WTOの判断に関して、韓国の食品医薬品安全庁も韓国の敗訴であることを認めています。その一方で「WTOの判断が、わが国の国民の健康を守るという観点から見て不当だと判断すれば上訴する」としています。
韓国政府は、以前からこの水産物輸入規制は科学的な裏付けが乏しいと認識していますが、一部の市民団体が原発事故の影響に対する不安感から日本の水産物輸入に強く反対しているため、WTOの上訴審で敗訴が確定するまで、規制を続ける見通しです。
韓国の水産物輸入規制 WTOの1審は日本側勝訴
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韓国が、東京電力・福島第一原子力発電所の汚染水問題を理由に、東北などの水産物の輸入を禁じていることについて、日本が国際的な貿易ルールに違反しているとしてWTO=世界貿易機関に提訴していた問題で、1審にあたる小委員会は、日本側が勝訴したという判断を示したことがわかりました。
韓国政府は、福島第一原発の汚染水問題を理由に2013年9月から福島県など8つの県のすべての水産物の輸入を禁止していますが、これに対して日本政府はおととし、国際的な貿易ルールに違反しているとして、規制の撤廃を求めてWTOに提訴しました。
これを受けて、WTOは貿易上の紛争処理の1審にあたる小委員会で審理を進めていましたが、関係者によりますと、小委員会は日本側が勝訴したという判断を示したということです。
ただ韓国側が、この判断を不服として2審にあたるWTOの上級委員会に上訴すれば、最終的な判断が示されるまで現在の輸入規制を続けることができ、その場合、農林水産省によりますと、WTOの最終的な判断までには、半年近くかかる可能性があるということです。
これを受けて、WTOは貿易上の紛争処理の1審にあたる小委員会で審理を進めていましたが、関係者によりますと、小委員会は日本側が勝訴したという判断を示したということです。
ただ韓国側が、この判断を不服として2審にあたるWTOの上級委員会に上訴すれば、最終的な判断が示されるまで現在の輸入規制を続けることができ、その場合、農林水産省によりますと、WTOの最終的な判断までには、半年近くかかる可能性があるということです。
韓国政府の立場は
WTOの判断に関して、韓国の食品医薬品安全庁も韓国の敗訴であることを認めています。その一方で「WTOの判断が、わが国の国民の健康を守るという観点から見て不当だと判断すれば上訴する」としています。
韓国政府は、以前からこの水産物輸入規制は科学的な裏付けが乏しいと認識していますが、一部の市民団体が原発事故の影響に対する不安感から日本の水産物輸入に強く反対しているため、WTOの上訴審で敗訴が確定するまで、規制を続ける見通しです。
韓国政府は、以前からこの水産物輸入規制は科学的な裏付けが乏しいと認識していますが、一部の市民団体が原発事故の影響に対する不安感から日本の水産物輸入に強く反対しているため、WTOの上訴審で敗訴が確定するまで、規制を続ける見通しです。
韓国の水産物輸入規制 WTOの1審は日本側勝訴
韓国が、東京電力・福島第一原子力発電所の汚染水問題を理由に、東北などの水産物の輸入を禁じていることについて、日本が国際的な貿易ルールに違反しているとしてWTO=世界貿易機関に提訴していた問題で、1審にあたる小委員会は、日本側が勝訴したという判断を示したことがわかりました。
韓国政府は、福島第一原発の汚染水問題を理由に2013年9月から福島県など8つの県のすべての水産物の輸入を禁止していますが、これに対して日本政府はおととし、国際的な貿易ルールに違反しているとして、規制の撤廃を求めてWTOに提訴しました。
これを受けて、WTOは貿易上の紛争処理の1審にあたる小委員会で審理を進めていましたが、関係者によりますと、小委員会は日本側が勝訴したという判断を示したということです。
ただ韓国側が、この判断を不服として2審にあたるWTOの上級委員会に上訴すれば、最終的な判断が示されるまで現在の輸入規制を続けることができ、その場合、農林水産省によりますと、WTOの最終的な判断までには、半年近くかかる可能性があるということです。