脱毛クリニックがお届けする心理学マンガ
欲求に負けたことを責める人へ
欲求に負けたことを責められるのは、「同じ状況で勝つことができた」人だけです。
古くは聖書で、かのキリストが、
「この罪人に石をぶつけていいのは、今までに罪を犯したことがない人間だけだ」
というシーンもあります。
もちろん法律的な部分になると、それこそ罰を実行する人間がいなくなってしまうリスクもありえるので難しいところです。
ただ有名人などが問題を起こした場合に、いかにも鬼の首を取ったように叩いている人たちにたいして、ついつい思ってしまう部分でもあります。
実際に人間には「投影」という心理があります。
これは自分自身が抱いている欲求不満を、素直に実行している人にたいして攻撃をすることで、自分にたいして「だからこの欲求を実行してはダメなんだ」というように言い聞かせる心の働きです。
一言で言うと、攻撃は「うらやましい! 俺もやりたい!」という気持ちの表れです。
本気でそんな欲求がなかったり、生活でその欲求を叶えている人は「どうでもいいニュースだ…」と放置します。
そう考えると、何かがあるたびに全力で叩いたり、怒ったりしている人ほど、「うらやましい」という気持ちを抱えていると考えられます。
攻撃を見たとき、また受けたときは、「この人のウラの気持ちは何だろう?」と考えてみると、少しだけ穏やかな気持ちになれるので試してみてください。