「立原えりかの『グリム童話』絵本原画展」が、兵庫県南あわじ市松帆西路の滝川記念美術館「玉青館」で開かれている。童話作家、立原さんの文章に、イラストレーターや絵本作家など24人が、それぞれの世界観、技法を用いて描いた作品25点が並ぶ。12月3日まで。
200以上あるグリム童話から立原さんが選んで文章を書き、各イラストレーターや絵本作家らが、その童話を一つの作品で表現している。
尼崎市出身で人気アニメ「忍たま乱太郎」の作者尼子騒兵衛さんは童話「オオカミと七匹の子ヤギ」の作品を描いた。子ヤギたちに忍たま乱太郎のキャラクターを重ね合わせて楽しめる。加西市出身の絵本作家、永田萠さんは童話「雪白とバラ赤」を描いた。
ほかにも、「ごんぎつね」の黒井健さんら第一線で活躍中の作家らの原画がずらり。水彩絵の具からコンピューターグラフィックや切り絵まで、プロの技法が楽しめる。
入館料は大人300円など。月曜休み。同館TEL0799・36・2314
(高田康夫)