好きな人多いですよね。
この写真のサヴォア邸なんか大人気ですよね。
でも、そんなにいいですか?
近代建築の5原則って、彼が言い出したわけでしょう?
それにしばられすぎじゃないですかねえ。。
なんか、批判的な意見を言えない空気がありますよね。
彼なんかには特に。
ようがす。私が言おうじゃありませんか。
建築家とは、人の銭で自己表現やりたがってんじゃねえよ、と。
まあ、芸術ってのは他人のあぶく銭でやるもんです。
身銭を切っているうちは、まだ自己満足でしかありません。
まあ、それは分かっていますよ。
でもねえ、コルビュジェはねえ。
偉大とは思いますけど、そんなにいいですか?
後半の小屋とかはいいような気もしますけど、
これはねえ。。
パリから半日! ル・コルビュジエの名作建築「サヴォア邸」見学traildesign27.wordpress.com
出来上がった後に、
施主がブチ切れたそうじゃないですか。。
まあね、これ1931年ですからね。
1931年の車と比べて見ましょう。
これが、あの家の前に停まってるのは、
やはりどっかオカシイです。
でもね、前川國男の先生ですからね。
彼の戦時中に立てた自宅は素晴らしいですよ。
それがこちら。
これが玄関。反対側はこうなってます。
これ、東京の「江戸東京たてもの園」に移築されて、
行けば入れます。
いやあ、感動しますよ。住んでみたい。
前川もね、帰国してすぐは、
師匠の教えに忠実にやったんです。
結果、大失敗です。
歴史的意義はあるでしょうけど、
失敗を隠さなくてもいいんじゃないでしょうか。
話をコルビュジェに戻しますけどね、
こういうお風呂って、素直に問題なんじゃないんでしょうか。
こういうのを、普請道楽でやるのは、
イイと思うんです。
でもねえ、人が住むのなら、
あんまりこういうのを本気で作るのはどうなんでしょう。
建築というものに、奇妙なイメージを入れたのには、
その時代時代に、それなりの理由があったんだと思います。
バウハウスとかは、まさにそのシンボルだったわけです。
最終的には、当時の先端思想であった「コミュニズム」と絡んできます。
あの味気ない団地群とかって、実は「唯物論」という、
思想を具現化したものなわけです。
それが独り歩きして「スタイリッシュ」になって、
「なんか落ち着く」なんてなったわけです。
サヴォア邸がどうこういうのは、
野暮なんでしょうけどね。
ときどき、本気で作って、
本気で住んで、
体を壊してる人って、いますよね。
気合入れるときにだけ住んでたお言いますしね。
今やギャラリーなんですからねえ。
楽しく住める人にはいいのでしょうけれど。。
(他人のことはほっといてやれよ!ごもっともですね!さあ、そこでついクリック!)
サヴォア邸 Le Corbusier Villa Savoye1928-31―世界現代住宅全集05(Residential Masterpieces)
- 作者: ル・コルビュジェ,Yukio Futagawa,隈研吾
- 出版社/メーカー: ADAエディタトーキョー
- 発売日: 2009/10/01
- メディア: ペーパーバック
- この商品を含むブログを見る
- 作者: ジョナサン・M・メツル,アンナ・カークランド,細澤仁,大塚紳一郎,増尾徳行,宮畑麻衣
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2015/04/11
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (4件) を見る