東京電力福島第一原発から4キロ離れた病院に勤務していた伴場さんは、病院の外で患者を避難させている途中、乾いたような音を耳にする。それは福島第一原発が水素爆発した音だった。
もっと早く情報が伝えられていればという思いは今でも強い
“割に乾いた音だったような感じがしますね。
ただ、物が降ってきたのはちょっと。
多分建屋の断熱材みたいな感じの、ヒラヒラしたような物が降ってきた。あれ?やられちゃったかな? と”
原発事故を間近で体験した住民たち。事故当時、周辺地域ではいったいどんなことが起きていたのか。彼らの証言からそのときの様子を振り返る。