30代男性がAKB48のCD585枚を廃棄した理由

選抜総選挙の投票券だけ抜いて山に廃棄

山中に投棄された人気アイドルグループ「AKB48」のCD(17日午前10時24分、福岡県警筑紫野署で)=村上喬亮撮影

福岡県警筑紫野署は、アイドルグループ「AKB48」のCD585枚を同県太宰府市の山中に捨てたとして、同市の会社員の男(30歳代)を廃棄物処理法違反(不法投棄)容疑で福岡地検に書類送検した。

CDには、新曲を歌うメンバーをファン投票で決める「選抜総選挙」の投票券が入っており、男は「券を抜いた後、大量のCDの処理に困ってやった」と容疑を認めているという。

送検は16日付。同署によると、男は6月10日未明、CD585枚を段ボール11箱に入れて太宰府市の山中に運び、側溝に捨てた疑い。

選抜総選挙は年1回開催され、投票券付きCDを購入し、券に記載のシリアルナンバーを専用サイトに入力するなどすれば投票できる。CDには、6月に沖縄県で行われた「AKB48 49thシングル 選抜総選挙」の投票券が入っており、男は同じメンバーに投票するファン仲間の千葉県の男性から、「入力が間に合わない」と約1000枚分(約100万円相当)の投票作業を依頼され、CDを受け取ったという。

CDは住民が見つけて同署に通報し、段ボールにファン仲間の男性の住所が記載されていたため、発覚した。

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