11区のポール・ベール通り、言わずと知れたグルメ通りです。
その大御所が、ビストロ・ポール・ベールのオーナー、ベルトラン・オーボワノ氏。2016年の新しいベルトランさんのお店は、長い白木のカウンターがある温もりの空間で、なんだか日本の小料理屋風?つい長居してしまいそうな。
上質な食材にこだわるのは、すべての店で徹底している氏の哲学。
魚や海藻類などは、すべて生産者の顔が見える産地直送、野菜はベルトランさん自身が地方に持っている畑から毎日届く新鮮なものだけを使っています。
パリでは珍しく、ビストロ料理は小皿が中心なので、何度でも通いたくなります。
テリーヌ風のクロックムッシュー、ネギの旨味を引き出したポワローのヴィネグレットソースなど、シンプルな中にも高度なテクニックを効かせているのがわかります。
デセールのババロアも忘れないで!
上質なラムをたっぷりとかけ、ふんわりとした口どけのいいホイップクリームとライムの皮。思ったより軽やかな後味。
「Baba au Rhum」7ユーロ
La Cave Paul Bert ラ・カーヴ・ポール・ベール 16, rue Paul Bert 75011
12時~24時L.O. 注)1/1、12/25のみ定休です。