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考古学の王道ともいえる古代エジプト。それは数千年にわたって栄えた永遠の都であり、ピラミッドやスフィンクスを始めとして、多くの夢とロマンを現代に残してくれている。
そんな夢を掻き立ててくれるエジプトで新しい発見があった。
それは、ギザのピラミッド付近でラムセス2世の神殿と思われる遺跡が今回見つかった。
ラムセス2世の太陽神殿
今回見つかった神殿は紀元前1213年から1279年までの間に作られたものではないかと予測されている。ラムセス2世が太陽神アメン・ラーを崇拝した神殿ではないかとみられる。
エジプトの考古学者のムスタファ・ワジリ氏によれば、多柱式建築の神殿であり、その壁は青く塗られていた。神殿内部は3つの部屋に分かれており、壁には壁画が描かれていたという。
via:Experts discover hidden temple of Ramses II near the Pyramids of Giza
ムスタファ・ワジリ氏は、エジプト考古学を見直す重要な発見であると発言しており、神殿周辺でヒエログリフの刻まれた煉瓦も発見された。また、太陽神アメン・ラーと女神イシスが描かれた煉瓦も出土しているという。
第19王朝ファラオ ラムセス2世
ここで今回の主人公であるラムセス2世のキャラクターを紹介します。古代エジプト第19王朝のファラオ、ラムセス2世は24才(諸説あるが有力とされている年齢)で即位し、66年もの間王としてエジプトに君臨しました。没年齢は90才と言われており、古い時代の人なのにとても長生きですね。やはり歴史に名を残す王なので波動が違う!
軍事面においてもヒッタイトとの戦いの逸話などは教科書にも載るほど有名であり、勢力拡大に貢献したファラオとされている。軍事司令官としても有能だったのでしょうね。
世界遺産 アブシンベル神殿
ラムセス2世と言えばピラミッドやスフィンクスに負けず劣らず有名な巨大神殿「アブシンベル」。内部にはラムセス2世が指揮を執った戦いの様子や王の功績などが記録されている。
また、内部には4体の神像が安置されている。年に2回(ラムセス2世の誕生日(2/22)と即位日(10/22))には神殿内部まで太陽の光が届くように設計され、冥界の神以外の3体の神像が太陽の光により照らされるという緻密な仕掛けが施されている。
しかし、神殿を移築した時にこの仕掛けがずれてしまい、現在は別の日に太陽の光が神像にあたるようになってしまった。
今回出土した太陽神を祀る神殿はまだ発掘中であり、今のところ全貌は明らかになっていません。これから発掘が進み、ラムセス2世の功績がさらに1つ明らかになる日も近そうです。
神殿についての続報が入り次第また記事を作成したいと思います。