中2自殺で校長ら研修会=SOS見逃すな—福井

10月17日(火)22時57分 時事通信

 福井県池田町の町立池田中学校で3月、2年の男子生徒=当時(14)=が自殺した問題を受け、同県教育委員会は17日、同県敦賀市内で、小中高校の校長らを対象にした緊急研修会を開いた。自殺などを未然に防ぐ狙いで、計約650人が参加。全員で1分間の黙とうもささげた。
 県教委の佐々木栄秀学校教育幹はあいさつで「若い命が失われたことは大変悲しく、痛恨の極みだ」と悔やみ、一人一人の特性を把握して子供に寄り添う指導を心掛けるよう求めた。
 研修会は冒頭を除いて非公開。県教委によると、校長がリーダーシップを発揮してどんな小さなSOSも見逃さない環境づくりを徹底するよう指示。専門家2人による講義もあり、個性に応じて配慮する必要性や自殺予防などについて学んだという。
 池田町教育委員会が設置した調査委員会の報告書は、男子生徒がいずれも30代の男性担任と女性副担任の厳しい指導叱責を受け続けて自殺したと結論付けた。 

[時事通信社]

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