スコットランドで10月13日、魔法のような出来事があった。人里離れた山小屋に取り残されていた家族の救出に、あのホグワーツ特急がやってきたのだ。
人気映画シリーズ「ハリー・ポッター」でハリーたちを学校まで乗せていくホグワーツ特急。そのモデルとなった実在の蒸気機関車ジャコバイト号は現在、スコットランドハイランド地方の風光明媚な車窓を楽しめるルートを走行している。
10月13日、この列車は予定外の停車を行い、嵐でカヌーを流され人里離れた湖畔の山小屋に取り残されていた6人家族を救出した。
救出されたのは、ジョン・クルエットさんとその妻とその4人の子供たち(6〜12歳)だ。一家はエイルト湖畔の山小屋に滞在していたが、朝、目を覚まし、自分たちのカヌーが流されていることに気が付いた。
車を停めてある場所には沼地を5キロほど歩かなければたどり着けないことから、クルエットさんは警察に連絡し、何かよい方法がないかアドバイスを求めたという。
「警察にこう言われた。『次に近くを通過する列車に皆さんを救助してもらうよう手配した。信じられないだろうが、その列車はホグワーツ特急の蒸気機関車だ。子供たちは大喜びだろうね』」。クルエットさんは15日、そう語った。
子供たちは皆ハリー・ポッターのファンで、今回の出来事には「本当に興奮していた」という。
「子供たちはハリー・ポッターの映画も知っているし、ハイランド地方がそのロケ地であることも知っている。でも実際にジャコバイト号の姿を目にするまでは、頭の中を整理できなかったようだ」とクルエットさんは語る。
スコットランド中央部のスターリングにある教会の牧師だというクルエットさん。カヌーが誰かに発見され、今回の件が完璧なハッピーエンドで終わることを期待しているという。
「きっとそのうち見つかるだろう。長さは5メートル弱、フロート付きの赤いカヌーだ」とクルエットさんは語る。
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