Evernoteのノートをコマンド一発でBoostnoteへ変換! "ever2boost"の紹介

Evernoteを使ってるから他のツールへの乗り換えは...という方に朗報です。
EvernoteのノートをBoostnoteのノートに変換できる便利な仕組みが存在します。

"そもそもBoostnoteって何?って方はこちらへどうぞ! " boostnote.hatenablog.com

それでは、紹介していきます。

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ever2boostとは?

ever2boostはその名の通り、EvernoteのノートをBoostnoteのノートの形式に変換するツールであり、markdown形式で出力されます。

インストール方法

※Ruby2.0.0以上で動作確認済み

$ gem install ever2boost

ターミナルにて上記の文を打ち込むだけでインストール完了です。

ever2boostの使い方

  1. https://www.evernote.com/api/DeveloperToken.action にアクセス
  2. developer tokenを取得
  3. 取得したら適当な場所にメモしておく(もし忘れてしまっても、Revokeしてもう一度作りなおすことができます)

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4.以下のコマンドを実行してインポート開始

$ ever2boost import
DEVELOPER_TOKEN: [your developer token]

5.~/evernote_storageにBoostnoteのストレージとしてフォーマットされたディレクトリが作成される(-dオプションを使えば出力先を指定可能です)

6.実際にBoostnoteにインポートしたフォルダを紐付け

  1. Boostnoteを開き、Menu -> Storages -> Add Storageに進む

  2. Add Storage画面内でLocationの... をクリック f:id:junp0819:20171018104045p:plain

9.フォルダ選択にてevernote_storageを選択してCreateを押して完了! f:id:junp0819:20171018104043p:plain

注意事項

上記4番のimportコマンドはEvernoteAPIを使っているので実行時にAPI制限にかかる可能性があります。

起こりうるAPI制限によるエラー

①各フォルダーは250個までしかノートをインポートできない

最新から250までを取得し古いものを無視するようにしている。
例えば270件ノートがあると古い20件は無視される。  

②1時間に計500ノートまでしかインポートできない

ノートの数が500を超えるとimportが中断される。
ノートの数が600などの場合この制限に引っかかる。

③画像などアップロードファイルの容量による制限

画像などバイナリが含まれたノートがあるとインポートできる数が少なくなるという問題がある。

④画像のインポートに関して、importコマンドでは対応しており、convertコマンドでは対応してない。

エラーが出ると以下のように警告文とエラー文が表示される。

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Evernote公式ドキュメント
Rate Limits - Evernote Developers

convertコマンド

ever2boostは上記のAPI制限対策のため、Evernoteからエクスポートされた".enexファイル"をBoostnoteのストレージとして変換するconvertコマンドを持っています。

convertコマンド - 使い方

$ ever2boost convert ~/evernotefile.enex

と第一引数に.enexファイルを指定して実行する。

デフォルトでは~/evernote_storage_enexに作成されます。

こちらもimportコマンドと同じように-dオプションを持っていて、
出力先を自分で指定することが可能です。

convertの出力先が被るとフォルダ表示がおかしくるので"-d"を使うことをお勧めします。

まとめ

以上、ever2boostの紹介を見ていきました。

Boostnoteへの乗り換えを検討している方がいましたら、是非ever2boostを使ってみてください。

よろしければシェアやツイートなども宜しくお願い致します。