General Electric(GE)はAppleと提携して、産業分野のオペレーターを対象としたモバイルアプリを開発し、GEの「Predix」プラットフォームのアナリティクス機能をAppleの「iPad」や「iPhone」から利用できるようにする。
Predixは、2015年にリリースされたGEのIIoT(インダストリアルIoT)プラットフォームだ。機器のセンサデータを管理、分析、保存するために構築されたこのプラットフォームは、航空、医療、交通、石油・ガス事業など、世界的に規制が設けられた業界を主なターゲットとしている。
今回の提携に伴い、両社はPredixプラットフォーム上に「iOS」のネイティブアプリを開発できるようにするためのソフトウェア開発キット(SDK)を米国時間10月26日にリリースする。GEは、ユーザーがiOS端末で産業装置を監視できるようにするための、新しいケース管理アプリ「Applications Performance Management」もPredix上に構築済みだ。
「当社顧客は、従業員の能力をモバイルを通じて高める必要にますます迫られている。GEとAppleは協力して、iPhoneやiPad上で直接Predixの予測データやアナリティクス機能が利用できるように支援する、強力なアプリを産業分野の企業に提供する」と、GEの最高経営責任者(CEO)を務めるJohn Flannery氏は述べている。
Appleは、IBM、Cisco、Deloitte、SAPなど、多数のソフトウェア企業と提携して、iOSアプリを企業向けに展開する取り組みを進めているが、GEとの提携は、さらに一歩踏み込んだものとなっている。
例えば、Appleの営業チームは同社の産業分野の顧客や開発者を対象に、Predixを売り込むことになる。一方GEは、同社の33万人の従業員を対象に、iPhoneとiPadの使用を標準化し、「Mac」を同社の推奨コンピュータとすることを約束している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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