56歳男の車、バイク前に割り込み2人がケガ
京都地検、「危険運転致傷」に切り替え
走行中のバイクの前に乗用車を強引に割り込ませて転倒させ、バイクの運転手らにけがを負わせたなどとして、京都地検が、京都市上京区、調理師橋本雅治容疑者(56)を自動車運転死傷行為処罰法違反(危険運転致傷)と道路交通法違反(ひき逃げ)で起訴したことがわかった。
橋本容疑者は、同処罰法違反(過失運転致傷)などの容疑で逮捕されたが、約150メートルにわたってバイクをあおるなど危険な運転を繰り返していたことから、地検はより量刑の重い危険運転致傷に切り替えた。
起訴は8月25日付。起訴状などによると、橋本容疑者は8月4日午前1時頃、京都市中京区の市道で、男子大学生(当時20歳)が運転するバイクの前に車を割り込ませ、男子大学生と同乗の女子大学生(当時18歳)の足などにけがを負わせたとされる。
事故当時、バイクの前を走っていたタクシーのドライブレコーダーに、橋本容疑者運転の車がクラクションを鳴らしたり、バイクをあおったりする様子が撮影されていた。橋本容疑者は京都府警の調べに、「バイクのスピードが遅かったので、驚かせてやろうと思った」と話しているという。
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