沖縄移住から4ヶ月あまり・・
より深く沖縄文化を知るため、
沖縄県民に墓地を案内してもらいました。
で・・・・・墓を見て驚きました。
沖縄のお墓がデカイ!
スケールが全然違う!
🔺古代遺跡のような外観でした。
お墓の中心には小さな入口があります。
なんだか・・人が住めそうな・・・・・
なんでも・・・・戦時中は、
この巨大なお墓が防空壕の役割をしていたとか・・
っそして墓の前には広いスペースがとられており、
お盆には親戚が集まって、
お墓の前で宴会をするのだとか・・・
独特な文化ですね・・・・・
こんな沖縄の墓事情を聞いていると、
「内地のお墓はどんな形なの?」
と沖縄県民に尋ねられました。
ああ・・そう・・・・だなぁ・・・
私の家のお墓は・・
地元の山を車でグルグルと登った先にありました。
墓参りに行く時は、
親戚のジー様とバー様を連れて行きます。
何せ墓地がわかりにくい場所にあるので、
私一人ではなかなか辿り着けないのです。
こうして山を進み続けると・・・
平らな畑のような場所にたどり着きます。
この平らな地面のいたるトコロには・・・
沢山のボコッとした膨らみがあります。
そうです・・・・・
我がご先祖様はここに埋まっているのです。
つまり『土葬』ですね。
都会じゃあまり見かけないかもしれません。
すると・・・ジー様が
「コレ撒け~」
と言って米の入った袋を渡してきます。
なんで米を撒くのかは知りません。
しかし・・・困りました。
(どれが一族の墓だっただろうか?)
ここには沢山の遺体が埋められており、
名前などの目印は一切ありません。
(うーん?ドレとドレだっけ???)
ジー様に聞いても・・・
「あぁ~・・・・」
と首をひねってしまいます。
ジー様はしばらく考えた末に、
「ソレとソレじゃないか・・?」
と言うので・・・
私は指示された墓に米を撒きます。
パッパッ・・・・・パッパッ
こうパッパッと米を撒いても・・・・・
なにせ大量の米を持ってきているので、
ずいぶんな量が余ってしまいます。
余った米を見たジー様は・・・・
「余らせるのはもったいない!
全部の墓に米を撒いとけ!」
と言うのです。
あっははっ・・・・・
いつもの事です。
ジー様はどれが一族の墓かわからないから、
結局、全部の墓に米を撒こうとするのです。
「墓の場所がわからん!」
とは言えなかったのしょう。(たぶん)
ほんと・・・・
意地っ張りなジー様だった・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・そんな墓の話をすると・・・
「え~内地の墓は変わってるね~」
と沖縄県民の彼女に驚かれました。
ハハ・・・まぁお互い様だと思いますけどね。
住む地域によって、
埋葬文化は変わってきますよね。
いやーしかし沖縄は大きな墓でした・・・
こんな沖縄の墓文化を、
興味深く拝見したのですが・・・
・・・帰り際にハッと気づきました。
あっそうだ・・・
もう他人事じゃない!
家族から絶縁され、
沖縄に移住した私が死んだ場合、
この巨大な墓に入る可能性もある・・・
そう考えてみると・・・ううっ!!!
なんだかカラダがゾクゾクしました。
沖縄はお墓も刺激的でした・・・・
おしまい