2020年東京五輪・パラリンピックのナンバープレート や、
2019年ラグビーW杯のナンバープレート などの「記念のナンバープレート」。
本来の目的とは違う予想外の需要があるそうです。
東京オリンピック・パラリンピックを3年後に控え、今月(2017年10月)の10日から交付が始まったのが、大会特別仕様のナンバープレート。
特徴は東京五輪のロゴと、12色の放射線をあしらった図柄です。
新車や中古車の購入時だけでなく、ナンバープレートの交付料金を払えば、既にあるナンバーを図柄入りに交換することもできます。
3万台分ほどの申込みが来ているそうですが、申請する車種には特徴があるといいます。
軽自動車で2万台強、登録自動車の方で7000台弱と、申し込みの7割が軽自動車だということです。
軽自動車のナンバープレートの色といえば「黄色」。
これを五輪ナンバーに変えると、軽自動車が普通車のように見えるというのです。
軽自動車が黄色ナンバーになったのは、かつては高速道路上での制限速度に違いがあったため、取り締まりなどの際に、普通車と区別しやすいように定められたものでした。
今年(2017年)の4月から交付を開始した、「2019年ラグビーW杯」のナンバープレートにいたっては、
約19万件の登録のうち、軽自動車が9割にものぼっているということです。
そもそも、これらの記念のナンバープレートは、大会をより多くの人に知ってもらい盛り上げるためという目的があります。
そして、各自治体でも来年(2018年)から本格的に地域の名産や、ゆるキャラなどを使ったご当地ナンバープレートを交付できるようになります。
国土交通省では現在、40以上の自治体などから申し込みがきていて、18年10月ごろから順次交付していくということです。