27日で40歳の誕生日を迎えました。
バースデーケーキでお祝いされる歳でもなく、糖尿病なので甘いものもNGということで、一人でザ・ニッカバーにまた赴きました(その前にエッチなお姉ちゃんと遊んできましたが...)。
そこで気に入っている余市の原酒を飲もうとしたところ、なんと販売停止の文字が!
どうやら余市、宮城峡ともに原酒販売の一時停止をしていることで入手できなくなったようです。
そういえば、最近になって幻のウイスキー状態にあったハイニッカなどがスーパーでも見かけるようになり、夏に余市蒸留所に行った時も中国人の観光客が多く、180mLのシングルカスクのボトルが売り切れているのも見ましたので、前兆はあったのでしょう。
ニッカにとってみれば、ドラマのブームによって売り上げが伸びてきて、ウイスキーファンが愛する銘柄を前面に押し出して攻勢をかけている今、原酒が足りなくなっているのは仕方のないことでしょう。
また、ウイスキーは数年以上の熟成が必要なお酒ですから、需要分をすぐに供給することもできないし、増やしても人気が沈静化して大幅に出荷数が激減すれば経営の危機にも陥りやすくなってしまいますから、とてもリスキーでもあります。
サントリーもハイボールブームによって原酒が足りなくなって、一部の銘柄を販売終了にするなど大鉈を振るいましたが、ブームが沈静化することなく続き、ドラマでもサントリーの創業者がモデルとなった配役もあって、こちらはうまく波に乗っている様子です。
長期的な視点で見ると、実はドラマのブームで一番勝ちそうなのはサントリーではないかとひそかに思います。
浮かれている場合でもなく、ニッカにとっては今が最大の勝負どころではないでしょうか。
バースデーケーキでお祝いされる歳でもなく、糖尿病なので甘いものもNGということで、一人でザ・ニッカバーにまた赴きました(その前にエッチなお姉ちゃんと遊んできましたが...)。
どうやら余市、宮城峡ともに原酒販売の一時停止をしていることで入手できなくなったようです。
そういえば、最近になって幻のウイスキー状態にあったハイニッカなどがスーパーでも見かけるようになり、夏に余市蒸留所に行った時も中国人の観光客が多く、180mLのシングルカスクのボトルが売り切れているのも見ましたので、前兆はあったのでしょう。
ニッカにとってみれば、ドラマのブームによって売り上げが伸びてきて、ウイスキーファンが愛する銘柄を前面に押し出して攻勢をかけている今、原酒が足りなくなっているのは仕方のないことでしょう。
また、ウイスキーは数年以上の熟成が必要なお酒ですから、需要分をすぐに供給することもできないし、増やしても人気が沈静化して大幅に出荷数が激減すれば経営の危機にも陥りやすくなってしまいますから、とてもリスキーでもあります。
サントリーもハイボールブームによって原酒が足りなくなって、一部の銘柄を販売終了にするなど大鉈を振るいましたが、ブームが沈静化することなく続き、ドラマでもサントリーの創業者がモデルとなった配役もあって、こちらはうまく波に乗っている様子です。
長期的な視点で見ると、実はドラマのブームで一番勝ちそうなのはサントリーではないかとひそかに思います。
浮かれている場合でもなく、ニッカにとっては今が最大の勝負どころではないでしょうか。
コメント
コメント一覧
私は今回の記事を読んでしばらく絶句してしまいました。というのも友人が近々北海道一周旅行するらしく、お土産に余市原酒を頼んでいたのです。朝ドラ効果でウイスキー業界が盛り上がるのは喜ばしい事ですが、その一方で今回のように美味しいお酒が終売になってしまうのは何とも残念な事です。いつか復活して欲しい…。
買うけどさぁ、今から大麦を大量に発酵させたとして
この調子で8~17年後まで日果のラインナップ繋がるのか不安すぎんよ
不惑を迎えられたのですね。
ウヰスキーをはじめとした蒸留酒は糖質ゼロという事で、耐糖能に制限があっても楽しめる酒で良かったです。
これからも、エッジの効いた記事を参考にさせて頂きます。
P.S.
わたくし、趣味で楽しんでいるウヰスキー関連はもちろん、専門である仕事の関連ですら“三十而立”は遠い彼方です。
先日、マッサンのおかげで入手が容易になったG&Gを初めて飲みました。
ザ・ニッカ12年より格段に美味いと感じた私の舌は、ジャンクフードの食べ過ぎでイカれているのでしょうか…。
まぁ何はともあれ、ニッカの未来に幸あれ。
(脈略なくてすみませんm(_ _ )m)
原酒の販売は停止していますが、同じく蒸留所限定のシングルモルト余市12年というのがあります。
日本では一つの蒸留所でも多くの種類の原酒を作り、スコットランドの異なる地域のモルトを再現するような傾向があります。
余市でもそうしたモルトをヴァッティングしてシングルモルト余市を作っています。
蒸留所限定のものでは、ピーティ&ソルティ、シェリー&スイート、ウッディ&バニリックという3種類の12年シングルモルトがあります。
いずれもカスクストレングスといってもいい、55度という高いアルコール度数のウイスキーになっています。
私は余市でピーティ&ソルティを買いましたが、ラフロイグやアードベッグに負けないアイラっぽさがあって好きになりました。
お土産としてはこういったものをリクエストされるといいでしょう。
私は評論家のような、お前はそんなものを食ったことがあるのか、というような表現はできず、身近なもので愚直な表現にとどまっています。
本業にしても31歳で自立したものの1年で挫折、サラリーマンに戻った経験もあります。
G&Gですが、余市モルトの持つ力強さがしっかり出ていて個人的に好きな銘柄です。
ブラックニッカスペシャルやハイニッカもスーパーなどにも並ぶようになったことで、旧き
ニッカ党の愛するウイスキーが手に入りやすくなったこともうれしい限りです。
これらの銘柄がニッカらしさを象徴する味と香りだと実感していただきたいですね。
ザ・ニッカ12年もおいしいですが、響に日和った感じにも思えますね。
というのを読みました。
今蒸留しても出荷は数年先ですものね。難しい商売ですね。
高いですけど、原酒また買ってみたいです。
というかまた余市に行きたいです。
「マッサン」でもフィーチャーするかもしれませんが、サントリーでウイスキーづくりを始めたとき、当時の株主がなかなかウイスキーを出さないことに腹を立てて販売を急かしたせいで、1年程度の熟成しかしていない原酒で「白札」(今のサントリーホワイトの前身)を出さざるを得なかった経緯もありますが、ウイスキーは作るまでに手間と時間ががかかるという本質を理解してもらえなければ、一過性のものに終わってしまう恐れがあります。
サントリーも5年ほど前にその危機を迎えて、角瓶の販売停止、一部の銘柄の廃止という大鉈を振るうことで、危機を乗り切りました。
しかし今の角瓶は3~5年ほどの原酒だけでしょうし、代用品として宣伝したトリスも1年程度の熟成で終えていることでしょうから、ニッカにはその芸当は厳しいと思われます。
余市の蒸留所を見学したときも、品質維持のために貯蔵庫の樽も高く積み上げないので、原酒の絶対量もサントリーの足元にも及ばない状況ではありますが、1割の増産でとどめているなど、ニッカが人気に煽られずに長期的なビジョンを持って戦略を立てていることには救われる思いがあります。
価格も2000円弱ですので、買う価値は十二分にあるでしょう。
ほかの方がコメントされていましたが、ニッカでは増産を1割程度にとどめているようです。
サントリーほどの原酒の量がないうえに下手に増産すれば深刻な原酒不足になるでしょうから、勝負どころでもニッカは苦渋の選択をしたのだと思います。
最近NHKのブームで原酒不足というのもあると思います。
が、余市に先月3度足を運んだのですが大陸系の観光客が高価なボトルを大量に買ってました。
私は事前にニッカサービスに原酒の入荷状況を確認してて、11月上旬に最終入荷した5年と20年の原酒を購入できました。
コレで終売とのことです。
次の週に行ったときには売り切れで、1980’s、1990’s、2000’sが販売していました。
1980’sは35000円税別でさすがに購入できませんでした。
10月に山崎に行ったときには原酒の販売はしておらず、有料試飲で在庫限りの原酒(1986年シェリーカスクトレングス)を飲みました。
サントリーも同じく原酒不足とのことです。
ニッカでは竹鶴の言いつけどおりに二段以上になっていない樽の貯蔵も、山崎では樽が4段積みになっていたりといろいろな違いがありました。
ただ、ニッカの余市とは違い、発酵層がステンレス以外に木樽もあったりと比較できたので、ぜひ山崎にも行ってみてください(山崎は工場見学に予約が必要です
札幌在住のため、山崎に行くには最低でも2万円以上の旅費と原酒購入代を見積もっておく必要があるので、気軽に行けない事情があります(その点では関東の方とハンデは近いか)。
余裕があった時にでも行こうとは思います。
仙台は20台のころ(10年以上前)に見学はしたので、後は白州を行ってみたいと。。。
仙台は作並温泉とともにもう一度行って見たいですが・・・
山崎の原酒は1986年がたしか1,000円ぐらいでした。
また、山崎シェリー原酒が800円ぐらい。同じく山崎のパンチョン樽原酒が200円。
サントリーは有料試飲するカウンターの女性が工場案内もしてくれてとても美人ばかりです。
記念撮影も「1、2、サントリー!」と言って撮影してくれたりと、サービス精神旺盛です。
ちなみにサントリーの工場三箇所(白州以外にもある?)でおおよそ80万樽との事。
この話をは余市の工場案内の女性にしたところ驚いてました。
見学コースの貯蔵部屋だけでも3,000樽ありましたので。
山崎でももマッカランのように樽を外国に送っているとのことです。
いろいろな意味でコストをかけて作っている感じがしましたよ(儲け主義のところも感じましたが。たとえば無料試飲は山崎ノンエイジのハイボール一杯でした)。
ぜひ、山崎にも行って見てください。スケールの違いに驚くと思います。
マッサンの影響で久々ウイスキーを飲んでみて、昔飲んでたころはなぁーんも味わってなかったなぁと感じました。なにしろウイスキーが甘いとか初めて感じました。あとマッサンみたくはわからないけどちょっと手につけて匂いをかいだところ少し煙っぽさを感じました。そもそもアルコールに強くないのでそんなには飲めませんが、味わい深いと思いました。ちなみに「竹鶴」というやつです。
では。
人間は年齢を経ることで味覚に理性を使うようになります。
子供のころはまだ本能で感じるので、苦いものになると毒だと思って本能的に避けるものです。
大人になって食べられるようになった、飲めるようになったというのは、理性でも味覚を感じ取れるように成長した証拠でもあります。
これからもウイスキーとの出会いをしていってください。