情けない発言をするのは、まだ理解できなくもない。と、言うのも、「差別とは弱いからするもの」だ、という真実を、多くの大人は理解しているからだ。
自分にコンプレックスがあって
自分に自信がなくて
自分が社会から認めてもらえなくて
それでも、そんな情けない自分を少しでも「俺は弱くないんだ!」と叫びたくて
必死に批判する相手を探してる。イライラをぶつける相手を探してる。でも、みんな自分よりも正しく生きてるし立派に生きてる。
そうなると、「生まれた地域」で差別するしかない。「国籍」で差別するしかない。それしか罵倒する手段がないのだ。
大人になるとよく分かる。必死になって罵倒している連中はただの弱虫だということが。そして、その発言や行動がどれだけ情けないことなのかが。
でも、朝鮮学校に通う子供たちは、まだ小学生や中学生だった。
自分たちがなんで罵倒されているのか、なんで非難されているのか、分からないまま悲しい思いをし、何が何だかわからないまま、恐怖を感じていたことだろう。
今回の最高裁の判決を全面的に支持するだけでなく、多くの朝鮮学校に関係する子供たちや親御さんたちに、日本人全体の気持ちを伝えたい。
皆さんは同じ日本の国で生まれた仲間だ。
自分は朝鮮人なのか?
自分は日本人なのか?
きっと悩んでると思う。こういう立場の人はみんな思うのだと思う。我が家の一番下の娘は人生の半分がNYだ。アメリカでは「日本人」とみられ、日本では「アメリカ帰り?」とみられる。きっとみんなそうなんだと思う。
でも皆さんは日本のテレビ見てるのだと思う。
日本の新聞読んでるのだと思う。
そういう人たちのことを、昔から日本では「同じ釜の飯を食った仲間」と表現する。何人でもいいので、これからも仲間として歩んでいこう。
少数の「弱い人間たち」はどこにでもいる。社会に出てからも日本でもアメリカでもきっと韓国でも北朝鮮でも中国でもいる。そんな情けない連中がいることを学べたことは将来に対して悪いこととも言い切れないと思う。
ヘイトスピーチはなくならないと思う。
弱い人間は必ずいるからだ。
でも気にしないで行こう。日本では法が守ってくれると分かった。これからのすべての判決は今回の最高裁の判断を参考にされていく。きっともう大丈夫だ。全部訴えてやれ!
今回の最高裁の判断が、多くの子供たちの未来に明るい光を照らしてくれることを心から願う。
◆ヘイトスピーチ賠償確定 朝鮮学校「日本の良心に感謝」
本当によかった。
きっと、朝鮮学校に通う多くの子供たちも、その親御さん達もつらい思いをし続けたことだろう。この最高裁の判決を、数は少なくとも、いまだ日本にいる差別主義者たちはしっかりと守ってほしい、と切に願う。
筆者は2010年に3人の子供を連れて、NYへ赴任した。
筆者の子供たちは英語の勉強にもなると現地校(現地のアメリカ人たちが通う小学校や幼稚園)に通わせたが、言葉の壁を考え、日本人学校に子供を通わせているご家族も少なくなかった。
NYは人種のるつぼだ。
そこにいるのは「人間」であり、「どこの国の人か?」なんて、正直、誰も気にしていない。「背が高いですね」レベルの話のネタにはなるが、それと人間の優劣や偏見なんてものはほとんど存在しなかった。我が子たちがすんなり受け入れてもらえて、現地の子供たちが逆に「日本語を教えてくれ!」と言って子供たちに話しかけている姿を見て、心から嬉しく思ったものだった。
しかし、アメリカでもテキサスやオクラホマなど、中南部と呼ばれる場所に行ったとき、筆者も心無い言葉を投げかけられたことがある。起きた事件の取材に行ったのだが、
「アジアのモンキーが!消えろ!」
と怒鳴られたこともあった。ま、日本でも「このマスゴミが!」と言われることもよくあったので全然気にもならなかったが、どこの国にも差別をする連中はいる。
大人に対してそういう情けない発言をするのは、まだ理解できなくもない。と、言うのも、「差別とは弱いからするもの」だ、という真実を、多くの大人は理解しているからだ。
自分にコンプレックスがあって
自分に自信がなくて
自分が社会から認めてもらえなくて
それでも、そんな情けない自分を少しでも「俺は弱くないんだ!」と叫びたくて
必死に批判する相手を探してる。イライラをぶつける相手を探してる。でも、みんな自分よりも正しく生きてるし立派に生きてる。
そうなると、「生まれた地域」で差別するしかない。「国籍」で差別するしかない。それしか罵倒する手段がないのだ。
大人になるとよく分かる。必死になって罵倒している連中はただの弱虫だということが。そして、その発言や行動がどれだけ情けないことなのかが。
でも、朝鮮学校に通う子供たちは、まだ小学生や中学生だった。
自分たちがなんで罵倒されているのか、なんで非難されているのか、分からないまま悲しい思いをし、何が何だかわからないまま、恐怖を感じていたことだろう。
今回の最高裁の判決を全面的に支持するだけでなく、多くの朝鮮学校に関係する子供たちや親御さんたちに、日本人全体の気持ちを伝えたい。
皆さんは同じ日本の国で生まれた仲間だ。
自分は朝鮮人なのか?
自分は日本人なのか?
きっと悩んでると思う。こういう立場の人はみんな思うのだと思う。我が家の一番下の娘は人生の半分がNYだ。アメリカでは「日本人」とみられ、日本では「アメリカ帰り?」とみられる。きっとみんなそうなんだと思う。
でも皆さんは日本のテレビ見てるのだと思う。
日本の新聞読んでるのだと思う。
そういう人たちのことを、昔から日本では「同じ釜の飯を食った仲間」と表現する。何人でもいいので、これからも仲間として歩んでいこう。
少数の「弱い人間たち」はどこにでもいる。社会に出てからも日本でもアメリカでもきっと韓国でも北朝鮮でも中国でもいる。そんな情けない連中がいることを学べたことは将来に対して悪いこととも言い切れないと思う。
ヘイトスピーチはなくならないと思う。
弱い人間は必ずいるからだ。
でも気にしないで行こう。日本では法が守ってくれると分かった。これからのすべての判決は今回の最高裁の判断を参考にされていく。きっともう大丈夫だ。全部訴えてやれ!
今回の最高裁の判断が、多くの子供たちの未来に明るい光を照らしてくれることを心から願う。
コメント
コメント一覧
しかし、そのような状態の原因を作ったのは、その学校の大人たちです。
別の方法で、その学校の関係者たちには厳重なる処罰を望むものです。
日本で差別してるのは弱いからには同意。
しかし、アメリカの差別は本気です。
筋金入りの人種主義だからね。
変えようと意識してる人は超少数ってこと、ホントは分かってるでしょ?
都会だと表面に出さない人も多いしね。
しかしヘイトスピーチ(皆殺しにしろ!とか)は日本人として大変恥ずかしく、申し訳ないと思う。
在日2世3世の人々。同じ土地で生まれ、同じ空気を吸って、同じ土地の食物食べて…
彼らも、もう日本人ではないのかな。僕ら大和民族も渡来して日本人になった訳だし。
明治天皇陛下の玄孫、竹田さんがおっしゃてるように、在日の人々が日本の宝って言うか、同じ日本の人々になる将来が来ればいいのに、と思います。
私の年齢はアラフィフ、ここのコメント欄の方の通り確かに昔(特に30年以上前)は朝鮮学校生徒イコール暴力的要素が強い時代でした。朝鮮学校の生徒というだけで社会から、一般の日本の方(日本人全てではない)からも差別を受け、ある一部の日本の高校は「朝鮮人狩り」の日を設け新宿や池袋で朝鮮学校生徒を狙う。そんな時代への反抗手段が暴力だったのでしょう。しかし今は違います。スポーツにおいては朝鮮学校がインターハイの予選会場であったり、また競技によってはインターハイや国体の強豪高として活躍、生徒達も卒業後はラグビー日本代表やJリーガー等で活躍しています。彼らは学生時代から日本の高校生と切磋琢磨し友好的な関係を築きあげてますし、また朝鮮学校卒業後、日本の大学に進学し一部上場企業や外資系に就職し活躍するビジネス戦士もたくさん居ます。皆、仲間です、納税者です。私も小学校から高校まで朝鮮学校で過ごした出自堂々バリバリの在日ですが普段お付き合いする様々なフィールドに生きる友達は日本の方です。朝鮮学校への理解、まだまだ難しいとは思いますが朝鮮学校生徒の現状が少しでも理解されれば幸いです。
ps:国籍に関わらずどこの学校にも問題生徒(笑)は居るでしょう。
いや、たしかに差別は良くないし、ヘイトスピーチも良くない、そして罪のない子供を責めてはいけない。
ただ今回の話は論点のすり替えのように感じております。
本件、もともとは朝鮮学校の隣の公園の不法占拠問題かと。
不法占拠により逆に地元の子供が遊べなくなったので返してほしいと。
そしてその手段がちょっと行き過ぎたという話です。
今回はその表現方法ばかりにスポットが当てられておりますが、そもそもは公園を不法占拠したほうが悪いと思ってます。
また、表現が行き過ぎたのは良くはないけど、彼らにも論理があって、下にcaxzioさんが書いているように在日は徒党を組んで日本人を恫喝するのが常套手段です。戦後からずっと日本人はそうやって駅前の一等地やらを不法占拠されてきたのですし。(在日じゃないけど竹島も同じようにやられてますよね。)
おとなしく言っても彼らが公園を返さないので目には目をじゃないけど声を荒げざるを得ない。そう考えると彼らの表現がだんだん行き過ぎてしまったのも分からないではありません。
しかしこれは論点を公園からヘイトスピーチに変え世論を誘導した朝鮮学校側にやられましたね。
ただ本当に朝鮮学校の子供に罪はないの?報道されないだけで今だcaxzioさんが書いているように集団を組んで日本人の子供に暴力をふるっているんじゃないの?とは思いますけどね。
私は在日三世の韓国人でした。今はオーストラリア国籍のものです。
日本で生まれて、日本の大学を卒業し、一流と呼ばれる外資系企業につとめていた20代の時(日本の企業は差別を恐れてどこも受けませんでした)、日本に帰化しようと法務局へ出向きましたが、公務員のひどい対応に、申請すらあきらめました。
オーストラリアでは、日本人というより、韓国人といったほうが受けがいいですよ。(戦争のことや捕鯨等の問題で)
日本では大嫌いだった韓国名もこちらでは日本名より呼びやすいらしく、仕事では韓国名を使っています。
どこの国にいても、自分でどうすることもできない障害や出自を差別して優越感を感じようとするひとは、議論するに値しない、低レベルな人間性の弱い人たちです。
もちろん私には日本人の愛すべき友人がたくさんいて、日本に家族もいて、日本に感謝しているし、敬うところは多いです。韓国にも同様に感じています。両国ともいけないところ、たくさんありますけどね。お互いの悪いところをあげつらう関係には本当に辟易していますが。。。
少子化、ヘイトスピーチに関する長谷川さんの記事には、本質をついていて、同意するところが多いです。長谷川さんみたいに利権やしがらみのないひとが政治家になるのが、きっと今の日本をよくしてくれるんじゃないのかな?
日本は 人種のるつぼ ではありません。
子どもに対するヘイトスピーチは あってはならないものです。
戦後 69 年経っても尚、国家として反日教育しているお隣の国。
日本では、国家として 反韓・反中 教育はされていません。
一部の団体が 行っている 嫌韓 ヘイトスピーチ。
69年前に、アメリカに、連合国に、原爆を落とされた日本。
少なくとも、嫌アメリカ の風潮は 日本には無く、
嫌 アメリカの行動があるのは 沖縄ぐらい。
でも 沖縄には それなりの理由と状況があって、思想・信条は個人の権利。
caxzio さんのような話(カミソリ 二枚刃で切られる)っとか、
上京した学生時代に聞いた事がありますが、田舎もんには 理解不能な話でした。
色んな バックグラウンドのヒトがいるので、敢えて 私は、
長谷川さんほど 踏みこんだ表明には 異を唱えます。
差別を 声にする所には、差別があるのでしょう。
一部の 声の大きな団体の行動を 無視することが、差別の無い社会かも?
隣の国の ヘイトJAPANを 日本が騒いだら 戦争に向かって行くんじゃないかな⁉︎
私は在日3世、正確には、帰化しているのですが…。
ここのところ、ヘイトスピーチを始め、嫌韓の動きが過激すぎて辟易していました。「これも国が衰退している証拠なのか?、政府への批判をそらすために誘導しているのか?」とコメントもあり、なるほどそれもあるのかも知れないと感じます。
私としては生まれ育った日本に感謝していますが、また一方では自分のルーツである韓国を気持ちの上で捨てることもできません。
マイノリティである自分に、日韓の情勢が不安定な今は何となく心許なさもあるものの、逆にどちらにも属さず自由であるという気持ちもあります。私は私で、人間として恥ずかしくない生き方をすれば良いのだ、後ろめたく感じることはないのだと、ある意味では達観もしています。
でもこの境地に至るまでは、若い頃、大変悩みました。朝鮮学校の生徒さん達の多くもそうではないかと思います。出自は選べませんから…。
できれば日本と韓国は喧嘩をしないでほしいと願いますが、それが無理であっても、政治抜きの個人的な付き合いにおいては、差別心フリーであって欲しいと願っています。
日本人の子供にも、国籍マイノリティの子供にも明るい未来がありますように。
私、テレビをここ10年ぐらいまともに見ていないので、テレビから盛り上がった話なのか
ネット発なのかさえよくわかりませんが。
よく、政権が調子悪くなると「隣国をバッシングして政権批判を逸らす」なんて
終戦直後にも「中国人や朝鮮人の暴動論」がありましたよね。
似た話で、アメリカもベトナム戦争批判を逸らすのにタバコ害を宣伝して市民運動を
逸らしたりしましたね。洋の東西を問わず、定番の手口だと思ってます。
だって、10年前に中韓の悪口を言ってる人なんかいませんでしたし
(一部の国粋を商売にしていた団体だけでしょうか、最近とんと見ませんが。)
いたとしても、よっぽどの爺さん婆さんだったりでしたよ。
終戦直後に流された軍部批判を逸らす「あのネタ」に踊った人たちです。
こんな話も、先日の長谷川さんのおっしゃてた「人口オーナス」、要は日本が国として
発展する見込みがない事の証明のような気がします。
カネがない→政治も行政も打つ手がない→国民に批判を受ける→他に敵を作って
意識を逸らす→少数派を敵視する→ひとまずその場しのぎになる
まあ、意味も無く他人に罵声を浴びせる行動が法的に規制されるのは、ごく当然なので
司法の仕事としては、良くやったと思います。
それより、権力側の小沢冤罪事件や、福島原発被爆事件が、正当に裁かれていない
事に司法の怠慢を感じてしまいます。
ヘイトスピーチは自分自身に跳ね返ってくる事を自覚するべきです。
とは言うものの、私の中にも他者を蔑む心があります。
この心に、しっかり手綱を付けて日々過ごして行こうと思います。
しかし、朝鮮学校の近くの学校に通っていた私は、登下校の際、なんの理由もなく日本人だからという理由で3年間近く、朝鮮学校の生徒(5.6人の集団)に殴られ蹴らつづけました。
1人ではなくこちらも何人かいる場合でもそうでした。
やり返したら文字通り翌日「倍返し」が待っていました。
学校も警察も朝鮮学校の学生のそういう行為には何にも対応してくれませんでした。
朝鮮学校の近くを通るなと言われても、使っている駅が一緒なのでどうにもなりません。
同じ学校の生徒のほとんどはその期間同じ目に合っています。
もちろん、朝鮮学校じゃなくとも日本の高校でもそのようなことはあるでしょう。
はっきりいって朝鮮学校の生徒には逆らうなという暗黙のルールがあることを子供ながら感じました。そして朝鮮学校の生徒もそれを当然知っており行為はエスカレートしました。
いやな思い出です。
こういう事実は報道されないですよね。
やはり「そういうもの」なんでしょうね。