10月20日で、「ミスターラグビー」と称された「平尾誠二」の、
ちょうど一周忌になる。
彼の存在の大きさには、もう皆さん、お気づきだと思います。
彼の死が、伝えられた時のコメントで、一番、印象に残っているのは、
彼の高校時代(伏見工業、現京都工学院高校)の監督である、「山口良治」氏の言葉。
「ほんま、礼儀知らずのヤツや!順番守れよ!」
「山口良治」氏といえば、「泣き虫先生」として、有名で、
ドラマ「スクール・ウォーズ」で、「山下真司」が、演じていた。
皆さん、もうすでに、ご存知だとは、思いますが。
「スクール・ウォーズ」は、伏見工業のラグビー部をモデルにした実話である。
伏見工業と言えば、京都では、「悪の集まり」として、悪評高かったが、
その中でも、「ラグビー部」は、どうしようもない「悪の集団」だった。
そのラグビーの建て直しに、当時、京都市役所におられた「山口良治」氏が、
請われて、ラグビー部の監督に就任された。
「山口良治」氏は、元ラグビー日本代表のフランカーとして、超有名人だった。
そんな「山口良治」氏に対して、ラグビー部員の態度は、非常に、反抗的であった。
そんなラグビー部が、7年後に、「高校ラグビー日本一」になるなんて、
誰が予想出来ただろうか。
「山口良治」氏の名言に、「信は力なり」という言葉がある。
この教えに、共感したラガーマンは、数え切れないほど、いるだろう。
話を「平尾誠二」に戻そう。
彼は、頭脳明晰で、ラグビーに対する考え方も独自の考えを持っていた。
彼のラグビースタイルが、日本のラグビーを大きく変えたと言っても、過言ではない!
昔のラグビーは、フォワードが、ガツガツ当たり合い、とにかく、力勝負であった。
見てて、あんまり面白みに欠けていたかも、知れない。
私は、こういうラグビーも大好きだが、
「平尾誠二」は、観てて、面白いラグビーに、変貌させた。
いわゆる「展開ラグビー」の出現である。
彼のプレイスタイルは、全く、予想出来ない動きにある。
華麗なステップ、意表をつくプレイ、パスワーク等々、
何ひとつ、無駄が無かった。
しかも、男前で、女性のラグビーファンが、かなり、増えたと思う。
私も、彼のプレイスタイルを真似しようと思ったが、無謀であった。
到底、一般ラガーが、真似出来るレベルでは無かった。
彼の死を惜しむ声は、枚挙にいとまが無い。
他のスポーツ関係者も、彼の死を大いに、惜しんだ。
日本のラグビー界にとって、「大きな損失」である。
彼が、生きていれば、2019年ラグビーW杯日本開催も、
成功に終わるのは間違いなかったと、簡単に予想がつく。
私は、彼に、こう言いたい!
「なんで死んだんや!ボケっ!」
「順番守れよ!」
「おまえがいないと、ラグビーがおもろないねん!」
この投稿を書きながら、私は、泣いている。
もう、やめにしよう!
前を向くべきだ!
いくら、彼の死を惜しんでも、そこからは、何も産まれない。
しかし、彼の「ラグビーに対する姿勢」は、
十分、後輩達が、引き継いでいる。
「平尾誠二」のためにも、2019年ラグビーW杯日本開催を成功させなければいけない。
天国から、「平尾誠二」が、見ているから!
最後に、この曲を彼に捧げたい。
追悼「ノーサイド」
平尾誠二氏(53歳)死去 報道ステーションより
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