「ダイエットしなきゃ!気がついたら二重アゴ!!洋服がきつくてはいらない!!!」以前と食べる量も仕事や生活だって変ってないはずなのに、太るのはどうして~?仕事が座り仕事だから?と思っている女性は少なくありません。
運動も食事制限も何にもしないでみるみるうちに痩せることができたり、何を食べても太らないカラダを手に入れることができたらいいんですけどね。残念ながら無理ですが、楽してダイエットを成功させる裏ワザはあったりします。
そこで今回は、ダイエットを成功させるためにはどうしたらいいのか解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
痩せたい!けど、痩せないのはなぜ?6つの原因
美容誌やテレビの特集で最新のダイエット方法が紹介されているのをみると、「これなら私でも痩せられるかも!」と、はじめてみたけれども結局3日坊主になってしまったなんてこともあるのではないでしょうか。痩せたいと思ってもなかなか痩せられないとフラストレーションが溜まっちゃいますよね。
さて、ダイエットが成功しなかったり、なかなか痩せないのは何故なのでしょう?
加齢による基礎代謝の低下
代謝が良いことはダイエット成功の秘訣でもあり、健康面や美容面においても重要とされています。しかし、加齢に伴って基礎代謝は低下してしまうというのです。厚生労働省も基礎代謝量は10代をピークに低下すると発表しています。
基礎代謝量とは、内臓を機能、体温を維持するというように人間が生きるために必要な活動をおこなうために最低限消費されるエネルギー量のことです。基礎代謝は、仕事をしたり、運動をしたりした際の「活動時のエネルギー代謝量」にも影響をおよぼします。そのため、「総エネルギー消費量」も低下してしまうのです。
10代の頃と、20代30代では同じ運動をしたとしても代謝効率が全然違ってしまうということですね。もちろん食べるものや体重、体脂肪率、筋肉量などの影響もあります。しかし、以前よりも太りやすくなった、痩せにくくなったというのは気のせいではなかったということです。
出展:厚生労働省 加齢とエネルギー代謝 | e-ヘルスネット 情報提供
結局、食べてる量(摂取カロリー)が多い
代謝により消費される「消費カロリー」があれば、食事により摂取する「摂取カロリー」もあります。
ダイエットの基本は、「消費カロリー>摂取カロリー」が鉄則です。これが「消費カロリー<摂取カロリー」だと、消費されずに余ったエネルギーは脂肪として蓄積して、肥満の原因となります。
・仕事の付き合いで外食や飲みに行く機会が多い
・友達とのランチや合コンが楽しみ
・彼氏とのディナーが待ち遠しい
・生クリームたっぷりのパンケーキなどのスイーツ店巡りが大好き
・食べ過ぎちゃうのをわかっていながらビュッフェに行く
・お菓子のドカ食いが唯一のストレス発散
代謝が低下して消費カロリーが減っているにもかかわらず、これでは、摂取カロリーが増える一方です。満腹中枢なんてあったもんじゃありません。しかし、「食欲」は人間の三大欲求でもあり、それを抑制するためには、かなりの意志の強さが必要となんですよね。
・趣味は、「グルメ」「食べ歩き」「Instagramにグルメ写真アップすること」
・生き甲斐は、「美味しいものを食べること」「お腹いっぱい食べること」
・幸せを感じる時は、「美味しいものを食べているとき」「お腹いっぱいになって眠くなったとき」
このように食べることが大好きで「食」に喜びを感じるという人は多くいます。また、食事はコミュニケーションの一環でもあることから、ダイエットをしているからとお食事会のお誘いを断ったりすると、お腹だけでなく、心も寂しくなちゃったりするんですよね。
食への欲求を制限することは大変困難ですが、ダイエットで痩せるためには心を鬼にしないといけないこともあるということをお忘れなく。あなたを太らせる憎っくき脂肪に美味しいエサをあげてはいけません。
太りやすい体質ってあるの?脂肪細胞の数!
同じ年齢で生活習慣や食べものの好みだって似たような感じなのに、太りやすい人と太りにくい人がいるような気がしませんか?また、太り方や太りやすい場所にも個人差があります。
一緒にダイエットを始めたのに、痩せるスピードが違ったりすると、ズルしてるんじゃないのかしらと疑いたくなったり、不公平に感じちゃったりしますよね。その理由の一つは脂肪細胞に隠されているんです。
脂肪細胞は、「胎児期(妊娠末期頃)」「乳児期」「思春期」といういわゆる成長期に集中して増えるといわれています。成長期には、骨が成長して身長が伸びるのと同じように脂肪細胞も増えるのです。
この時期に必要以上に増えてしまった脂肪細胞が減ることはほとんどありません。脂肪細胞の数が多い人と少ないでは太りやすさに差がでるため、太りやすい人と太りにくい人に分かれてしまう原因となるのです。
要注意!燃焼系脂肪細胞「褐色脂肪細胞」は加齢で減少!
蓄積するだけと思われがちな脂肪細胞ですが、2種類あり、「褐色脂肪細胞」と呼ばれている「燃焼する機能」を持つ脂肪細胞もあります。分布場所が限定されており、首周辺、脇の下、肩甲骨周辺、心臓・腎臓の周辺の5カ所です。
もう一方の「蓄える機能」を持つ脂肪細胞は「白色脂肪細胞」と呼ばれ、いわゆる「体脂肪」のことです。下腹部、お尻、太もも、内臓廻りを中心に全身のあらゆるところに存在しています。
褐色脂肪細胞は、白色脂肪細胞や余分なカロリーを取り込んで燃焼させるというダイエットの味方のような細胞です。しかし、褐色脂肪細胞は大人になってからは増やすことができず、加齢にともなって減少していってしまいます。
増やすことはできませんが、活性化させることはできますので、ダイエット成功のためにチャレンジしてみましょう。
・温冷浴をする
・健康骨を動かす、ストレッチする
・バランスの良い食生活を心掛ける
全部実践することができれば褐色脂肪細胞の「燃焼する機能」を大いに有効活用できて最高ですが、1つからでも始めることが大切です。燃焼系脂肪細胞「褐色脂肪細胞」を活性化させることは、基礎代謝を上げることにもつながりますので、頑張りましょう。
食べすぎ注意!「代謝酵素」と「消化酵素」のバランス!
酵素ドリンクが流行ったことにより、酵素はダイエットや代謝を上げるために良いとご存知のことでしょう。
酵素とは、生物が生命維持活動をおこなううえで、欠かすことのできない重要な存在です。酵素は人間だけでなく、お花や植物、魚介類など自然界のいたるところに存在し、多種多様な働きをしています。人間でいえば、消化・吸収、新陳代謝、血液浄化、頭を使う、病気の自然治癒力などです。
酵素には、「潜在酵素(体内酵素)」と「食物酵素(体外酵素)」があります。体内で作り出すことができる潜在酵素ですが、無限に作り出せるわけではなくある程度の量が決まっており、さらに加齢と共に減少するものです。
さて、潜在酵素には、食物を消化するための「消化酵素」と新陳代謝、細胞の修復をするための「代謝酵素」があり、表裏一体の関係性があります。
食べ過ぎると消化にばかり酵素を使いすぎてしまうので、代謝に使う酵素が足りなくなってしまうのです。体内に摂り入れた食物をそのままにしておくわけにはいかないので、消化酵素に優先して使われるというメカニズムで、基礎代謝が低下して太りやすくなってしまうのは、この影響を受けているところもあります。
食べ過ぎは、体内の酵素バランスにも悪影響をもたらしてしまうため、ダイエット中でなくても、バランスのいい食生活や、腹八分目を心掛けましょう。
腸内細菌バランスがおデブの原因?「やせ菌」と「でぶ菌」!
腸内細菌がなんでダイエットに関係あるの~?と思われるかもしれませんが、最先端のダイエット理論のひとつに腸内細菌があるんです!そもそも、「やせ菌」と「でぶ菌」というよりも「常在菌」って何なの?!という人も多いのではないでしょうか?
実は、人間の腸内には、たくさんの腸内細菌が棲みついていて、約3万種、100兆個ともいわれています。その群れをなしている様子がお花畑みたいなので「腸内フローラ」と呼ばれているんです。
腸内細菌は、善玉菌、悪玉菌、日和見菌(優勢なほうへ加勢する特徴を持つ菌)という3つのグループに分けられています。
「やせ菌」のバクテロイデス菌と「でぶ菌」のファーミキューテス菌は日和見菌のグループに分類されるものです。善玉菌が優位だと腸内フローラを良くする方向に働く「やせ菌」が増え、反対に悪玉菌が優位になれば「でぶ菌」が増えます。
生物学者ジェフリー・ゴードン教授(米国ワシントン大学)の研究により、太りやすい人の腸内にはでぶ菌が多くやせ菌が少ないことが明らかになりました。この腸内細菌のバランスは、加齢や偏った食生活、不規則な生活習慣、過度なストレスなどによりバランスを崩しやすく、「やせ菌」と「でぶ菌」の比率も変わってしまうのです。
やせ菌を活性化させることは、太りにくく痩せやすいカラダ作りに大いに役立ちます。やせ菌は、水溶性の食物繊維やオリゴ糖といった一般的に腸に良いものが大好きです。
忙しいとどうしてもコンビニ弁当や外食に頼りがちになってしまうかもしれませんが、やせ菌を活性化させるためにも栄養バランスの取れた健康的な食生活を心掛けましょう。
ダイエットの落とし穴?辛いダイエットはリバウンドの原因!
さて、ダイエットというとどんなイメージがありますか?
最近ではCMの影響もありライザップと思い浮かぶ人が多いでしょう。パーソナルトレーナーによる徹底した食事制限とプライベートジムでのスペシャルトレーニングにより、ぽっちゃりしていた芸能人が続々と痩せて、自慢のスリムBODYを披露していますよね。
このようにダイエットは、辛~い食事制限やストイックに運動をしなければならないというイメージがあります。
・糖質制限
・グルテンフリー
・ファスティング(断食)
・プロテインダイエット
・皇居ラン
・ホットヨガ
・VRフィットネス
・プライベートジムでのパーソナルトレーニング
・加圧トレーニング
次から次へと新しいダイエット方法が登場しますが、どれもこれも時間やお金のかかるものが多く、何よりも自分自身の強い意志がないと続けられないものばかりです。
・長続きしなかった
・筋肉痛が辛くてすぐ辞めた
・空腹に耐えられなかった
・たいして痩せられなかったから辞めた
これでは…いつまでたっても痩せられるはずがありません。
そして何よりも問題なのは、「痩せたいのに痩せられない」「食べたいのに食べられない」というダイエットによるストレスで、暴飲暴食に走ってしまいリバウンドするというダイエットの悪循環に陥ってしまうことです。
おすすめダイエット法6選
重要な基礎代謝、燃焼系脂肪細胞「褐色脂肪細胞」、潜在酵素はどれも加齢とともに少なくなってしまいます。今までと同じ生活では太ってしまうということです。
さて、痩せるためにはどうしたらいいのでしょうか?効率良くキレイに痩せるためにおすすめなダイエット法をご紹介します。
脂肪燃焼!有酸素運動
身体に蓄えられた脂肪を減らして痩せるには、脂肪を燃焼させてくれる有酸素運動をすることが重要です。運動には、ウォーキングやランニングなどの有酸素運動と、筋トレなどの無酸素運動があります。
有酸素運動が脂肪燃焼に効果があるのは、脂肪が燃焼する時のエネルギー源が酸素だからです。脂肪を燃焼させるためには、ウォーキングなどの有酸素運動は20分以上おこなったほうがいいといわれています。
それは脂肪がエネルギーとして使われる順番のためです。運動を始めるとまず最初に、血液中の糖を使い、次に筋肉の中にあるグリコーゲン(糖分)、脂肪が使われるのは3番目。そのため、有酸素運動は一定時間継続する必要があるのです。
燃焼効率UP!筋トレは有酸素運動の前に!
筋トレは無酸素運動なので、脂肪を燃やすことはできません。しかし、筋トレをすることで筋肉量が増えると代謝はグンとが上がるため、有酸素運動による脂肪の燃焼効率をアップすることができます。
また、筋トレにより、筋肉量が増えると基礎代謝量も上がりますので、何もしていないときの消費カロリーを増やすことにつながるのです。太りにくく痩せやすいカラダを作るために筋トレはとても重要といえるでしょう。
特に、褐色脂肪細胞がたくさんある背筋(健康骨周り)を鍛えることは、褐色脂肪細胞の活性化にもなるので、おすすめです。姿勢も良くなりますし、背中の肉がブラジャーに食い込むことの予防にも効果的ですよ。
吸収率を下げる!食べ順ダイエット!
「食べる順番」を変えるだけの簡単な方法で、いつもと同じ食事量でも、体に脂肪がつきにくくなります。吸収率が変わるということです。
1.食物繊維
2.タンパク質、脂質
3.炭水化物
食物繊維を先に摂取することで、食事による血糖値の上昇やが緩やかになり、糖や脂質の吸収を抑制されます。また、炭水化物の前にタンパク質や脂質を摂取することも、食後の血糖上昇を抑制するのに有効です。
とにかくベジタブルファーストを徹底しましょう。また、食物繊維はヤセ菌の大好物でもあるので、積極的に摂取してくださいね。
部分痩せ!凸凹セルライトを一掃!脂肪溶解注射!
運動や食事制限だけではなかなか落とすことができないダイエットの強敵がセルライトです。太ももやお尻、二の腕をつまむとセルライトが凸凹していて嫌ですよね。
脂肪溶解注射は、セルライトがたくさんの痩せたい部分をスッキリとさせることができます。痩せたい部分に脂肪細胞を溶解する作用のある成分を直接注入することで、脂肪細胞の数を減少させられるのです。
セルライトや脂肪の減少に効果があるだけでなく、細胞の活性化を促す作用もあるため、皮膚のたるみを改善し若々しくハリのある健康的な肌に導いてくれます。
究極のダイエット!脂肪吸引!
長い年月をかけて蓄えた脂肪細胞を短期間で減らすのは至難の業です。一気に痩せようとして極端な食事制限をすると貧血や栄養失調になってしまい、健康に害をおよぼすこともあります。
しかし、脂肪吸引であれば痩せたい部分の「余分な脂肪細胞」を一度の手術でスッキリと取り除くことができるのです。脂肪細胞の数そのものを減らすことができますので、リバウンドの心配がないのが最大のメリットだといえるでしょう。
メディカルダイエット!「ゼニカル」「サノレックス」
ドラッグストアなどでもたくさんのダイエットサプリメントや健康食品が販売されています。しかし、そのダイエット効果や安全性、有用性が保証されているものは多くありません。
メディカルダイエットのゼニカルとサノレックスは、肥満の改善を目的として医療機関で医師が処方するお薬ですので、効果有用性や安全性がしっかりとしています。
サノレックスは、食欲を抑制する作用があるお薬です。新陳代謝を上げる効果もあるので、有酸素運動と組み合わせて効率よく脂肪を燃焼することができます。
ゼニカルは、脂質の吸収を抑制する作用があるお薬です。普通に食事をしていてもゼニカルを飲むだけで、食事で摂取した脂質最大で30%くらいカロリーオフすることができます。
おわりに
いかがでしたか? ダイエットはまさに「言うは易し、行うは難し」です!「ダイエットは明日からする~!」をいつまでも続けていては、どんどん痩せにくくなってしまいます。
時の流れは止められません。どんなにもがきあがいても、どんどん年を取ります。おばあちゃんになってから痩せたって意味がないんです。さあ、痩せたいなら行動あるのみ!今すぐ始めましょう!
医療の力を活用することはダイエットを成功させるためのとっておきの裏ワザです。そして、クリニックの医師やカウンセラーはダイエットの心強いサポーターとして、いつでも相談にのります。
スリムなBODYになるためには、ちょっと努力が必要ですが、今回お伝えしたことをしっかりと押さえて、大人の女性らしく賢いダイエットをしてサラッとスリムになりましょう。