出雲大社の正しい参拝方法を知ってる?しっかりマスターして訪れよう。
日本人なら一度は訪れたい「出雲大社」での参拝方法には、他の神社とは違う作法がいろいろあります。見どころや各社の持つ意味など、知っておくと思いがより強く届くようにも感じますよね。この機会に、正しいマナーを学んで、参拝して下さいね!
更新日: 2017年10月18日
cpppさん
日本人なら一度は訪れたい「出雲大社」での参拝方法には、他の神社とは違う作法がいろいろあります。見どころや各社の持つ意味など、知っておくと思いがより強く届くようにも感じますよね。この機会に、正しいマナーを学んで、参拝して下さいね!
更新日: 2017年10月18日
cpppさん
祓社へ立ち寄ること!
正門の鳥居をくぐったら、すぐに御本殿を見に行きたいところ。
ですが、まずは立ち止まって、参道右手の「祓社(はらいのやしろ)」という小さな社を訪れてください!
ここには、四柱の神様がおられて、穢れを祓ってくれると言われています。
出雲大社の神様に参る前に、ここで汚れを落とすのが、セイカイのマナーですよ。
出雲大社は二拝四拍手一拝!
「祓社」穢れを落としたら、三の鳥居を抜け、松の参道へ入ります。
樹齢何百年にもなる松の参道を歩み、四の鳥居を抜けると、いよいよ本殿へ詣ります。
参拝者は本殿に直接参拝ができないので、八足門まで進み、その前で参拝となります。
このとき注意していただきたいのが!実は出雲大社は「二拝四拍手一拝」が基本だということ!
他の神社の「二拝二拍手一拝」とは違うんです!!
せっかく出雲まで参拝に来たのだから、正しい作法で参拝したいですね。ちなみに、白いものを身につけて参拝すると、気持ちを改める意味で良いと言われているので試してみてはいかがですか?
本殿へは2度参拝!
本殿への参拝マナーは、実は「二拝四拍手一拝」だけではありません。
参拝の際、拝殿で本殿に向かって参拝するだけで終わってしまいがちですが、正しいマナーは…
1.本殿正面の拝殿でご拝礼
2.瑞垣に沿って、摂末社を参拝
3.御神座正面より、再度心を込めてご拝礼
つまり、本殿正面で拝礼したあと、西側からも参拝していただきたいのです!
これは、大國主大神が鎮座する本殿の正面の入り口は南向きですが、殿内の御神座は西向きになっているためです。本殿の西側には、そのための拝所も設置されていますので、探してみて下さいね。
注連縄にはお賽銭を投げつけないで!
さて、本殿への参拝が終わり、境内から西側へ出たところに「神楽殿」があります。こちらにかけられているのが、出雲大社のシンボルにもなっている大きな注連縄。重さ5トンもあると言われる大注連縄です!
こちらの注連縄、実際にその下へ入ってみると分かるのですが、注連縄の藁の間に、たくさんの硬貨が挟まっています。これは、注連縄にお金が刺さると願いが叶うといったお話が広まっているためとか…。ですが、神社の方によると、これはまったくのデマとのこと。それどころか、注連縄が傷んでしまうので困っているそうです。
うまく刺さらなかったお金が、他の人に当たって迷惑になったり、神様にも失礼ですので、注連縄にお金を投げる行為は慎みましょう!!
訪れれば、きっと日本神話の世界を感じることが出来る出雲大社。
正しい参拝ルールを知って、神様に失礼の無いように参拝したいものですね!
参道に入るまでも大事!
駐車場から近い道を行くと、二の鳥居と三の鳥居の間辺りに出てきますが、できれば一の鳥居から向かいましょう。高さ23mの一の鳥居である「宇迦橋の大鳥居」の前で、まず一礼をします。橋を渡る際は端を歩きましょう。真ん中は神様が歩く道となります。参道も同様ですよ。
二の鳥居である「勢溜の鳥居」が出雲大社の正門となり、こちらでも再度、一礼をしてからくぐりましょう。鳥居をくぐると下り参道が前に広がり、この参道の途中に「祓社」があります。普通は参道を上るものですが、出雲大社は奥に進むにつれて、下っていく全国的に珍しい参道となります。
出雲大社の本殿までの参道には、4つの鳥居があります。それぞれ材質が異なる自然のもので造られており、風格や佇まいも違います。一の鳥居が石、二の鳥居が木、三の鳥居が鉄、そして四の鳥居が青銅でできています。
中でも四の鳥居は、国指定重要文化財になっており、重厚感ある佇まいは最後の神域への入口であることを感じさせます。それぞれの鳥居をくぐる際は必ず一礼をしましょう。鳥居は家で言うと玄関になるので、無断で入らないってことですね。くぐる度に神へと近づく、神聖な気持ちが強くなりますよ。
手水舎で心身を清めよう
銅鳥居の手前にある「手水舎」でしっかり心身を清めてから拝殿へ向かいましょう。清め方には手順があります。まず、柄杓を右手に持って水を汲み、左手を洗います。次に柄杓を左手に持ち替えて右手を洗います。再度柄杓を右手に持ち、左手で水を受けて口をすすぎます。
口をすすいだら左手を洗い、最後に柄杓の柄のほうに水が流れるように傾けて柄自体を洗います。この作業を最初に汲んだ1回の水のみで行ないましょう。どこの神社でも同じ作法になるので、覚えておくといいですね。
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