独自プロセッサが今熱い!?
iPhoneの特徴といえば、Apple(アップル)が自社開発したプロセッサ「Aシリーズ」を搭載していることが挙げられますが、Google(グーグル)も興味深い動きを見せています。Googleが先月発表した新型スマートフォン「Pixel 2/Pixel 2 XL」には、画像処理用の独自プロセッサが搭載されているというのです。
Googleが公開した情報によると、Pixel 2シリーズには「Pixel Visual Core」というプロセッサが搭載されています。これはGoogleが一般向け製品用に初めて開発したプロセッサで、Pixel 2の高画質撮影を支える「HDR+」機能の負荷を減らしつつ高速化できるそうです。なんでもGoogleの説明によれば、HDR+の処理が5倍早く、そして消費電力は1/10になるんだとか…。すごいです。
さらに興味深いことに、Pixel 2のHDR+はサードパーティ製アプリでも利用可能となる予定です。たとえば自撮り用の加工アプリでも、HDR+で撮影されたきれいな写真を元に可愛いく加工する…なんて使い方ができるかもしれませんね。ただし、Pixel 2シリーズでサードパーティ製アプリがHDR+を利用できるのは「数カ月後」となっています。
Pixel Visual Coreはまず数週間後に配布される「Android Oreo 8.1」のプレビュー版で、開発者向けのオプションとして利用できるようになります。シングルカメラを搭載しながらスマホ史上最高の評価を得たPixel 2シリーズのカメラには、このような興味深い工夫が凝らされていたんですね!
Image: Sam Rutherford/Gizmodo US, Google
Source: Google via The Verge
(塚本直樹)