スポーツサイクル製品の卸売事業強化あさひが「3T」「ケンダ」など海外パーツブランド8社の日本総販売代理店を開始
自転車専門店「サイクルベースあさひ」を展開するあさひが、「3T」「KENDA」(ケンダ)など海外のスポーツサイクルパーツブランド8社の日本総販売代理店を開始した。スポーツサイクル本体からパーツ、ウェアまで扱う代理店として、物流ネットワークを生かしスポーツサイクル製品の卸売事業を強化する。
あさひが代理店を務めることになったのは、カーボンや熱処理された上質のアルミ合金、チタニウムなどを使用した軽量で高品質な自転車パーツの3T、世界有数のタイヤメーカーのケンダ、イギリスで70年以上の歴史を持つ老舗自転車メンテナンス用品メーカー「WELDTITE」(ウェルドタイト)など、アマチュアからプロまで使用可能なスポーツサイクル用パーツを展開する8社。2017年末からの出荷を予定している。
あさひが取り扱うサイクルパーツブランド
3T、KENDA、WELDTITE、moon、guee、birzman、TRIPEAK、PILLAR
あさひは、サービス向上と、ユーザーの自転車ライフのより良きパートナーとなることを目指し、2015年2月に「あさひVISION2020‐NEXT STAGE‐」を策定した。その一環として「SHIFT TO SPORTY」のスローガンを掲げ、2015年からスポーツサイクル専門店「スポーツスペシャリティストア」を展開している。
また、あさひは2017年7月に、カナダのスポーツサイクルブランド「ルイガノ」「ガノー」の日本総販売代理権を取得。今回のパーツブランド8社の代理店開始により、スポーツサイクル本体からパーツ、ウェアまでスポーツサイクルに関するアイテムをすべて取り扱う総合代理店として卸売事業を強化し、VISOIN2020の達成を目指す。
あさひは、2005年に三重県伊賀市、2011年に埼玉県久喜市に合計で約1万坪の物流センターを設けた。従来は一部メーカーから各店へ直接納入されていたが、2015年以降は自社倉庫への一括納入とすることで、自社システムによる総合的な在庫管理が行えるようになった。今後は東西2つの拠点を最大限に生かし、卸売事業を強化する。