Evernoteを使ってるから他のツールへの乗り換えは...という方に朗報です。
EvernoteのノートをBoostnoteのノートに変換できる便利な仕組みが存在します。
"そもそもBoostnoteって何?って方はこちらへどうぞ! " boostnote.hatenablog.com
それでは、紹介していきます。
ever2boostとは?
ever2boostはその名の通り、EvernoteのノートをBoostnoteのノートの形式に変換するツールであり、markdown形式で出力されます。
インストール方法
※Ruby2.0.0以上で動作確認済み
$ gem install ever2boost
ターミナルにて上記の文を打ち込むだけでインストール完了です。
ever2boostの使い方
- https://www.evernote.com/api/DeveloperToken.action にアクセス
- developer tokenを取得
- 取得したら適当な場所にメモしておく(もし忘れてしまっても、Revokeしてもう一度作りなおすことができます)
4.以下のコマンドを実行してインポート開始
$ ever2boost import DEVELOPER_TOKEN: [your developer token]
5.~/evernote_storageにBoostnoteのストレージとしてフォーマットされたディレクトリが作成される(-dオプションを使えば出力先を指定可能です)
6.実際にBoostnoteにインポートしたフォルダを紐付け
Boostnoteを開き、Menu -> Storages -> Add Storageに進む
Add Storage画面内でLocationの... をクリック
9.フォルダ選択にてevernote_storageを選択してCreateを押して完了!
注意事項
上記4番のimportコマンドはEvernoteAPIを使っているので実行時にAPI制限にかかる可能性があります。
起こりうるAPI制限によるエラー
①各フォルダーは250個までしかノートをインポートできない
最新から250までを取得し古いものを無視するようにしている。 例えば270件ノートがあると古い20件は無視される。
②1時間に計500ノートまでしかインポートできない
ノートの数が500を超えるとimportが中断される。 ノートの数が600などの場合この制限に引っかかる。
③画像などアップロードファイルの容量による制限
画像などバイナリが含まれたノートがあるとインポートできる数が少なくなるという問題がある。
④画像のインポートに関して、importコマンドでは対応しており、convertコマンドでは対応してない。
エラーが出ると以下のように警告文とエラー文が表示される。
Evernote公式ドキュメント
Rate Limits - Evernote Developers
convertコマンド
ever2boostは上記のAPI制限対策のため、Evernoteからエクスポートされた".enexファイル"をBoostnoteのストレージとして変換するconvertコマンドを持っています。
convertコマンド - 使い方
$ ever2boost convert ~/evernotefile.enex
と第一引数に.enexファイルを指定して実行する。
デフォルトでは~/evernote_storage_enexに作成されます。
こちらもimportコマンドと同じように-dオプションを持っていて、
出力先を自分で指定することが可能です。
convertの出力先が被るとフォルダ表示がおかしくるので"-d"を使うことをお勧めします。
まとめ
以上、ever2boostの紹介を見ていきました。
Boostnoteへの乗り換えを検討している方がいましたら、是非ever2boostを使ってみてください。
よろしければシェアやツイートなども宜しくお願い致します。