タカシマヤプラチナデビットカードが到着 国内では常時2%還元も
先日ソニー銀行で申し込んだ、タカシマヤプラチナデビットカードが到着した。
高島屋デビットカードは、年会費3万円(税抜)のデビットカードとなる。クレジットカードではなく、デビットカードのため、審査も特になしでポラチナカードが発行される。申し込んでから1週間程度でデビットカードが郵送されると表示があったが、5日程度で到着した。
ソニー銀行のClub Sはプラチナステージで還元率が2%に
タカシマヤプラチナデビットカードの特典は高島屋だけの特典ではない。発行がソニー銀行のため、ソニー銀行の特典も用意されている。Club Sのプラチナステージ特典だ。
ソニー銀行のClub Sのプラチナのメリットは他行あての振込手数料が月11回無料になったり、海外ATM利用料が5回まで無料になる特典がある。国内ATMの場合は、提携ATMで何度入出金しても無料だ。また、米ドルのコストが8銭(通常15銭)、豪ドルが30銭(通常45銭)など、為替手数料の優遇もある。
ただし、プラチナステージでは、国内でのSony Bank WALLETのキャッシュバック率が2.0%となるところが、タカシマヤプラチナデビットカードの場合はキャッシュバックは対象外。しかし、国内での利用時には2%のタカシマヤポイントが貯まるので国内での還元率は2%ということになる。
申し込みの翌日には、ソニー銀行の優遇プログラム「Club S」のステージがプラチナとなっていることを確認した。
高島屋でのポイントは常時10%!
また、最大の特徴とも言えるのが、高島屋での利用についてだ。タカシマヤカードの場合、高島屋での買い物時には8%のタカシマヤポイントを獲得できるが、タカシマヤプラチナデビットカードの場合は8%のタカシマヤポイントに加え、Visaデビット利用時の2%のタカシマヤポイントを獲得できる。つまり、高島屋でタカシマヤプラチナデビットカードを利用すると常時10%のタカシマヤポイントを獲得できるということだ。タカシマヤカード《ゴールド》を高島屋で年間100万円使った時と同じ還元率となる。
貯まったタカシマヤポイントは、2,000円分のお買物券に交換して使うことになるが、タカシマヤカード保有者であればANAのマイルに交換できることも知っているのではないだろうか。
この、高島屋のお買物券をANAのマイルに交換できるのかを確認したが、タカシマヤプラチナデビットカードの場合はマイル交換はできないとのことだった。しかし、タカシマヤカードとタカシマヤプラチナデビットカードで発券されるお買物券が異なるものかを確認したが、同一のものということであったため、別途タカシマヤカードまたはタカシマヤカード《ゴールド》を保有していれば、タカシマヤプラチナデビットカードで発券したお買物券をタカシマヤカードとともにタカシマヤ カードカウンターに持ってくとマイルへの交換ができるのではないだろうか。
高島屋で購入した商品は自宅まで無料配送
タカシマヤカード《ゴールド》の保有で利用できるのが、高島屋に設置されている「メンバーズサロン」だ。クロークサービスやドリンクサービスなどを利用することができる。また、駐車場サービスもあり、購入金額にかかわらず最大5時間まで無料となる。
この特典に加えて、タカシマヤプラチナデビットカードの場合は日本橋店、新宿店、玉川店、横浜店、大阪店、京都店で指定するレストラン・喫茶でドリンクサービスなどの特典が用意され、さらに、高島屋で購入した商品(生鮮品などは対象外)は、数量・大きさに関わらず、自宅まで無料で配送してくれるサービスもある。
タカシマヤカード《ゴールド》とタカシマヤプラチナデビットカードの年会費の差は2万円(税抜)となるため、高島屋での特典もゴールドより追加しているのだろう。
海外旅行特典は?
タカシマヤプラチナデビットカードは、プラチナカードといえども、プライオリティ・パスは付帯しない。従って、海外国際空港のラウンジの利用はできないので注意が必要だ。
海外旅行保険は、タカシマヤカード《ゴールド》の方が携行品損害・救援者費用について金額が高いなど補償内容も違う。ただし、タカシマヤプラチナデビットカードの場合は、家族特約もあるため、家族カードがないデビットカードでも家族分の補償があるメリットも有る。
カード名 | タカシマヤカード | タカシマヤカード《ゴールド》 | タカシマヤプラチナデビットカード | |||||
付帯条件 | 利用付帯 | 利用付帯 | 自動付帯 | 利用付帯 | 自動付帯 | |||
対象会員 | 本会員・家族会員 | 本会員・家族会員 | 本会員 | 家族 | 本会員 | 家族 | ||
海外旅行傷害保険 | 傷害死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 | 最高1億円 | 最高5,000万円 | 最高1億円 | 最高1,000万円 | 最高1億円 | 最高1,000万円 |
傷害治療費用 | 100万円 | 300万円 | 300万円 | 300万円 | 200万円 | 300万円 | 200万円 | |
疾病治療費用 | 100万円 | 300万円 | 300万円 | 300万円 | 200万円 | 300万円 | 200万円 | |
賠償責任 | 2,000万円 | 1億円 | 1億円 | 3,000万円 | 2,000万円 | 3,000万円 | 2,000万円 | |
携行品(自己負担額3,000円) | 10万円 | 100万円 | 100万円 | 50万円 | 20万円 | 50万円 | 20万円 | |
救援者費用等 | 100万円 | 400万円 | 400万円 | 300万円 | 200万円 | 300万円 | 200万円 | |
国内旅行傷害保険 | 傷害死亡・後遺障害 | 最高1,000万円 | 最高5,000万円 | ─ | 最高5,000万円 | 最高500万円 | ─ | |
傷害入院保険金日額 | 1,500円 | 5,000円 | ─ | 5,000円 | 2,000円 | ─ | ||
傷害通院保険金日額 | 1,000円 | 3,000円 | ─ | 3,000円 | 1,000円 | ─ |
外貨両替に関しては、ソニー銀行の特典として、購入・売却時の為替コストが米ドルとユーロが8銭など優遇がある。さらに、外貨普通預金口座を開設しておくと、米ドルやユーロ、英ポンド、豪ドルなどは、残高からショッピングや現地通貨の引き出しも可能となる。
円高の時に両替し、旅行時には両替した残高から直接買い物できるため、両替にかかる為替コストを抑えることが可能だ。ただし、海外利用分については、タカシマヤポイントは対象外となっている。
Visaプラチナサービスの利用が可能
プラチナカードとしての特典は、Visaプラチナサービスの利用が可能だ。コンシェルジュデスクのVPCC、Visaプラチナトラベル、Visaプラチナゴルフなどの利用もできる。
申し込み当初は、VPCCの利用可能カード一覧にタカシマヤプラチナデビットカードは入っていなかったが、先程確認した所、タカシマヤプラチナデビットカードも追記されていた。
クレジットカードとデビットカードの違いがあり、正直、タカシマヤプラチナデビットカードの対象者が難しいような気もするが、審査なしのプラチナカードという点で、面白いカードではないだろうか。