トトロとまっくろくろすけ見〜つけた、所沢のクロスケの家へ

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前々から行ってみたかった埼玉県所沢市にある「クロスケの家」に娘と2人で出かけてきました。クロスケの家のクロスケは、「まっくろくろすけ出ておいで〜」と宮崎駿監督の隣のトトロに出てくるススワタリの事です。

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建物から数分の所にあるコインパーキングKs Parking三ヶ島にクルマを停めて(有料400円/駐車)、細い路地を進んで行きます。グーグルマップで見ると、この駐車場が未整備状態の映像しか出てこなかったので心配でしたが、実際に訪れると料金マシーンが設置されていました。

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駐車場から50m程北に歩くと、何やら新しい蔵が見えてきました。蔵の屋根のしたの妻飾りに「トトロ」が見えるは気のせいでしょうか?

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こっちが入口です。自分達の前にタイ語で喋る人達が入口で写真撮影をしていました。写真撮りましょうかと言いたかったのですが、ターイ・ループ(写真撮影)と言う言葉がどうしても出てこないで困りジェスチャーで乗り切りました。

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ここまで来るまでに娘と「まっくろくろすけ」を何個見つけるか競走しようと約束したばかりです。娘がさっそく見つけた! と騒いでいました。

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築100年以上ある古民家。さっそく見つけたのか、娘は縁側に覗く大きなトトロへ一目散に走って行ってしまいました。

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縁側から入り込もうとするのを慌てて止めて、クロスケの家の看板が架かる入口に誘導。大きなトトロを見て興奮状態の娘は猪突猛進。子供には普通でない土間の広さを見ろと言うのは無理な話し…。

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屋内に置かれている商品や「トトロのふるさと基金」の活動資料を見たいところですが、娘を古民家で野放しにする訳にいかず、子供追いかける事に。

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「まっくろくろすけ出ておいで、出ないと目玉をほじくるぞ」と恐ろしい歌を歌いながら階段を上る娘。家屋を痛めるので、母屋2階は走らないようにと注意書きがあります。

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在りし日には、この2階の広間も生業の狭山茶が広げられていた場所。娘はまっくろくろすけを探して歩き回っていましたが、いないと見切りを付けたのか「1階に戻る〜」と階段へ。

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1階の土間から上がった処にも小さめなトトロ。

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奥にいました大きなトトロ。巨大なクスノキに住んでいるという灰色の生き物で、立ち上がったら2m以上ありそうです。

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ここも海外ビジターに人気があるようで、縁側にバックを下ろしている人達は広東語を喋っていました。皆さん賑やか楽しそう。

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その大きなトトロの頭上に「まっくろくろすけ」を発見。娘の指示で写真撮影。

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暗い通路もなんのその、まっくろくろすけを探すためにキョロキョロしながら通って行きます。

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天井の隅に沢山発見。黒いイガグリに目玉を付けたのような姿をしています。

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母屋の探索を切り上げて、奥にある茶工場の建物へと向かいました。

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出入口の部分で見上げるとプロペラを発見。入口の天井近くの位置にある理由が思い浮かばず、宮崎駿監督の航空機好きから飾ることになったのかと考えるも、プロペラの反りと長さを見る限り航空用ではない…。

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茶工場の内部の様子です。右半分には製茶機械が多数展示されています。

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もう製造者も少ない茶箱が積み重なっていました。狭山茶って飲んだ記憶がないような…。「ここにはいないから次〜」と娘は出ていってしまいました。

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天井を見上げると養蚕農家に特有の、換気をするための高窓が残っています。この建物は元々は養蚕に利用されていたのを製茶へ転業したように見えます。

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外の道路から見た蔵の反対側には丸に「くろすけ」とあります。娘に教えるも、崩した文字のためか読めないようでした。

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 蔵のなかはギャラリースペースとなっており、受付の台に木製のまっくろくろすけ見つけた娘に指示されて撮影。

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この日は息子が学校から帰って来るまでに帰宅する必要があり、まっくろくろすけ捜しが一通り終わったら退散することに。

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出発前に大トトロに挨拶をして帰る事にしました。黙っていると大トトロに娘が抱きつきそうなので目が離せません。

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縁側に娘を座らせて、トトロ達と記念撮影。妻と息子に内緒で来ているので顔を撮ったらいけないと娘に言われてしまいました。

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母屋の入口側に展示されていた周辺地図。都心から最も近い水瓶の狭山湖、多摩湖周辺には武蔵野の面影と多くの緑が残されています。

寄付金を募って狭山丘陵の土地を取得し、トトロの森として保全管理するナショナルトラスト運動がなされており、その拠点がクロスケの家だと今回初めて知ることになりました。次に家族4人で初めて訪れる時には、そのトトロの森散策と僅かですが寄付金を用意してお邪魔しようと思います。