新燃岳 「水蒸気噴火」から「マグマ噴火」に移行か
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今月11日に噴火が始まった霧島連山の新燃岳の火山活動について、専門家は、火山灰の中に新しいマグマからできた物質が含まれる割合が高まっていることから、マグマそのものが火口から噴出する「マグマ噴火」に移行している可能性があると指摘しています。
東京大学地震研究所の中田節也教授のグループは、新燃岳が噴火した今月11日と今月15日の火山灰の成分を比較しました。
その結果、今月11日の火山灰には、新しいマグマからできた物質は、ほとんど含まれていなかったのに比べ、今月15日のものには、新しいマグマからできた物質が多く含まれていることがわかったということです。
中田教授によりますと、新燃岳では、大規模な噴火が起きた平成23年の数年前にも、今回と同じような火山灰の成分が変化する傾向が見られたということです。
このため中田教授は、今回の噴火は、マグマから伝わった熱で地下水が熱せられて起きる「水蒸気噴火」から、6年前に起きたのと同じくマグマそのものが火口から噴出する「マグマ噴火」に移行している可能性があるとしています。
中田教授は「6年前に活動が活発になっていたマグマが残っていた可能性があり、前回並みの規模の噴火に警戒が必要だ」と話しています。
その結果、今月11日の火山灰には、新しいマグマからできた物質は、ほとんど含まれていなかったのに比べ、今月15日のものには、新しいマグマからできた物質が多く含まれていることがわかったということです。
中田教授によりますと、新燃岳では、大規模な噴火が起きた平成23年の数年前にも、今回と同じような火山灰の成分が変化する傾向が見られたということです。
このため中田教授は、今回の噴火は、マグマから伝わった熱で地下水が熱せられて起きる「水蒸気噴火」から、6年前に起きたのと同じくマグマそのものが火口から噴出する「マグマ噴火」に移行している可能性があるとしています。
中田教授は「6年前に活動が活発になっていたマグマが残っていた可能性があり、前回並みの規模の噴火に警戒が必要だ」と話しています。
新燃岳 「水蒸気噴火」から「マグマ噴火」に移行か
今月11日に噴火が始まった霧島連山の新燃岳の火山活動について、専門家は、火山灰の中に新しいマグマからできた物質が含まれる割合が高まっていることから、マグマそのものが火口から噴出する「マグマ噴火」に移行している可能性があると指摘しています。
東京大学地震研究所の中田節也教授のグループは、新燃岳が噴火した今月11日と今月15日の火山灰の成分を比較しました。
その結果、今月11日の火山灰には、新しいマグマからできた物質は、ほとんど含まれていなかったのに比べ、今月15日のものには、新しいマグマからできた物質が多く含まれていることがわかったということです。
中田教授によりますと、新燃岳では、大規模な噴火が起きた平成23年の数年前にも、今回と同じような火山灰の成分が変化する傾向が見られたということです。
このため中田教授は、今回の噴火は、マグマから伝わった熱で地下水が熱せられて起きる「水蒸気噴火」から、6年前に起きたのと同じくマグマそのものが火口から噴出する「マグマ噴火」に移行している可能性があるとしています。
中田教授は「6年前に活動が活発になっていたマグマが残っていた可能性があり、前回並みの規模の噴火に警戒が必要だ」と話しています。