格安SIMのことがわかるユーザーイベント「IIJmio meeting 17」を紹介!

NTTドコモなどの大手携帯電話会社(MNO)から回線を借りて携帯電話サービスを提供している仮想移動体通信事業者(MVNO)ではシェア争いのトップ集団にいる「IIJmio」などを展開するインターネットイニシアティブ(以下、IIJ)。

毎月の携帯電話利用料を安く抑えることができる「格安SIM」が話題となっていますが、その多くがMVNOであることからIIJの注目度も高くなっており、同社は格安SIMやMVNOなどの理解を深めてもらうためにユーザー向けイベント「IIJmio meeting」を年4回開催しています。

その第17回目となる「IIJmio meeting 17」が大阪と東京で開催されました。筆者もこのうちの2017年10月14日(土)に東京・飯田橋にあるIIJ本社にて行われた東京会場に参加してきましたので、今回は主に初心者向けセミナーと展示ブースについて紹介したいと思います。

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IIJmio meeting 17の東京会場における展示ブース

IIJmio meetingでは毎回、IIJが販売しているSIMフリースマートフォン(スマホ)などの製品を展示しています。この展示ブースでは単に製品が並べられているだけでなく、回によって異なりますが、メーカーの担当者が実際に来て自社製品の紹介をしていることもあります。

今回は直前の10月12日に新しくIIJmioでも販売が開始された最新機種「honor 9」といった「honor」ブランドを展開する華為技術日本(以下、ファーウェイ・ジャパン)と、今年4月に発売された「VAIO Phone A」やパソコン(PC)などの「VAIO」ブランドを展開するバイオ(VAIO)の2社が出展していました。

ファーウェイ・ジャパンでは当然のように「honor 9」が展示されていたほか、スマートバンド「Huawei Band 2」および「Huawei Band Pro」もありました。honor 9は背面の美しいガラスが特長的で、背面にダブルレンズカメラを搭載したハイエンドスマホです。

実際に手にとってみると、HiSilicon製オクタコアCPU「Kirin 960」や4GB内蔵メモリー(RAM)を搭載していることからサクサクと快適に動作するのが印象的です。また約5.15インチフルHD(1080×1920ドット)IPS液晶を搭載し、サイズ感も良いです。

最大の特長的であるダブルレンズカメラには、ファーウェイ・ジャパンのフラッグシップスマホ「HUAWEI P10」と同じ約2000万画素のモノクロセンサーと約1200万画素のカラーセンサーを搭載し、被写体の細部をくっきりと写し出すことができるハイブリッドズームを搭載しています。

また人物に焦点を当てて背景を一眼カメラのようにぼかすことができる「ポートレートモード」や撮影した後にピント調整できる「ワイドアパーチャ」機能も搭載。フロントカメラは約800万画素で、自撮り(セルフィー)で便利な「ビューティーモード」では小麦色の筆者の肌色も色白になりました。

一方、Huawei Band 2・Proは心拍センサー付きで3週間充電不要のスマートバンドで、スマートウォッチはほぼ毎日充電しなければなりませんが、こちらのHuawei Band 2・Proなら3週間バッテリーが持つため、充電をし忘れそうな方でも安心です。

なお、IIJmioではhonor 9とのSIMカードのセット販売をしており、11月6日(月)までの期間限定でさまざまなキャンペーンを行なっており、お得に購入することができるようになっています。

続いて、VAIOでは先日モデルチェンジされたばかりのLTE対応のノートPC「VAIO S11」と「VAIO S13」をさっそく展示していました。第7世代Core iシリーズを搭載しパワーアップ。VAIO S11には全モデルから引き続き、また新たにVAIO S13にもSIMフリーのLTEモジュール搭載モデルが誕生しました。

さらにVAIO S11も旧モデルより対応周波数帯が増え、4G(LTE)はNTTドコモだけでなく、auやソフトバンクに対応しています。その他、カナダのFreedom Mobileが採用したバンド66にも対応しているため、海外主張時に試すことができそうです。SIMカードはmicroSIMカード(3FF)サイズで、旧モデルのVAIO S11ではなかったSIMスロットカバーが付きました。

ただし、IIJmioでこれらのVAIO S11やVAIO S13を購入することはできないのですが、今購入するとキャンペーンでIIJmioの1GB分がチャージされたプリペイドSIMがプレゼントされるキャンペーンをやっています。

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展示コーナーには9月23日に発売されたZenFone 4およびZenFone Selfie Pro 4も展示


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LenovoのノートPC「YOGA Book」も展示

今回、IIJが取り扱っている製品で目立っていたのはLenovo製「YOGA Book」です。SIMカードが入るAndroidを搭載タブレットとしてキーボードが付いているYOGA Bookを展示していました。

YOGA Bookは物理キーボードではなく、必要なときだけ表示されるHaloキーボードを搭載しており、キーボード上で絵を描くことでリアルタイムにディスプレイに表示しそのままデータで保存することができます。

またSIMカードを装着することができ、外出先で絵を描いてそのままSNSに投稿するといった使い方ができ様々な使い方ができそうです。

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初心者向けセッション「みおふぉん教室」

続いて、IIJmio meeting 17での初心者向けセッション「みおふぉん教室」の紹介をしていきます。今回は「サポートセンターの現場から」と題して実際にサポートセンターで働いている周氏からIIJmioのサポートサービスの概要などが紹介されていました。

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IIJmioではauの回線を利用した「タイプA」とNTTドコモの回線を利用した「タイプD」が提供されています。タイプAとタイプDでは料金は変わりませんが、タイプAではデータ通信専用SIMがなく、SMS機能付きSIMと音声通話機能付きSIMを提供しています。

またプランの違いは特になく、バンドルクーポンが3GBのミニマムスタートプランと6GBのライトスタートプラン、10GBのファミリーシェアプランの3つが提供されています。

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パッケージの購入や契約方法としてはIIJmioの公式Webサイトより直接申し込むか店頭やショッピングサイトでパッケージを購入、直接取扱いのある店舗にてお申込みといった方法があります。さらに郵便局に置いてあるカタログにて資料請求をし端末セットでも申し込むことが可能です。

契約に必要なのは本人名義のクレジットカード、インターネットとPCなど、メールアドレス、本人確認書類が必要となっています。IIJmioでは他社から乗り換え(MNP)による転入することも可能となっています。

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さらにIIJmioでは電話やメール、チャット、Twitterでの問い合わせを受け付けており、消費者にとって最適な方法を選択することが可能で、電話による問い合わせでは迅速に回答を得られることができ、Twitterでは技術者から直接回答を得られます。

またチャットによる問い合わせでは電話ができない環境においてでも質問でき、メールによる問い合わせでは好きな時間にいつでも問い合わせることができるなど、その性質によって適宜、便利な方法を選ぶと良いでしょう。

初心者向けのセッションでわかりやすい内容となっている「みおふぉん教室」、今回はサポートセンターの方が説明してくれたことによって詳しくわかっていない筆者でも理解しやすい内容となっていました。

IIJでは今回のIIJmio meeting 17におけるセッションを以下にて公開していますので、興味がある方はチェックしてみてください。読者のみなさまがIIJmioを契約する際に参考のひとつににしていただければ幸いです。

IIJmio meeting 17 みおふぉん教室 サポートセンターの現場から
IIJmio meeting 17 MVNOの制度について
IIJmio meeting 17 DSDSと着信シーケンスについて
IIJmio meeting 17 IIJmip Updates 2017/07~2017/09




記事執筆:hiroaki


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