ＮＴＴ東日本と西日本は、利用者が減少している固定電話を維持するため、現在のネットワーク設備を、インターネット技術を活用した管理費用が比較的安い方式に全面的に切り替えることにしています。

ＮＴＴによりますとこの設備の切り替えは、２０２４年１月から始まり、およそ１年で完了する予定で、利用者には手続きや工事などの必要はなく、今の電話機や電話番号もそのまま使えるということです。

しかし、この切り替えに乗じて、ＮＴＴを装った必要が無い切り替え工事や、追加の料金請求をかたった詐欺が懸念されるとしています。

このためＮＴＴは被害を未然に防ぐため、今後、電話料金の請求書に注意をよびかけるお知らせを同封するほか、新聞やテレビにも広告を出して注意するように呼びかけています。