SFアクションRPG『ELEX』Steamで発売。仲間選びが鍵を握る、『Gothic』『Risen』シリーズ開発会社の最新作

THQ Nordicは10月18日、オープンワールド・SFアクションRPG『ELEX』をSteamで発売した。価格は4980円。本作は『Gothic』シリーズや『Risen』シリーズの開発元として知られるPiranha Bytesの最新作だ。海外ではPlayStation 4/Xbox One向けにも発売されている。

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本作の舞台は惑星Magalan。文明が栄え、テクノロジーが発達した豊かな星だったが、隕石の衝突により世界は崩壊する。そして生き残った人々は、隕石が宇宙からもたらした未知の鉱物「Elex」と出会う。Elexには不思議なパワーが秘められており、機械の動力にすることもできれば、人に特殊な力を与えたり、あるいは生物を別の形態に変化させることもある。本作の主人公は、そのElexの力を積極的に利用する「Alb」と呼ばれる勢力に所属する兵士だ。

AlbはElexのパワーを身体に取り込み力を得るが、その代償に一切の感情を持つことができない。しかし、それが結果的に冷酷で屈強な兵士を生むことに繋がっている。主人公もそんな兵士の1人だったが、ある日戦闘機で飛行していたところを何者かに攻撃され、Edanと呼ばれる地域の山奥に墜落する。いわば敵地の真っ只中でひとり遭難してしまい、新たなElexを得ることもできずパワーを失った主人公は、生まれて初めて感情というものを覚える。

本作の世界には4つの地域があり、それぞれ別の勢力が拠点にしている。まず主人公が所属していたAlbの拠点はXacorと呼ばれる地域で、貴重なElexを多く産出する。AlbはElexによる力を背景に、惑星Magalanの支配拡大を目論んでいる。一方、主人公が遭難したEdanには「Berserker」と呼ばれる勢力が暮らしている。BerserkerはElexを「Mana」と呼ばれる物質に変化させる方法を確立し、その力を使って荒廃した土地を水と緑に溢れた自然に還している。

そのほか、隕石が墜ちたその場所に位置するIgnadonは「Cleric」が拠点にしている。ClericはCalaanと呼ばれる神を崇めており、彼らはAlbのようにElexの力を身体に取り込むことは罪だと信じている。テクノロジーが再発達しているIgnadonでは、Elexをその動力として利用している。そして、荒れ果てた荒野のTavarに暮らす「Outlaw」はほかの勢力とはまったく違い、法を持たなければ信じる神もない。隕石が墜ちてきたことによってもたらされた、厳しくも自由な世界を謳歌している。

プレイヤーはこのような世界を探索しながらゲームを進めていく。マップはシームレスなオープンワールドとなっており、プレイヤーは装備しているジェットパックで、見える場所はすべて自由に移動できる。そしてElexの力を失った主人公は、もはやどの勢力にも属していない。誰と戦い、誰と手を組むかもプレイヤーの意思次第である。

ただし、Elexに汚染された土地から産まれたミュータントモンスターに限っては、話が通じる相手ではないことを覚えておきたい。バトルには剣や弓、ショットガンやロケットランチャー、あるいはプラズマライフルや火炎放射器など幅広い攻撃手段が用意されており、またElexの力を利用することによって銃器をパワーアップさせたり、魔法のような攻撃を繰り出すこともできるようになる。

前述したように、ゲームを進める中では任意の勢力の人間の仲間になることができる。これは単に戦いに加勢してくれるようになるというだけではなく、主人公の成長にも関わってくる。本作にはクラスシステムなどは存在せず、師匠となる人間を見つけて信頼を得ることで新たなスキルを教えてもらうことができ、また強化させていくことができるのだ。つまり、プレイヤーの態度は周りの人間に影響を与えることになる。

主人公は初めて感情というものを手にしたという背景もあり、本作ではこうした人々との関わりが重要な要素として位置づけられている。そうして、Elexがもたらす力は惑星Magalanにどのような未来をもたらすのか、その目で見届ける旅をおこなうのだ。

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