片頭痛の予防薬の効能と副作用について、整理してみました。
片頭痛予防薬を用いた頭痛の治療は
・頭痛のある日が月に15日以上の人
・片頭痛発作が1カ月に4回以上おこる人
・発作が重度で急性期治療薬の効果が不十分な人
こういった人に、頭痛外来のときにお医者さんから片頭痛予防薬を勧められることがあります。
頭痛サプリメントを薬の副作用がない
頭痛外来は、都市圏では殆どが1ヶ月~2ヶ月などの予約待ちです。
直ぐにでも頭痛体質を改善したいという女性には、頭痛サプリメントという選択肢も良いかと思います。
私は、頭痛薬の副作用である眠気やだるさが嫌だったので、副作用の心配がない頭痛サプリメントを使っています。
特に、下記の「ズキラック」という頭痛サプリメントは、実際に、頭痛外来のある病院でも取り扱われていて、
そこの病院の患者さんの頭痛が改善したという実例があるので、使い始めました。
(薬が苦手な患者には頭痛サプリを処方しているそうです)
>>ズキラックの詳細はこちら<<
私は片頭痛持ちですが、市販の頭痛薬(イブクイック、ノーシンなど)が全く効かず、長い間悩まされてきたのですが
ズキラックを飲み始めてから、特に天気の悪い日のあの頭痛が無くなりました。
頭痛外来には行ってないので詳しい理由は分かりませんが、兎に角、頭痛が解消されたという事実ははっきりしているので、今も継続してズキラックを使ってます。
何といっても、サプリなので副作用が無いというのが気に入っています。
ちなみに、家内も片頭痛持ちですが、家内の場合はズキラックよりもイブクイックの方が効くようです。
しかし、頭痛薬の眠くなる副作用は、如何ともしがたいようです。
ズキラック以外にも、頭痛解消効果の期待できるサプリメントがあります。
ご参考までに。
>>【ずきしらずの実】:リピート率90%以上の頭痛解消サプリ
>>【ズキトール】:体に優しい女性のための偏頭痛予防ハーブサプリ
>>【ズツノンDr】:内科医が自分自身の片頭痛をきっかけに作ったサプリ
ちなみに私たち夫婦は、頭痛サプリや頭痛薬以外に、ホット首ストレッチャーも愛用してます。
お湯を注いで使う湯たんぽ型の首ストレッチャーで、首まわりをじんわり温めて、首筋をぐいーっと伸ばしてくれます。
めちゃくちゃキモチ良いですよ!!
カルシウム括抗薬
テラナス、ミグシス
標準的な片頭痛予防薬で、保険適用のある薬剤になります。脳血管をやや拡張した状態で安定させる働きがあるそうです。
1日に2回、約2~3力月間続けて服用します。その後は様子をみながら、症状に応じて、継続するか或いは、徐々に減らしていくそうです。
ベラパミル(ワソラン)
群発頭痛の予防薬としてよく使われてます。
元々は、頻拍症や狭心症の治療薬として使われてるそうです。
ですが、高用量を用いると群発頭痛の発作を抑制する効果がありことが明らかになったそうです。
ただし、副作用として、徐脈と便秘に注意が必要です。
特に高用量を用いるときは、重度の便秘、特に、腸閉塞に注意する必要があるとのこと。
ベラパミルは片頭痛の予防にも用いられます。
カルシウム括抗薬は高血圧の治療薬として使われてますが、ロメリジンやベラパミルは、血圧への影響はほとんど無いそうです。
ちなみに、降圧薬として用いられているカルシウム括抗薬では、片頭痛の予防効果が証明されてる薬剤は少ないです。
べータ遮断薬
プロプラノロール(インデラル)
交感神経を鎮める作用があります。
交感神経のF受容体の働きを抑えるプロプラノロール(インデラル)は、血圧を安定させたり、心拍数を減少させる作用もあるそうです。
なので、緊張しやすい人、血圧が高めの人動停が発症しやすい人に適していると言えます。
ちなみに、ぜんそくの患者さんには使えません。ご注意を。
メトプロロール(セロケン)
メトプロロール(セロケン)は、F受容体のうち、F1受容体を選択的に遮断する薬剤です。
こちらは、ぜんそくを誘発しにくいことで有名です。
片頭痛の治療効果は、プロプラノロールとほぼ同じだそうです。
ちなみに、F遮断薬のなかにも、片頭痛予防効果が有る薬剤、無い薬剤が存在します。内因性交感神経刺激作用があるものは、無効であると言われてます。
アンジオテンシン受容体措抗
力ンデサルタン(ブロプレス)、(オルメテック)
片頭痛予防効果があります。
特に血圧がやや高めの、中高年の片頭痛の治療に適しています。
一般的には、臓器保護作用のある降圧薬として、使用されています。
抗てんかん薬
パルプ口酸(デパケン、セレ二力、パレリン)
抑制性神経伝達物質であるGABAを増加させることにより、脳の過敏性を正常化させ、気分を安定させる作用があるそうです。
片頭痛に高い有効性が期待できるということで、予防薬の第1選択薬の1つとして利用されています。
副作用としては、眠気、体重増加、高アンモニア血症が起きるケースが報告されています。
また、血中濃度が過剰になると、胎児の奇形発生が増加する危険があるそうです。
なので、妊娠の可能性がある女性が使用する場合は、血中濃度の急激な上昇がおこりにくい徐放性製剤、(薬の名前の後にRがついているもの)を利用して血中濃度が上がらないように気を付けて下さい。
トピラマー卜(トピナ)
脳内の興奮性神経伝達物質であるグルタミン酸の、AMPA/力イニン酸型受容体機能を抑制することで脳の興奮性を抑えることを狙います。
副作用としては、手のしびれ感(錯感覚)がありますが、心配するほどではないそうです。
また、眠気、体重減少、認知障害が起きることがあるそうです。
一昔前は、力ルパマゼピン(テグレトール)が利用されてましたが、効果が薄いということで、現在は使用されてません。
クロナゼパム(リポトリール、ラツドセジ)は、片頭痛自体を予防する効果は少ないのですが、ほかの片頭痛予防薬の補助として併用することがあるそうです。
抗うつ薬
アミトリプチリン(トリプタノール)
片頭痛、緊張型頭痛に有効で、特に片頭痛予防薬の第1選択薬の1つになっています。
抗うつ薬ですが、うつの症状がなくても、片頭痛予防薬として使われます。
副作用としては、口の渇きと眠気があります。
1日1回、夕食後か寝る前に内服して、効果が発現するのに早くても6週間、通常8~10週間かかるので、気長に治療を続ける必要があるそうです。
パロキセチン(パキシル)、セルトラリン(ジエイゾロフト)、フルポキサミン(ルボックス、デプロメール)
これらは、SSR-と呼ばれている、セ口ト二ンの再取り込みを阻害する薬剤で、安全性が高いことから広く使用されています。
パニック障害、社会不安障害、うつ状態が合併している場合や、薬物乱用頭痛に陥っている場合の片頭痛治療に用いられます。
抗不安作用も期待できます。
服薬初期に胃腸障害や眠気がおこることがあり、かえって頭痛が増強するケースも報告されています。
ミルナシプラン(トレドミン)
セロト二ンとノルエビネフリンの再取り込みを阻害する薬剤で、SNRと総称されますが、SSRに類似した薬剤です。
効果発現が比較的早いとされています。
その他
ビタミン、漢方薬、ハーブ
高用量のピタミンB2やマグネシウムも、片頭痛の予防に効果があるという研究結果が報告されています。
酸化マグネシウム(マグラックス、マグミット)は、下剤としても使われます。
長期連用する場合は高マグネシウム血症にならないように、ときどき血液検査で血中のマグネシウムを測定します。
また、漢方薬では呉シュユ湯がよく使われます。
片頭痛に効くハーブとして知られているのが、フィーパーフュー(ナツシロギク)。
花はカモミールに似ていて、その苦い葉を用います。
パーターパー(西洋フキ)も片頭痛の治療に使われてきました。