こんばんは、にこりっち9です。
10/16に最新のFIFAランキングが更新されました!
サッカー好きな読者でもFIFAランキングなんて興味ないよって思ってる人が多いんじゃないでしょうか。
いやいや、とんでもないですよ!
なぜなら今回発表されたFIFAランキングはロシアW杯グループリーグの組み合わせを左右するポット分けの基準になる順位なんです!
ポット分けって何?
W杯のグループリーグは4ヶ国×8グループの計32ヶ国がグループリーグ突破条件である各グループ上位2位を争います。
各グループの4ヶ国の組み合わせはW杯抽選会で決定します。
事前に32ヶ国はポット1からポット4までのグループに割り振られていて、各ポットからランダムに1ヶ国ずつ選ばれた国同士がグループリーグの組み合わせとなります。
さてそれではポット1からポット4までの割り振りはどのように決まるのでしょうか?
これまでの各ポットは大陸連盟を元にした割り振りでした。
2014年ブラジルW杯のときのポット分けは以下のようになっていました。
しかし、今回のポット分けは各グループの実力が均衡するようにFIFAランキングを元にポット分けが行われます。
具体的には以下のように分けられます。
ポット1:開催国であるロシア+出場チームのうちFIFAランキングの上位7ヵ国
ポット2:FIFAランキングの8位から15位のチーム
ポット3:FIFAランキングの16位から23位のチーム
ポット4:FIFAランキングの24位から32位のチーム(ロシアを除いた8カ国)
なるほど、こうすれば死のグループができにくくなるということですね!
FIFAもちょっとは頭使ったんだな。
最新FIFAランキングから見るポット分け
さて、肝心の10/16に更新されたばかりのFIFAランキングとやらを見てみましょう。
このFIFAランキングからW杯出場が確定している23ヶ国と出場の可能性がある21ヶ国を抽出してみると以下のようなランキングになります。
ロシア(563)
1位 ドイツ(1631)
2位 ブラジル(1619)
3位 ポルトガル(1446)
4位 アルゼンチン(1445)
5位 ベルギー(1333)
6位 ポーランド(1323)
7位 フランス(1226)
===========確定===========
8位 スペイン(1218)
? ペルー(1160)
? スイス(1134)
9位 イングランド(1116)
10位 コロンビア(1095)
? イタリア(1066)
11位 メキシコ(1060)
12位 ウルグアイ(1034)
? クロアチア(1013)
? デンマーク(1001)
13位 アイスランド(920)
14位 コスタリカ(914)
? 北アイルランド(889)
? スウェーデン(872)
? アイルランド(866)
? チュニジア(834)
15位 エジプト(818)
? セネガル(815)
16位 イラン(784)
? コンゴ民主共和国(751)
17位 セルビア(748)
18位 ナイジェリア(721)
? オーストラリア(714)
19位 日本(711)
? ギリシャ(682)
? モロッコ(680)
20位 パナマ(670)
? ブルキナファソ(639)
? コートジボワール(600)
21位 韓国(588)
22位 サウジアラビア(576)
? カーボベルデ(568)
? ホンジュラス(510)
? 南アフリカ(473)
? ニュージーランド(256)
※「?」が付いているのは出場確定していない国
※国の名前の隣の数字はFIFAランキングのポイント
ポット1はロシア、ドイツ、ブラジル、ポルトガル、アルゼンチン、ベルギー、ポーランド、フランスで確定しています。
ポット2はスペイン、イングランド、コロンビア、メキシコ、ウルグアイが確定しています。
日本代表は19位!う~ん、低い!
でもアジアサッカー連盟加入国って基本的にポイントが低い相手と戦うことが多いから、FIFAランキングの上位に食い込むの厳しいんだよね。
ちなみにヨーロッパ以外では同じ連盟のチームが同一のグループに入る可能性は排除されていて、ヨーロッパの場合は同一グループに最大2チームまでとなっている。
日本代表がポット3に入る条件
日本代表が入る可能性があるのはポット3かポット4です。
しかし、ポット3に入る条件は限りなく厳しいです。
それではポット3に入るための条件を見てみましょう!
<日本代表がポット3に入るための5つの条件>
う~ん、最近のオーストラリアの体たらくを見ていれば、ホンジュラスがオーストラリアに勝利する可能性はあるかもしれないな。
②ニュージーランドがペルーに勝利
これはもう完全に奇跡が起きないと無理だろ!!
③アフリカ予選グループDでセネガル以外が突破
そもそもアフリカ予選グループDなんて誰も知らないですよね。
アフリカ予選は以下のように4ヶ国1グループになって、1位のみが出場できるようです。
[グループD]
1.セネガル(8)+4
2.ブルキナファソ(6)0
3.カーボベルデ(6)-4
4.南アフリカ(4)0
※()の中の数字は勝ち点
※()の横の数字は得失点差
ちなみにアフリカ予選グループDは残すところ3試合です。
2017年11月6日
ブルキナファソ vs カーボベルデ
セネガル vs 南アフリカ
去年行った南アフリカVSセネガルの試合が主審の不正により再試合になっているようです。
現在暫定トップのセネガルですが、南アフリカとの2連戦次第ではまだわかりませんね!
しかし、どちらか1試合でも勝てばその時点でセネガルの突破は決定なので、他のチームが突破するのは難しいでしょう。
欧州予選プレーオフは上位ポット2か国と下位ポット2か国の2グループの中で、各グループの2位までが出場できます。
プレーオフ進出の8チームとポット分けは以下のようになっています。
<欧州予選プレーオフ出場国>
1位スイス
2位イタリア
3位デンマーク
4位クロアチア
===============
5位スウェーデン
6位北アイルランド
7位ギリシャ
8位アイルランド
上位ポットにはイタリア、クロアチア、スイスと強豪が集まっているので、ギリシャの突破はやっぱり厳しそうですね。
これらの5つの条件をすべて満たしたときのみ日本代表はポット3入りします。
まぁ現実的に考えて無理でしょう!
ということで日本代表は十中八九ポット4に決まるでしょう。
日本がポット4に入る前提で想定される最も楽なグループと最も最悪なグループを考えてみました。
想定される最も楽なグループ
ポット1:ロシア
ポット2:デンマーク(PO突破したら)
ポット3:コンゴ民主共和国(予選突破したら)
ポット4:日本
ポット1の中で比較的弱いと思われるのは開催国ロシアとポーランドでしょう。
しかしポーランドはバイエルンのFWレヴァンドフスキがいるので厄介です。
ただ、楽だけど地味すぎてヤバイ・・・
想定される最も最悪なグループ
ポット1:ブラジル
ポット2:スペイン
ポット3:クロアチア(PO突破したら)
ポット4:日本
白目剥いてぶっ倒れるレベルのヤバさ。
日本代表は南米苦手だからスペインのかわりにウルグアイでも最悪だ。
出場が確定している23ヶ国と日本代表の対戦成績
ちなみに出場が確定している23ヶ国と日本代表の対戦成績をまとめてみました。
開催国:ロシア(4戦1勝0分3敗)
1.ドイツ(2戦0勝1分1敗)
2.ブラジル(11戦0勝2分9敗)
3.ポルトガル(対戦成績なし)
4.アルゼンチン(7戦1勝0分6敗)
5.ベルギー(4戦2勝2分0敗)
6.ポーランド(2戦2勝0分0敗)
7.フランス(6戦1勝1分4敗)
8.スペイン(1戦0勝0分1敗)
9.イングランド(3戦0勝1分2敗)
10.コロンビア(3戦0勝1分2敗)
11.メキシコ(4戦1勝0分3敗)
12.ウルグアイ(6戦1勝1分4敗)
13.アイスランド(3戦3勝0分0敗)
14.コスタリカ(3戦2勝1分0敗)
15.エジプト(2戦2勝0分0敗)
16.イラン(16戦5勝5分6敗)
17.セルビア(7戦3勝0分4敗)
18.ナイジェリア(4戦2勝1分1敗)
19.日本
20.パナマ(対戦成績なし)
21.韓国(74戦13勝23分38敗)
22.サウジアラビア(13戦8勝1分4敗)
親善試合も含めた全成績なんでこのデータだけで実力は測れませんが、23チーム中7チームには日本が勝ち越している相手なんですね。
こう見ると意外となんとかなるかもって思っちゃいますね。
ベルギーなんて今や強豪国みたいに扱われてるけど、一度も日本に勝ったことないですからね!
とかいってると11月の親善試合でボコボコにされそうだけど笑